大阪府で、学校行事に日の丸掲揚・君が代斉唱を義務付けた条例が成されてから、初めての卒業式ですが、起立しない先生が8人もいたというので、校長さんたちがショックを隠せないといったニュースがありました。
それを読んでいて、何かが根本的にズレてる気がして考えてみましたら、そもそも、伝統だとか郷土愛だとか愛国心なんてところに論点が集中してるのが間違いというか、本質から離れているように思いました。
日本は、室町時代にはすでに識字率が世界で最も高かったという国です。庶民の子供たちも、お寺や尼寺で読み書きを教わったりしていました。従って公立学校の設立も早く、明治5年には欧米の学校をモデルにした学校制度が出来たそうです。
しかし、そのモデルにした欧米の学校というものは、国が制度化した公立学校ではなく、私立校だったと思えるのです。なぜならば、欧米では今でも、州によって、あるいは市によって、学校制度がバラバラの所が多いからです。
欧米では、キリスト教の教会などで地域の子供を集めて文字などを教えていましたが、日本のように識字率は高くなく、ある程度、豊かな家の子供達だけが通っていたようです。
それが発展して学校になっているものが多いので、地域単位であり、その運営資金も、お布施や、卒業生の寄付などが大きな率を占め、やがて多少は国家の補助が出るようになっても、その経営は個々の学校に一任されていたりします。
この独立独歩の精神が国会などにもそのまま現れているので、国会議員の給料はそれほどではなく、どれだけ賛同者の寄付金を集められるかが重要になるワケです。
そういった昔からのつながりが少ないオバマ大統領が、ネットで賛同者&寄付を呼び掛けていましたね。
話が逸れてしまいましたが、そういった諸外国の学校では、校旗を掲げて、街の有力者(大型寄付金寄与者w)などを招いて感謝を述べたりしても、取り立てて国旗を掲げる必要も伝統もありませんが、日本は違います。
学校運営費の大半が、日本国民の税金で賄われているからです。私立学校にしても、大学まで税金から助成金が支給されています。
そうなると、勉強することが出来た感謝を、誰に対して述べるか。学校を建設して、教材を揃えて、先生を雇ってくれたのは誰か、ということです。
本当なら税金を払ってくれた人、ひとりひとりにお礼をするべきですが、とてもそんなことは無理なので、代表して、日の丸と君が代に感謝を奉げる。
この、諸外国との違いを知ってか知らずか一緒くたにして、欧米では学校で国旗を掲揚したり、国歌を歌ったりはしない。日本だけだ。それは国家統制だ。軍国主義だ。などと攻撃するヤカラの底の浅さも笑えますが、それを指摘できない政治家たちも不甲斐ないです。
そして解釈するのにこと欠いて、やれ郷土愛だの愛国心だのホザくから(笑)左翼タイプが益々のぼせ上がる。
感謝の心を育て、お礼の仕方を教える。これも教師の役目のひとつに思えるし、第一、私の税金の中からだって教師の給料の一部は出ているのですから、ありがとうの一言くらいは言ってもらいたいものですwww
それが椅子に座ったまま君が代も歌わないとなったら、即刻、クビ!!そいつの分の税金返せ!!
そう思いませんか?
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(1333)愛ではなくカネですwww
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