AVANTASIA ~ Ghostlights (2016.01.18 公開)
だいたいいつものメンバーっぽい歌声。マイケル・キスクは相変わらずシャシュシュシェショですね(^^;
スウェーデン
最大 8万人の難民申請者を国外退去へ
2016.01.28
(http://www.afpbb.com/articles/-/3074864?cx_part=topstory_1 )
スウェーデン南部マルメ郊外の鉄道駅に到着し、
プラットホームから階段に整列させられる難民たち (2015年11月19日撮影、資料写真)。
(c)AFP/TT NEWS AGENCY /JOHAN NILSSON
スウェーデンのアンデシュ・イーゲマン内相は 27日、2015年に同国に到着した移民のうち、
難民申請が却下された 6万~ 8万人を国外退去処分とする方針を発表した。
通常、国外退去処分者の移送には民間航空機を使用するが、対象者が莫大な人数となること
から特別機をチャーターするという。全員を退去させるまでには、数年を要する見込みとしている。
人口約 980万のスウェーデンは、欧州連合 (EU) 加盟国のなかで人口比に対する難民受け
入れ数の割合が最も高い国の一つで、昨年には 16万人以上の難民申請者を受け入れた。
しかし、今年 1月 4日から国境での写真付き身分証明書による身元チェックが導入され、
スウェーデンに入国する移民の数は激減している。
スウェーデン西部沿岸のモルンダルでは 25日、身寄りのいない 14~17歳の子どもたちが
暮らす難民施設で少年が女性職員を刺殺する事件があり、当局は過密状態となっている難民
施設での警備強化を呼び掛けている。
少年が職員を刺した動機は今のところ不明だ。(c)AFP
フランス法相が辞任、国籍剥奪の対テロ策に抗議
2016.01.28
(http://www.afpbb.com/articles/-/3074844 )
仏パリで閣僚会議を終え大統領府を去るクリスティアーヌ・トビラ法相
(2015年11月18日撮影)。(c)AFP/PATRICK KOVARIK
フランスのクリスティアーヌ・トビラ法相 (63) が 27日、辞任を表明した。
テロ関連の罪で有罪判決を受けたフランス生まれの二重国籍者から仏国籍を剥奪することを
可能とする憲法改正を目指す政府の方針をめぐる 「大きな政治的不一致」 が理由としている。
フランソワ・オランド大統領は、130人が死亡したパリ同時テロ事件を受け、この措置を憲法に
盛り込むことを求めていた。
マニュエル・バルス首相は同措置の発表後、
「テロ思想の名の下に他のフランス人を盲目的に殺害する者から仏国籍を剥奪するのは、
国家のコミュニティーから自ら離脱した者に対する強力な象徴的行為だ」
と述べた。
だが、与党・社会党の中には、この提案を国民の一部を差別する思想的裏切り行為とみなす
見方も多い。
主な批判の中には、仏国籍だけを所有する者と二重国籍を持つ者との間に、分断を生むとの
意見がある。
トビラ法相もこの措置をめぐり大統領・首相と対立。
辞任表明に合わせツイッターで
「とどまることが抵抗することになることもあれば、去ることが抵抗になることもある」
と投稿している。
フランスの現行法では、二重国籍を持つ外国出身者が重罪の有罪判決を受けた場合、国籍を
剥奪される可能性がある。
だが、政治学者のパトリック・ベイユ氏によると、この憲法改正案が通過すれば、フランスは
二重国籍者の不平等待遇の原則を憲法に組み込む 「世界初の民主主義国家」 となる。
トビラ氏は 2012年に法相に就任したことで、フランスで最も高い地位にある黒人政治家となった。
その後、人種差別的中傷の被害を繰り返し受けたことや、同性婚合法化を推進したことで、
しばしば論争の中心的人物ともなった。(c)AFP/Fran BLANDY and Veronique MARTINACHE
戦闘終結後は帰国を=独首相、難民に促す
2016.01.31
(http://www.afpbb.com/articles/-/3075192 )
ドイツ北東部ノイブランデンブルクで開かれた与党の会合で演説する
ドイツのアンゲラ・メルケル首相 (2016年1月30日撮影)。(c)AFP/DPA/Bernd SETTNIK
ドイツのメルケル首相は 30日、シリアとイラクからの難民について、過激派組織 「イスラム国」
(IS) との戦いが終結した後は、帰国するよう促した。
ドイツはこれまで難民受け入れに寛容な姿勢を示しており、昨年は 100万人以上が流入。
しかし、西部ケルンで難民申請者による女性襲撃事件が発生し、国民の間で不満が募っていた。
DPA 通信などによると、首相は北東部ノイブランデンブルクで開かれた与党の会合で、
「シリアに平和が取り戻され、イラクの IS が敗れたら、彼らは母国に戻るだろう」
と語った。(c)時事通信社
ドイツ人はなぜ偏向報道に流されるのか?
「難民歓迎」 熱から覚めたメディアの欺瞞と矛盾
2016.01.29U
(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/47630 )
ドイツはいまや鼻つまみもの
ドイツの難民政策が完全に行き詰まっている。
ベルリンの空気は極めて険悪。
EU にもドイツの味方はもうあまりいない。
メルケル首相は、国内外で孤立の相を深めている。
ハンガリーに漂流してしまった難民を、ドイツが受け入れ始めたのは去年の 8月の終わりだ。
これは、EU の難民政策を定める 『ダブリン協定』 の明らかな違反だった。
『ダブリン協定』 によれば、EU に入った難民は、足をつけた最初の国で難民申請を行うことに
なっており、勝手に違う国に移ってはいけない。
ドイツはその規則を破って、ハンガリーで溜まってしまっていた難民を受け入れ始めた。
「皆がドイツに行ける!」 という情報はアラブ、アフリカに電光石火のごとく広まり、EU を目指す
難民の数は爆発的に増えた。
EU の隣人たちは、ギリシャの債務危機では、規則を盾に頑として譲ることのなかったドイツが、
突然規則を破ったことに、まず驚いた。
しかしそればかりか、ドイツの国民は続々と到着する難民を熱狂的に歓迎し、それにメルケル
首相が、「私たちはできる!(Wir schaffen das!)」 と発破をかけ、ドイツメディアはその
光景を手放しで褒め称えたのであった。
ドイツメディアの自画自賛報道と、それに対する国民の共感という相乗作用は、奇妙なことに
ドイツではしばしば起こる。
このときも、褒められた国民は自らの人道的行為に深く感動し、『ダブリン協定』 違反など
メディアの口の端にも上らなかった。
しかし、このころ、このドイツ人の行動を、信じられない思いで見ていた人たちはたくさんいる。
たとえば、9月初め、イギリスの政治学者アンソニー・グリースが、ガーディアン紙のインタビュー
に応じて言っている。
「目下のところ、ドイツはまるでヒッピー国家のように感情だけで動いている。
まるで理性を失ってしまったかのようだ」
キャメロン首相も同様に、こう言った。
「イギリス人にももちろんハートはある。
しかし、行動するには頭脳も使わなければならない」
とりわけ、イギリス人の気に障ったのは、イギリスが IS 撲滅のために軍事行動に出ようと
いうのに、ドイツはそれを非難がましく眺めているだけでなく、なんとその横で、シリアやイラクの
可哀想な人々に向かって 「うちへいらっしゃい」 と呼びかけ、自分たちのほうが人道的だと
誇っているように映ったことだろう。
そうするうちに 2015年 10月、ドイツでは、1月からの難民申請者がとうとう 100万人を超えた。
困った政府はその対策として、EU に入ってしまった難民を EU 全体に振り分けようとしたが、
多くの国は難色を示した。
皆、難民問題を大きくしたのはドイツだと思っていたからだ。
それに腹を立てたドイツが、非協力的な国には、EU の補助金の削減など制裁措置を考える
べきだと言い出したとき、ドイツは完璧に鼻つまみものとなった。
1月4日を境にドイツの世論が急変した
イギリスはドイツと距離を置くため、すでに独自の難民救済策に着手し始めている。
ポーランド、ハンガリー、スロベニアといった東欧諸国はもちろん、今まで寛大に難民を受け
入れてきたオーストリアやスカンジナビア諸国までが、現在、「難民お断り」 の方向に舵を
切っている。
メルケル首相は、今も一貫して 「庇護を求めている人はすべて受け入れる」 という方針を貫い
ているが、もちろん、このままの状態を続けていくわけにもいかない。
それならばと、入って来る人数自体を減らすことに知恵を絞り始めた。
解決策の一つは、EU の国境防衛の強化。
具体的にいうと、トルコとの駆け引きだ。
トルコは、シリア、イラク、アフガニスタンなどからの難民のハブ地になっており、すでにその
数は 250万人にのぼる。
エーゲ海を渡って EU を目指す難民のほとんどが、ここから出る。
そこで、EU が 30億ユーロをトルコに供与し、その代わり、トルコは自国にいる難民が EUに
出ないように見張るという計画。
現在、その駆け引きにメルケル首相が尽力している。
ただ、私が解せないのは、ついこの間まで 「難民ようこそ」 熱を撒き散らしていた人たちが、
今、当たり前のように、EU 国境の防衛を唱えていることだ。
EU に入ってこなければ難民問題はクリアできる?
トルコに溜まってしまった難民はトルコの問題?
ドイツ人は何か変だとは感じないのだろうか。
このあいだまでの 「人道」 はどこへいってしまったのか?
ドイツ人の行動には、とかく欺瞞や矛盾が多い。
何かの拍子で火がついたように熱狂したかと思うと、突然、反対方向に振れる。
メディアがそれを助長しているようにも見える。
今回のメルケル首相の 「難民ようこそ」 政策に関しても、メディアは手放しで褒め称えたばかり
か、難民の受け入れは、少子化と労働力不足に悩むドイツにとってのまたとないチャンスだ
というアピールを繰り返していた。
一方、「難民ようこそ」 政策に懸念を表明した者、不安を感じた者に、「右翼ポピュリズム」
とか、「極右のシンパ」 という烙印を押していたのもメディアだ。
終始一貫、難民は犠牲者で、それを助けているドイツ国民は善人であるという 「正しい報道」
がなされ続けていたのである。
世論が急変したのは、1月 4日以来だ。
その 4日前の大晦日に、ケルン中央駅前の広場や公道で、大量の難民が女性を取り囲み、
性的暴行と窃盗を繰り返すという信じがたい事件が起こったことは、すでにこのコラムで書いた。
今では被害届がケルンだけで 766件に上っている。
しかし、ドイツの主要メディアがそれを報道したのは、なんと 4日も経ってからのことだった。
これにより、国民もようやく、何か変だと気がつき始めた。
そして、そのあとぼちぼちと、今まで伏せられていた "不都合" も報道され始めた。
それからというもの、典型的なドイツ的反応が起こった。
女性を守るため、公共のプールから難民の成人男性を締め出せとか、ディスコ入場も制限しろ
とか。
これらは実行されてはいないが、ドイツ人の考えが大きく反対に振れる例だ。
これもまた、違った意味で危険ではある。
1月 27日には、難民の滞在に関する法律を厳しくすることが決まった。
ドイツメディアを牛耳っている勢力とは
ドイツ人のこの複雑な思考と行動、理性と感情の凌ぎ合い、そして、メディアの偏向報道に
ついて分析した好著がある。
『ドイツリスク 「夢見る政治」 が引き起こす混乱』 (三好範英著・光文社新書)。
ドイツ人がときどき世界中の国をびっくりさせるような行動に出る原因を、三好氏は、ドイツ人の
持つ 「ロマンチシズム」 を中核に据えて分析している。
内容は、「偏向したフクシマ原発事故報道」 から始まり、エネルギー、ユーロ、ドイツの対ロシア、
対中国関係などで、どれも地道な取材と豊富なデータと歴史的背景に基づいて、深く考察され
ている。
同じ題材を扱っても、私が作家の目でエッセーとして書くのに対して、三好氏はジャーナリスト
として違った方向から光を当てて探る。
なぜドイツ人が 「こういうとき」 に 「こういう行動」 に走るのかということが、論理的に説明され
ていて興味深い。
ドイツ特派員生活が長かった三好氏が、ドイツの報道に不満を感じていることも明らかで、
だからこそ、それが第 1章に取り上げられているのだろうが、同書によれば、ドイツメディアを
牛耳っている勢力は、かなり左翼のようだ。
「世論調査機関アレンスバッハが 2009年に行った、ドイツの政治記者の政党支持に関する
調査によると、保守系の CDU・CSU の支持が 14%に対し、緑の党が 42%」、
またヴェルト紙 (2011年 4月 11日) に掲載されたマインツ大学情報学研究所教授 (コミュニ
ケーション学) マティアス・ケプリンガー氏の調査結果では、
「今日、ドイツのジャーナリストの 35%が緑の党、25%が社民党、14%が CDU・CSU か、
リベラル系の FDP支持」
とのこと。
メディアの間でここまで緑の党が強ければ、テーマによっては報道のバランスが著しく崩れる
はずだと、これを読んで初めて納得した。
ここに書かれていることは、日本の多くの読者にとってはドイツのイメージが変わる内容だと
想像するが、私にとっては、日頃から怪訝に思っていた多くの謎がようやく解けた啓蒙の書
だった。
ドイツの現状について、こういう読みの深い本が出てくることは、大変嬉しい。
難民問題にしても、同書を紐解くと、さもありなんと思えてくる。
そういう意味で、「難民問題を予見した本」 といえるかもしれない。(川口マーン恵美)
あらあ・・・私は国内旅行にさえ興味がない引き籠り大好き人で、机の前の PC 中心 2㎡ の
世界に生きてるけど、ドイツの状況は、緑の党がドイツ原発の周りを手をつないで二重に
取り囲んで原発反対を叫んだニュースの時から、想像できていましたよ (^^;
だいたい、フランクフルト学派のフランクフルト大学は、まぎれもなくドイツにあるしw
これもジャーマン・メタルがけっこう好きなお陰かも?!
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◆ メルケルさん、ついに根をあげる?!
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