Quantcast
Channel: PSYCHO COUNTRY
Viewing all articles
Browse latest Browse all 820

◆ ゴルフばかりではない安倍流外交の功績

$
0
0
正論
異例なトランプ政権に日本は逆張りで投資
ゴルフばかりではない安倍流外交の功績
双日総合研究所チーフエコノミスト・吉崎達彦

2017.11.08
(http://www.sankei.com/column/news/171108/clm1711080005-n1.html )

吉崎達彦氏
吉崎達彦氏


底堅さを示すトランプ人気」≫


あの米大統領選挙から今日で1年である。

そして今週は、
トランプ大統領が初のアジア歴訪の皮切りとして
日本を訪れた。


異例ずくめの新大統領に、世界はこの1年振り回されてきた。

「大統領になれば、さすがにまともになるだろう」
という当初の期待はすぐに外れた。

逆に
「1年もたてばトランプ支持者が離れていくだろう」
というアンチ派の観測も当てが外れた。

全体の3割から4割程度の「トランプ支持層」の人気は
思いのほか底堅い。


とはいえ現政権は、正常に機能しているとは言い難い。

首席補佐官などの重要ポストは、半年後には大幅入れ替えとなった。

各省の局長クラスの人選も遅れている。

そして議会共和党との不協和音から「ロシアゲート」まで、
政権の足を引っ張る問題には事欠かない。

幸いアメリカ経済は好調が続いているけれども、
朝鮮半島有事のような問題に対応できるのか。

同盟国として、ときに不安を感じるところである。


それでも、この政権がまったく無意味に誕生したわけではなさそうだ。

トランプ大統領が「忘れられた人々」と呼ぶ
白人低所得層(※ & 白人中間層)は、
これまでほとんど政治的に顧みられてこなかった。

同性婚からLGBTまで、
早過ぎる価値観の変化についていけない、と感じていた人々も
少なくはなかった。

そういう有権者の声を掘り起こしたのはトランプ陣営の功績である。

民主主義が機能していないからではなく、
機能していたからこそ誕生した政権と捉えるべきだろう。


ジャクソニアンの伝統は覆らず


トランプ大統領が理想とし、ホワイトハウスの執務室に飾っているのは
第7代アンドリュー・ジャクソン大統領(任期1829~1837年)
の肖像画である。

「二十ドル札の人」と呼ぶ方が通りは良いかもしれない。


初代ジョージ・ワシントンから
6代ジョン・クインシー・アダムズまでの大統領は、
全員が貴族出身だった。

叩(たた)き上げ苦労人のジャクソンは、
当選したこと自体がひとつの事件であった。


ジャクソンはいわばアメリカ史における初のポピュリスト大統領である。

「庶民のための政治」を掲げ、
白人男子のみとはいえ普通選挙制を実現した。

「大きな政府」を嫌い第二合衆国銀行の解体を強行した。

他方、「アンドリュー1世」と呼ばれるほどの強権ぶりで、
ネーティブ・アメリカンを狩猟地から追い出したりもしている。

いろんな意味でトランプ大統領に重なってみえる人物なのだ。


政治学者のウォルター・ラッセル・ミード教授によれば、
トランプ政権のポピュリズムは
ジャクソン大統領の思想と文化に根差している。

トランプ支持層は、
アメリカは使命を帯びた特別の国などではないと考え、
人権や民主主義といった理念のための戦争には関心を示さない。

しかし対外的な脅威に対しては敏感で、
軍事力を行使する際のハードルは低い。


彼らは
ワシントンが悪意ある勢力に乗っ取られている
と懸念している


エスタブリッシュメントはもはや愛国的ではなくなっている…
トランプ支持者たちの根底には、
こうしたエリート層に対する不信感がある。

他方、オバマ前大統領やヒラリー・クリントン氏たちは、
彼らのことを
「銃や宗教にしがみついている」
「嘆かわしい人たち」
と見なしてきた。


こうしたジャクソニアンの伝統は、
アメリカ史の中に脈々と流れてきた。

反知性主義と呼ぶと響きは悪いが、
竹を割ったような性格のアメリカ人を思い描くといいだろう。

今日のトランプ政権が、
その衣鉢を継ぐものと考えると分かりやすい

同時に
歴史に根差したこの政権は簡単には覆されない
考えるべきだろう


アジア関与こそが国益に繋がる


ジャクソン政権下のアメリカはまだ西部開拓の時代であり、
日本で言えば天保の改革の頃である。

外交政策はそれほど重要ではなかった。

しかし今日のアメリカがそれでは困る。

日本外交としては、
アジアに関与し続けることがアメリカの国益になる
と、粘り強く説得しなければならない。


その意味で、
今回のトランプ大統領訪日に対する
安倍晋三首相の対応は
合理的なものだった


長女イバンカさんやゴルフ外交ばかりが注目されているが、
自由で開かれたインド太平洋という概念
日米が打ち出した事実は重い

「アメリカ・ファースト」のトランプ大統領を、
安倍流の「価値外交」に引き込む試みといえよう。


日米豪印4カ国による海の安保協力
安倍首相の長年の持論である


そうやってアメリカをアジアに繋(つな)ぎとめる狙いだが、
日本側のアイデアにアメリカ側が乗る
というパターンが、従来の日米関係にあっただろうか。


他の西側先進国が「様子見」する中で、
日本外交はいわば「逆張り」の形でトランプ政権に投資をしている。

確かに予見可能性が低く、やりにくい相手ではある。

しかしわれわれは
この政権が最低あと3年続くことを前提に、
今後の方策を考えていくべきであろう。

(双日総合研究所チーフエコノミスト・吉崎達彦 よしざき たつひこ)



たまにはムダなお喋り (^∇^)ノ


地球上には、現在、大小・島々とり混ぜて
200数カ国の国々があります。

その中で「国連加盟国」は日本も入れて「193カ国」です。


そしてその193カ国の中に
「主要8カ国首脳会議=G8」というものがあります。

フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、
日本、イタリア、カナダ、ロシア
の8カ国です。

今現在はロシアが
クリミヤ紛争のハーグ宣言を受けて出場停止となっているので
「G7」です。


最近、自民党の野田聖子女史が政治塾を立ち上げました。

巷のウワサによれば、女史は総理大臣を目ざしているとか・・・

あの方が、どれほどの才能の持ち主か存じませんが、
はたしてG7、はたまたプーチン大統領復帰後のG8において、
存在感を示せるかと思うに、
・ 「食事休憩の合間の5分間のお喋り=日米首脳会談」と
  大騒ぎされたルーピー鳩山とか、
・ かろうじてお愛想笑いで仲間に入っているように見せていた、
  けなげな空き缶直人氏
とかが浮かんでしまうのです・・・


おばさん連の人気を綾小路きみまろと二分するんじゃないかという、
信次郎氏も、「絶対、総理大臣になってね!」とか、
茶色い声援を受けていますが、あの方、頭がいいんでしょうね、
「まだまだ修行中です」とか応えていました。

確かに、未来の可能性はともかく、今現在は、
G7 or G8の中に入ったら、
だれぞの秘書ですか?みたいな気がするんですけど・・・


それなりに外務大臣あたりで
場馴れと存在感を身につけてからじゃないとね。

岸田氏でも、私にはまだまだという気がするというか、
「まじめですから」の谷垣派でしたからね、
真面目すぎて・・・面白くない (^^;


どうも、皆さま、町内会長も総理大臣も、
おんなじレベルで考えているように見えます。

世界193カ国のトップの、
そのまたトップ8カ国の首脳になる人物だというこを、
よくよく考えて投票して頂かないと、
どこぞの国の文・・・文鳥? 違うなあ・・・
なんかそんなとこあたりの、右往左往総理を選んじゃうわよw



自由で開かれたインド太平洋(毎日新聞)



Viewing all articles
Browse latest Browse all 820

Trending Articles