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◆ トランプ大統領の本気度(2)中国

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アメリカ国防総省
太平洋合同演習への
中国招待を撤回

2018.05.24
(http://www.afpbb.com/articles/-/3175734?cx_part=topstory )

米国防総省、太平洋合同演習への中国招待を撤回
2014年の環太平洋合同演習リムパック)」の様子
米海軍が公開資料写真2014年7月8日撮影)。
(c)AFP PHOTO /US NAVY/ Amanda R. Gray/ HANDOUT



米国防総省(Pentagon)は、米海軍が隔年で実施している合同海洋軍事演習「環太平洋合同演習(リムパック、RIMPAC)」について、中国に対する今年の参加招請を撤回すると表明した。

中国による南シナ海の継続的な軍事化が理由

米高官が23日明らかにした。


中国の王毅外相は同日、ワシントンで行ったマイク・ポンペオ米国務長官との会談後の記者会見で、米側の決定は「非建設的」だと述べた。


米中間では今週、ドナルド・トランプ米大統領が、貿易戦争回避を目的とする交渉に満足していないと述べたり、米朝首脳会談の中止を警告した北朝鮮の動きに習近平中国国家主席が関与した可能性を示唆したりと、関係の緊張を示す動きが続いている。


米国防総省のクリス・ローガン報道官は
「南シナ海の係争地形で中国が進める継続的な軍事化は、
緊張を高め、地域を不安定化させることにしかならない」
とした上で、
「中国人民解放軍海軍に対する2018年環太平洋合同演習への招待を取り消した。
中国の振る舞いはリムパック演習の理念と目的に一致しない」
と述べた。


同報道官は、国防総省には、南シナ海の南沙諸島(スプラトリー諸島)に属する「対立のある地形」に中国が対艦ミサイル、地対空ミサイルシステム、電波妨害装置を配備しているという強力な証拠があると説明。


その上で「中国は(同諸島における)島建設の目的を、海洋安全、航海支援、捜索・救助、漁業保護、他の非軍事機能の確保だと主張しているが、これらの兵器システムを配置する目的は軍事利用以外にない」と指摘した。


さらに同報道官は、中国爆撃機のウッディー島(永興島)着陸は緊張を悪化させただけだと述べた。


王外相は、中国側は招待取り消しの決定を
「非常に非建設的な動きと捉えている」
と表明。
「これは軽率な決定でもあり、中・米間の相互理解の助けにならない」
と述べた。


米海軍によると、今年のリムパックには当初、27か国から1000人余りの人員が参加する予定だった


同演習は米国、オーストラリア、カナダによって1971年に始まった後、1974年まで毎年実施されていたが、以降は規模の大きさのために隔年実施に変更された。

中国はこれまで2014年と2016年の2回参加している。(c)AFP/Thomas WATKINS


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