世界の原発と地震リスク
ド イ ツ
2011.03.31
(http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2011033101&expand#title )
ドイツの年間原子力発電量:
1282億キロワット時
人口: 約8200万人(2010年)
密度: 231人/km²
ドイツの原発マップ
(Wikipedia )
1978年に稼働開始したドイツ北部ニーダーザクセン州のクライネンジール(Kleinensiel)にあるウンターベーザー(Unterweser)原子力発電所。
福島第一原発事故を受け、ドイツ政府が安全性確認のため少なくとも3カ月間の運転停止を決定した古い7基のうちの1つだ(註:福島第一はもっと古い。)
ドイツでは原発17基でエネルギーの約25%を供給しているが、将来利用については長いあいだ論争が交わされてきた。
2002年、緑の党と社会民主党は2022年までに原子力エネルギーから完全撤退する脱原子力政策で合意する。
その後、保守・中道の連立政権は政策の見直しで一致、アンゲラ・メルケル首相は昨年(2010年)秋に原発利用に向けて舵を切った。
政府は再生可能エネルギーが普及するまでの“橋渡しの技術”として原子力の必要性を訴え、原発の稼働期間を延長する方針だったが、抗議運動が起きていた。
左右に大きく揺れたドイツの原子力政策だが、今回の日本の危機が更なる再考を迫っている。
アメリカ、ノースウェスタン大学の地球物理学者セス・スタイン氏によると、ドイツで地震のリスクが高いのはライン川沿岸地域。
今回停止された稼働期間最長のビブリス原子力発電所など、数カ所がライン川の近くにあるという。
地殻を構成するプレート群
色分けされた領域が一枚のプレートである。例えば太平洋プレートは肌色で示されている。
(Wikipedia )
地震の分布図
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