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(1420) 尖閣諸島 (7) 一番読んで貰いたい部分の閲覧数が極端に少ないので(^^;

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一昨年の、中国の“当たり屋”漁船の当て逃げ事件は、日本国民の大きな関心を集めました。


その後、尖閣諸島に“当たり屋”漁船は現れなくなっているようですが、代わりに、もっと強烈なものが、徘徊するようになっています。


民間の漁船ではなく、中国政府の、監視船や、海洋調査船です。


日本の排他的経済水域(EEZ)の中に入って来ることも頻繁で、海上保安庁の警告に対して、「ここは中国の領海だ。平常の業務をやっている」といったことを、堂々と応答してくるそうです。


それだけではなく、中国当局は、ついに、「日本の実行支配を、打破するためにやっている」と、歴然と発表したのです。1カ月ほど前の、2012年3月20日のことです。


石原慎太郎都知事が、訪米を機に、都議会に図る前の段階のビッグニュースをアメリカで発表したのは、一刻の猶予も無い、緊急事態への対応だったのかも知れません。


その緊迫のニュースは、この『尖閣諸島』という7回のシリーズの記事の中では、〔4回目〕の、『石原発言前夜』に掲載しています。







(1414) 尖閣諸島(1)こんなことになってました
http://hawkmoon269.blog.so-net.ne.jp/2012-04-19-2

尖閣周辺EEZに中国の海洋調査船
 
約9時間後に離れる
  今年初、昨日の漁業監視船に続き

  2011年7月31日

尖閣周辺に中国の漁業監視船
  警告に「中国固有の領土」と
応答
  2011年8月24日

尖閣周辺に2日連続で中国の海洋調査船
  漁業監視船2隻も

  2011年9月27日

中国・漁業監視船
接続水域の侵入繰り返す
  尖閣諸島沖 2011年では
9回目
  2011年10月24日

中国海洋調査船
日本のEEZ内を航行
  沖縄・尖閣諸島

  2011年11月15日



(1415) 尖閣諸島(2)政府は何もやっていなかったワケじゃなくぅ・・・
http://hawkmoon269.blog.so-net.ne.jp/2012-04-20

中国の資源囲い込みに対抗
  日本政府公募で無人島に命名
  沖縄・尖閣諸島周辺など
  2011年11月16日

尖閣の実効支配強化を求め決議
 
尖閣諸島を守る日本)全国国民集会
  2011年11月26日

尖閣への航海断念し帰港へ
 
世界華人保釣連盟
  2012年1月3日

尖閣諸島に石垣市議ら4人上陸
  海保の立ち入り検査後

  2011年1月3日

日本政府
 
名無し39離島、今年度中に命名
  官房長官が正式表明

  2012年1月16日

民主、自民の2人国会議員
  尖閣諸島を
海上視察
  2012年1月21日



(1416) 尖閣諸島(3)名前をつけただけじゃ育児放棄も同然
http://hawkmoon269.blog.so-net.ne.jp/2012-04-20-1

尖閣を無人島のまま放置するな
  東海大学教授・山田吉彦

  2012年1月23日

自民党・新藤義孝氏
  「尖閣諸島」有人化必要性
強調
  党会合で
視察報告
 2012年1月26日

日本政府
EEZ基点39離島の名称内定
  尖閣周辺「北小島」など

  2012年1月30日

尖閣周辺離島命名
 
中国
抗議 「違法で無効だ」
  2012年1月30日

台湾
日本に抗議
  「良好な関係に影響及ぼさないよう」
  尖閣周辺の島
命名
  2012年1月31日

中国、尖閣71
命名
  日本の名称公表に対抗

  2012年3月4日



(1417) 尖閣諸島(4)石原発言前夜
http://hawkmoon269.blog.so-net.ne.jp/2012-04-20-2

地元・石垣市の管理に移してはどうか
  山田吉彦・東海大教授

  2012年3月15日

尖閣近くに中国船
2隻
  「魚釣島は中国の領土」と
応答
  2012年3月16日

中国船の領海侵入
  「戦略継続の意思表示」

  “筋書き通り”の展開か

  2012年3月16日

尖閣巡視
  「(日本の)実効支配打破」が目的
  中国当局表明
  2012年3月21日


日本政府
  尖閣「北小島」を国有財産に
明記
  2012年3月27日




(1418) 尖閣諸島(5)石原発言を応援する人、反対する人、うろたえる人
http://hawkmoon269.blog.so-net.ne.jp/2012-04-20-3

尖閣周辺に中国の漁業監視船2隻進入。
  海保巡視船の警告に、「正当な業務」と返答

  2012年4月5日

東京都が尖閣諸島購入へ。
  ワシントンで石原知事が明言。
  「日本人が日本の国土を守る」

  2012年4月17日

玄葉外相
  石原都知事批判に反論。
  「何もやっていないということは全くない

  2012年4月17日

中国漁船衝突事件以来
 
ほぼ毎月接続水域

  2012年4月17日

⑤公明・山口代表
 
「慎重な検討必要」
  2012年4月17日

⑥北九州市長が苦言
 
「冷静に話し合いを続けることが大事」
  2012年4月18日

大沢群馬県知事
  「国のやるべき仕事だ」

  2012年4月18日

森田千葉県知事
  「売買は当たり前」と評価

  2012年4月19日

茨城知事
  「国思う、心情あふれた行動」

  2012年4月19日

⑩地元の市議会
  沖縄・石垣市に払い下げ求める意見書
  2012年4月19日




(1419) 尖閣諸島(6)最終章・・・に、なればいいな。
http://hawkmoon269.blog.so-net.ne.jp/2012-04-21

尖閣「購入」。石原構想で統治強化を。
  対中危機意識を共有したい。

  2012年4月
19日

へなちょこ日本…心底悲しい。ノンフィクション作家 河添恵子
  2012年4月19日

正式取得来年4月になる」。
  石原都知事帰国
  2012年4月19日

中国空母試験航行
  通算5度目
  2012年4月
20日







17.jpg







2012年4月21日
【笠原健の信州読解】
中国は
沖ノ鳥島周辺で資源採掘を開始する

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120421/plc12042112010006-n1.htm>


東京都の石原慎太郎知事が明らかにした、尖閣諸島の購入計画に胸がすく思いを覚えた人は多かったはずだ。


強奪すると腹を固めた中国の強圧と政府の無策の前に、尖閣諸島がわが国固有の領土だという紛れもない事実は淡雪のように消えてしまいかねないような状況になっていた。


政府は、国が購入することもあり得るとの考えを示し始めたが、「今更、何を言うか!!」といったところであろう。


石原知事が構想を明らかにした直後の政府の狼狽ぶりは目を覆うばかりだったと言っていい。


寝耳に水とはまさにこのことだろう。


石原知事に外交の有り様を批判された玄葉光一郎外相は「何もやっていないということは全くない」と反論したが、尖閣諸島をめぐる政府のこれまでの対応を見てきた者にとってはむなしく響くだけだ。


かつて外務省を取材していたときに「日本の外務省は中国外務省の日本出張所でしかない」と誰かが言っていたことを思い出してしまった。


野田佳彦首相は18日の衆院予算委員会で国による尖閣諸島の買い取りに含みを持たせる発言をしたが、政府の本音は国有化によって、わが国による尖閣諸島の統治強化を図るというよりも石原知事の構想に何とかして横やりを入れることができないか、というところなのではないか。


石原知事による東京都による買い取りと、政府がほのめかしている国による購入は「公有化」では同じだが、月とスッポンほどの違いがあると思う。


石原知事の構想によって船舶接岸用の岸壁整備、ヘリポート設置、研究施設の建設、自衛隊の常駐などの計画が広がってくるが、政府のそれは「とにかく事は荒立てたくない」という一点につきるだろう。


政府はあらかじめ認める場合を除いて尖閣諸島への上陸は認めていないが、国有化したとしても政府はこの方針を変えないのではないか。


国有化によって政府がこれまでの弱腰を突如、返上して尖閣諸島の統治強化を図る施策を次々と打ち出すと思っている人がいたら、失礼だがその人はかなりのお人よしだ。


政府は一切、そのようなことをせずに、「大局的見地に立って冷静に対処すべきだ」との念仏を唱えるだけで、具体的な施策は何一つ実行せず、ひたすら現状維持を図ろうとするだけだろう。


これこそ、あらゆる手段で尖閣諸島をわが物にしようしている中国の思う壺だ。


海洋覇権を目指す中国の圧力は強まりこそすれ、弱まることは絶対にない。


この点についていささかも幻想を抱くべきではない。


その中国の標的の一つになっているのが西太平洋の沖ノ鳥島だ。


東京から南へ約1700キロメートルの西太平洋上にあり、米国オアフ島のホノルルとほぼ同じ緯度にある日本最南端の沖ノ鳥島の周辺には天然ガスを含むメタンハイドレードや希少なレアアースなどを含む高品位のコバルトリッチクラストが大量に存在していることが期待されている。


政府は沖ノ鳥島を基点に排他的経済水域(EEZ)を設定している。


EEZは、沿岸国が石油や天然ガスといった天然資源の探査や開発、漁業など経済活動に対して主権的権利を持つ水域で、沖ノ鳥島を基点としたEEZは約40万平方キロメートルに及ぶ。


この広さをすぐに実感できないかもしれないが、わが国の国土面積が約38万平方キロメートルだということを考えると沖ノ鳥島の重要性が理解できるだろう。


ところが、中国は2004年から沖ノ鳥島をEEZが設定できない「岩」だと主張し始めた。


それどころか、中国は沖ノ鳥島周辺のEEZ内で調査活動を続ける一方、2009年には中国艦艇が沖ノ鳥島の北東海域に出現して訓練を実施。


中国艦艇は2010年3月、そして同年4月にも沖ノ鳥島の西方海域に現れ、軍事訓練、対艦演習を実施した。


沖ノ鳥島は、中国が米海軍の接近を阻止するために設定している第1列島線と第2列島線の間にあり、沖縄県那覇市からは約1100キロメートル、米領グアム島からは約1200キロメートルとほぼ中間に位置し、西太平洋の戦略的な地点にある。


中国の調査活動は単なる海洋資源の探査ではなくて潜水艦の航行に必要な潮流や水温分析のデータ収集が目的だ。


中国はすでに十分なデータを集めたはずだ。


沿岸諸国の抗議や非難を無視しての海洋調査の続行とそれに続く資源探査の強行、そして資源探査や施設保護を名目とした海軍艦艇の出動…。


東シナ海のガス田開発の例を挙げるまでもない。


中国が沖ノ鳥島の周辺海域で資源探査に乗り出しても何の不思議はない。






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