2015.07.22
安保理、『イラン核合意』 文書承認の決議案採択
(http://www.sankei.com/world/news/150720/wor1507200031-n1.html )
『国連安全保障理事会』 は 7月 20日、常任理事国 5カ国にドイツを加えた 6カ国とイランが、
「イランの核問題」 について合意した最終文書 「包括的共同行動計画」 を承認する決議案を採択した。
『安保理』 がイランに科してきた制裁については、イランが 「核合意」 を履行したことを 『国際原子力機関』
(IAEA) が確認し、『安保理』 に報告された後に解除されると規定した。
ただ、「武器禁輸は 5年」、「弾道ミサイル関連活動禁止は 8年」 延長される。
イランが 6カ国との合意内容を履行しない場合、制裁を再発動する仕組みも盛り込まれた。
パワー米国連大使は 『決議』 採択後、合意内容を誠実に履行するようイランに呼び掛けた。
(ニューヨーク 黒沢潤)
2015.07.28
「一方的な核放棄、全く関心ない」
北朝鮮大使、重ねて表明
(http://www.sankei.com/world/news/150728/wor1507280025-n1.html )
北朝鮮の池在竜・駐中国大使が 7月 28日、北京の北朝鮮大使館で外国メディア向けに記者会見し、
朝鮮半島の緊張の原因は米国の 「対北朝鮮敵視政策」 にあると主張、「一方的な核の凍結や放棄を
論じる対話には全く関心がない」 とあらためて表明した。
池氏は昨年 (2014年) 1 月にも記者会見した。
『イラン核協議』 の最終合意を受け北朝鮮核問題に注目が集まる中、北朝鮮の立場をあらためて
アピールする狙いがあるとみられる。(共同)
2015.08.13
北朝鮮が核兵器原料増産か ウラン精製施設を改修
(http://www.sankei.com/world/news/150813/wor1508130014-n1.html )
北朝鮮南部平山近くにあるウラン精鉱製造施設を撮影した衛星写真
= 2015年5月16日 (38 ノース提供・AP)
米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト 「38 ノース」 は 8月 12日、北朝鮮が南部平山近くで
ウラン精鉱 (イエローケーキ) 製造施設の本格的改修を進めていると発表した。
核兵器の原料となる濃縮ウランの増産を狙っている可能性がある。
商業衛星が撮影した最近の写真を分析した。
北朝鮮の 「核開発」 をめぐっては、『国際軍事情報企業 IHS ジェーンズ』 が 8月 11日、寧辺で新たに
拡張した 「ウラン濃縮施設」 が稼働し始めた可能性があると発表したばかり。
「平山の施設」 はウラン鉱山に隣接している。
北朝鮮は自国の天然ウランは無尽蔵だと宣伝しているが、同サイトは実際に採掘可能な鉱山は限られて
いると推定。
北朝鮮による 「ウラン濃縮」 の動向を把握する上で平山などの監視が有用だと指摘した。(共同)
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◆ サウジ・イラン断交 (4) 安保理、『イラン核合意』 文書承認 &北朝鮮核施設改修
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