メキシコから米国へ
国境の壁を2分足らずで突破
2018.04.08
(http://www.afpbb.com/articles/-/3170410?cx_position=15 )
メキシコのシウダフアレスで、国境の壁を乗り越えて
米ニューメキシコ州のサンランドパーク側に越境する若者
(2018年4月7日撮影)。(c)AFP PHOTO / HERIKA MARTINEZ
ドナルド・トランプ米大統領は不法入国者の取り締まり強化対策として米南部のメキシコ国境地帯に数千人規模で州兵を配備するよう指示した。
だが、それも米国へ行きたいと強く願う1人の若者の決意を覆すことはなかった。
このメキシコ人の若者は6日、仲間の助けを借りて米メキシコ間の壁をよじ登って越え、米国側に入ることに成功した。
この若者の越境を手助けした男性は3人。
2人は壁を登る若者を押し上げる役で、もう1人は見張り番だ。
若者は友人の手を借りてさびついた金属製の壁をよじ登り、壁を越えてメキシコ側のシウダフアレスから米国側のニューメキシコ州サンランドパークに入った。
わずか2分足らずの出来事だった。
メキシコ南部出身だという若者は国境を越えた後、砂漠のかなたの地平線上にかすかに見える集落を目指して走っていき、姿が見えなくなった。
越境を手伝った男性の一人は「実現するのはいつになるかわからなかったけど、あいつは諦めなかったんだ!」とAFPに語った。
男性は、高さ6メートルの国境壁をたった1分でよじ登る人たちをたくさん見てきたと話すと、米税関国境警備局に見つかるのを恐れて走り去った。
トランプ大統領は、報道で中米出身者ら1000人以上から成る移民「キャラバン(旅の一団)」が米国境に向かってメキシコ国内を移動中だと知ると、怒りのコメントを相次いでツイッターに投稿。
さらに5日には州兵部隊2000~4000人を国境に配備するよう指示した。
だがメキシコはトランプ氏の決定に反発している。(c)AFP
国境の壁を2分足らずで突破
2018.04.08
(http://www.afpbb.com/articles/-/3170410?cx_position=15 )
メキシコのシウダフアレスで、国境の壁を乗り越えて
米ニューメキシコ州のサンランドパーク側に越境する若者
(2018年4月7日撮影)。(c)AFP PHOTO / HERIKA MARTINEZ
ドナルド・トランプ米大統領は不法入国者の取り締まり強化対策として米南部のメキシコ国境地帯に数千人規模で州兵を配備するよう指示した。
だが、それも米国へ行きたいと強く願う1人の若者の決意を覆すことはなかった。
このメキシコ人の若者は6日、仲間の助けを借りて米メキシコ間の壁をよじ登って越え、米国側に入ることに成功した。
この若者の越境を手助けした男性は3人。
2人は壁を登る若者を押し上げる役で、もう1人は見張り番だ。
若者は友人の手を借りてさびついた金属製の壁をよじ登り、壁を越えてメキシコ側のシウダフアレスから米国側のニューメキシコ州サンランドパークに入った。
わずか2分足らずの出来事だった。
メキシコ南部出身だという若者は国境を越えた後、砂漠のかなたの地平線上にかすかに見える集落を目指して走っていき、姿が見えなくなった。
越境を手伝った男性の一人は「実現するのはいつになるかわからなかったけど、あいつは諦めなかったんだ!」とAFPに語った。
男性は、高さ6メートルの国境壁をたった1分でよじ登る人たちをたくさん見てきたと話すと、米税関国境警備局に見つかるのを恐れて走り去った。
トランプ大統領は、報道で中米出身者ら1000人以上から成る移民「キャラバン(旅の一団)」が米国境に向かってメキシコ国内を移動中だと知ると、怒りのコメントを相次いでツイッターに投稿。
さらに5日には州兵部隊2000~4000人を国境に配備するよう指示した。
だがメキシコはトランプ氏の決定に反発している。(c)AFP
【アメリカを読む】
ポルノ女優が告白したトランプ氏との“情事”
全米興味津々だが支持率は…
2018.04.13
(http://www.sankei.com/premium/news/180413/prm1804130003-n1.html )
2007年2月、グラミー賞授賞式に出席した際の
ストーミー・ダニエルズさん(AP)
トランプ米大統領に再び女性スキャンダルが襲っている。
大統領との「不倫関係」を告白したポルノ女優に対し、側近がもみ消し工作を行った疑惑が連日、米メディアをにぎわしているのだ。
フランスなどと比べて、政治家の女性問題に厳しい目を向けてきたとされる米国の有権者。
だが、女性にからむ疑惑が次々と報じられても、トランプ氏の支持率は低下しないという珍しい現象が起きている。
口止め料報道で過熱
トランプ氏をめぐっては大統領選挙の期間中から、10人以上の女性がセクハラ被害を訴えたり、同氏との「不倫関係」を告白したりしてきた。
その中で、いま最も注目を集めている疑惑が、有名なポルノ女優、ストーミー・ダニエルズ(本名・ステファニー・クリフォード)さん(39)との関係だ。
ダニエルズさんとの関係はかねてからメディアで報じられてきたが、今年1月、有力紙ウォールストリート・ジャーナルが、2016年の大統領選直前にトランプ氏の弁護士、マイケル・コーエン氏がダニエルズさんに対し、トランプ氏との関係を口外しないよう口止め料として13万ドル(約1365万円)を支払ったとの疑惑を報じてから、一気に過熱した。
ダニエルズさんはいったんトランプ氏との関係を否定するコメントを出したものの、その後、「コーエン氏に脅され、関係を否定する偽の文書に署名させられた」と主張。
3月には、関係を口外しないとした合意の無効を求めて提訴するなど、トランプ氏側と全面対決の姿勢をみせている。
3月25日夜には、渦中のダニエルズさんがCBSの報道番組「60ミニッツ」に出演。
人気キャスターのアンダーソン・クーパー氏を相手に、「トランプ氏と性的関係を持った」と告白すると、2200万人の視聴者数を記録。
同番組では2008年の大統領選後、オバマ前大統領夫妻が登場した回(2500万人)以来の高い数字となったという。
夫人の出産直後?
ダニエルズさんの言い分はこうだ。
トランプ氏との出合いは、2006年7月のゴルフのトーナメント大会。
夕食に誘われて、ホテルのスイートルームで密会したという。
メラニア夫人が長男バロンくんを出産した直後だったが、夫人について、トランプ氏は「心配しなくていい。寝室は別だ」と発言。
また「君は特別で、娘を思い出させる。聡明で美しく、手ごわい女性だ」などと口説き、お気に入りの長女イバンカさんを想起させる発言もあったという。
ダニエルズさんは11年5月、米ゴシップ誌との間でトランプ氏との関係を暴露することで合意したが、コーエン氏が訴訟を起こすと出版社に通告し、立ち消えに。
その数週間後、見知らぬ男から「トランプのことは忘れろ」と脅された― とも明かした。
また「私は性的被害者ではない」とも語り、トランプ氏が司会を務めていた番組への出演を持ちかけられ、ビジネスにつながると考えたという。
世論調査はダニエルズさんに「軍配」
一方、ホワイトハウスはダニエルズさんの主張を一貫して否定。
トランプ氏は、すべての女性の告発内容を「フェイクニュース」などと一切認めていない。
トランプ氏と、ダニエルズさんのどちらの言い分を信じるのか。
米各社の世論調査では、ダニエルズさんに軍配が上がっている。
調査会社「モーニング・コンサルト」と政治専門サイト「ポリティコ」の合同調査(3月26日~27日)によると、56%が「トランプ氏とダニエルズさんは関係があったと思う」と答え、「思わない」の9%を圧倒。
「分からない・意見なし」は35%だった。
にもかかわらず、直近の支持率に影響は出ていない。
CNNテレビの調査(3月22日~25日)では支持率42%となり、過去11カ月間で最高に。
主要各社の調査でも40%前後を維持し、支持離れが起きていないことが示されている。
その理由の一つに、“女性スキャンダル慣れ”があるようだ。
大統領選の直前に発覚した、2005年のトランプ氏による「有名人なら女を思うままにできる」といった女性蔑視発言が与えたショックがあまりに大きかったため、「ダニエルズさんの話は多くの人にとって想定の範囲内だった」と分析する米メディアもある。
福音派の支持強固
さらに、トランプ氏と、キリスト教福音派の蜜月関係も、影響しているとみられる。
米国人の約25%を占めるとされる米国最大の宗教勢力で、CNNの出口調査では8割がトランプ氏に投票したと回答した。
トランプ氏就任後も、保守派の連邦最高裁判事任命や、エルサレムへの在イスラエル大使館移転表明といった政策を全面的に支持。
女性問題が取り沙汰されても、トランプ氏の重要な支持基盤であり続けている。
ただ、福音派はキリスト教の伝統的な価値観を重んじ、過去には政治家の配偶者への裏切り行為を糾弾。
1998年のビル・クリントン元大統領(71)とホワイトハウス元実習生、モニカ・ルインスキーさん(44)の「浮気」問題の際には、批判の急先鋒となった。
こうした態度の違いについて、リベラル系メディアは「ポルノ女優の問題に騒がない福音派は、偽善者だ」(ニューヨーク・デーリー・ニューズ)と皮肉っている。(ニューヨーク 上塚真由)
ポルノ女優が告白したトランプ氏との“情事”
全米興味津々だが支持率は…
2018.04.13
(http://www.sankei.com/premium/news/180413/prm1804130003-n1.html )
2007年2月、グラミー賞授賞式に出席した際の
ストーミー・ダニエルズさん(AP)
トランプ米大統領に再び女性スキャンダルが襲っている。
大統領との「不倫関係」を告白したポルノ女優に対し、側近がもみ消し工作を行った疑惑が連日、米メディアをにぎわしているのだ。
フランスなどと比べて、政治家の女性問題に厳しい目を向けてきたとされる米国の有権者。
だが、女性にからむ疑惑が次々と報じられても、トランプ氏の支持率は低下しないという珍しい現象が起きている。
口止め料報道で過熱
トランプ氏をめぐっては大統領選挙の期間中から、10人以上の女性がセクハラ被害を訴えたり、同氏との「不倫関係」を告白したりしてきた。
その中で、いま最も注目を集めている疑惑が、有名なポルノ女優、ストーミー・ダニエルズ(本名・ステファニー・クリフォード)さん(39)との関係だ。
ダニエルズさんとの関係はかねてからメディアで報じられてきたが、今年1月、有力紙ウォールストリート・ジャーナルが、2016年の大統領選直前にトランプ氏の弁護士、マイケル・コーエン氏がダニエルズさんに対し、トランプ氏との関係を口外しないよう口止め料として13万ドル(約1365万円)を支払ったとの疑惑を報じてから、一気に過熱した。
ダニエルズさんはいったんトランプ氏との関係を否定するコメントを出したものの、その後、「コーエン氏に脅され、関係を否定する偽の文書に署名させられた」と主張。
3月には、関係を口外しないとした合意の無効を求めて提訴するなど、トランプ氏側と全面対決の姿勢をみせている。
3月25日夜には、渦中のダニエルズさんがCBSの報道番組「60ミニッツ」に出演。
人気キャスターのアンダーソン・クーパー氏を相手に、「トランプ氏と性的関係を持った」と告白すると、2200万人の視聴者数を記録。
同番組では2008年の大統領選後、オバマ前大統領夫妻が登場した回(2500万人)以来の高い数字となったという。
夫人の出産直後?
ダニエルズさんの言い分はこうだ。
トランプ氏との出合いは、2006年7月のゴルフのトーナメント大会。
夕食に誘われて、ホテルのスイートルームで密会したという。
メラニア夫人が長男バロンくんを出産した直後だったが、夫人について、トランプ氏は「心配しなくていい。寝室は別だ」と発言。
また「君は特別で、娘を思い出させる。聡明で美しく、手ごわい女性だ」などと口説き、お気に入りの長女イバンカさんを想起させる発言もあったという。
ダニエルズさんは11年5月、米ゴシップ誌との間でトランプ氏との関係を暴露することで合意したが、コーエン氏が訴訟を起こすと出版社に通告し、立ち消えに。
その数週間後、見知らぬ男から「トランプのことは忘れろ」と脅された― とも明かした。
また「私は性的被害者ではない」とも語り、トランプ氏が司会を務めていた番組への出演を持ちかけられ、ビジネスにつながると考えたという。
世論調査はダニエルズさんに「軍配」
一方、ホワイトハウスはダニエルズさんの主張を一貫して否定。
トランプ氏は、すべての女性の告発内容を「フェイクニュース」などと一切認めていない。
トランプ氏と、ダニエルズさんのどちらの言い分を信じるのか。
米各社の世論調査では、ダニエルズさんに軍配が上がっている。
調査会社「モーニング・コンサルト」と政治専門サイト「ポリティコ」の合同調査(3月26日~27日)によると、56%が「トランプ氏とダニエルズさんは関係があったと思う」と答え、「思わない」の9%を圧倒。
「分からない・意見なし」は35%だった。
にもかかわらず、直近の支持率に影響は出ていない。
CNNテレビの調査(3月22日~25日)では支持率42%となり、過去11カ月間で最高に。
主要各社の調査でも40%前後を維持し、支持離れが起きていないことが示されている。
その理由の一つに、“女性スキャンダル慣れ”があるようだ。
大統領選の直前に発覚した、2005年のトランプ氏による「有名人なら女を思うままにできる」といった女性蔑視発言が与えたショックがあまりに大きかったため、「ダニエルズさんの話は多くの人にとって想定の範囲内だった」と分析する米メディアもある。
福音派の支持強固
さらに、トランプ氏と、キリスト教福音派の蜜月関係も、影響しているとみられる。
米国人の約25%を占めるとされる米国最大の宗教勢力で、CNNの出口調査では8割がトランプ氏に投票したと回答した。
トランプ氏就任後も、保守派の連邦最高裁判事任命や、エルサレムへの在イスラエル大使館移転表明といった政策を全面的に支持。
女性問題が取り沙汰されても、トランプ氏の重要な支持基盤であり続けている。
ただ、福音派はキリスト教の伝統的な価値観を重んじ、過去には政治家の配偶者への裏切り行為を糾弾。
1998年のビル・クリントン元大統領(71)とホワイトハウス元実習生、モニカ・ルインスキーさん(44)の「浮気」問題の際には、批判の急先鋒となった。
こうした態度の違いについて、リベラル系メディアは「ポルノ女優の問題に騒がない福音派は、偽善者だ」(ニューヨーク・デーリー・ニューズ)と皮肉っている。(ニューヨーク 上塚真由)
米軍機事故
2013年度から4割増
国防予算減影響か
2018.04.13
(http://www.sankei.com/world/news/180413/wor1804130033-n1.html )
2017会計年度の米軍機の事故件数が13年度から約4割増え、少なくとも米兵133人が死亡したと、米軍事専門紙ミリタリー・タイムズが11日までに報じた。
同紙が情報公開請求などで入手した文書に基づき、2011~2017年度の戦闘機、爆撃機、輸送機、ヘリコプターなどの事故を調査。
国防予算が大幅に減った2013年度以降に事故が増加傾向となった。
総飛行時間は2013年度から年17万時間減ったが、事故は年656件から909件に39%増えた。(ワシントン 共同)
2013年度から4割増
国防予算減影響か
2018.04.13
(http://www.sankei.com/world/news/180413/wor1804130033-n1.html )
2017会計年度の米軍機の事故件数が13年度から約4割増え、少なくとも米兵133人が死亡したと、米軍事専門紙ミリタリー・タイムズが11日までに報じた。
同紙が情報公開請求などで入手した文書に基づき、2011~2017年度の戦闘機、爆撃機、輸送機、ヘリコプターなどの事故を調査。
国防予算が大幅に減った2013年度以降に事故が増加傾向となった。
総飛行時間は2013年度から年17万時間減ったが、事故は年656件から909件に39%増えた。(ワシントン 共同)