中国公船が
海保船に測量中止を要求
日本EEZ内で
2012.02.19
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120219/crm12021923390014-n1.htm
19日午後7時半ごろ、沖縄県・久米島から北北西約170キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内で海洋調査を行っていた海上保安庁の測量船「昭洋」(約3000トン)に、中国国家海洋局の海洋調査・監視船「海監66」(約1290トン)が接近、昭洋に無線で調査の中止要求を出した。
昭洋は正当な調査である旨の応答をし、調査活動を継続。海監66は同日午後10時半時点で昭洋と並走しているという。
外務省は外交ルートを通じ中国側に抗議した。
現場は日中中間線から約110キロ日本側に入った東シナ海。
中国側の中止要求は平成22年5月、同9月に続き3度目。
海保によると、海監66は同日午後7時15分ごろから昭洋と並走を始め、無線で船の種類や乗船人数などを質問し「中国の法令が適用される海域だ。直ちに調査を中止しなさい」と要求。
昭洋は「わが国のEEZにおける正当な調査活動を実施している」と伝えた。
海監66は同45分ごろ、約550メートルまで昭洋に接近。
同50分ごろ、いったん離れて約15キロ程度の距離で並走を再開した。
昭洋は今月15日に東京を出港し、18日に今回の海域に到着。
海底に地震計約100基を設置し、地殻構造の調査などを3月上旬ごろまで行うという。
日本の排他的経済水域
韓国との共同開発区域
周辺国との係争区域
空自と米豪、初の合同訓練
中国にらみ、グアムで
2012.02.22
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120222/amr12022217590005-n1.htm
米空軍は22日、米領グアムのアンダーセン空軍基地で実施されている日本の航空自衛隊と米、オーストラリア両空軍との初めての3者共同訓練をメディアに公開した。
空中戦や防空、電子戦、大規模災害などを想定。アジア太平洋地域で活動を活発化させている中国軍をにらんだ動きといえる。
訓練は11~24日で、空自は約330人、米空軍は約400人、オーストラリア空軍は約300人がそれぞれ参加。アンダーセン基地を中心に基地の北東空域や周辺の空対地射撃場を使って訓練を実施している。
22日は、戦闘機や早期警戒機などがアンダーセン基地から発着を繰り返した。(共同)
北朝鮮、新型ロケット砲を配置か
米新基地を射程、米韓軍の脅威に
2012.02.22
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120222/kor12022211380000-n1.htm
韓国紙、中央日報は22日、韓国政府高官の話として、北朝鮮が最近、車両運搬可能で、射程が170~200キロの誘導システムを備えた多連装ロケット砲を開発したと報じた。
南北軍事境界線の直近から発射すれば在韓米軍司令部を含む米軍基地が移転予定の京畿道平沢や忠清南道鶏竜台の韓国軍基地を射程圏内に収めるため、米韓軍の脅威になる。
同紙は、新ロケット砲が既に前線配備されたとの情報もあるとしている。
北朝鮮はこれまで、ソウルを攻撃できる射程約90キロのロケット砲を配備してきた。
車両で運搬可能なロケット砲は発射の兆候把握が難しいため、米軍基地を南方に約65キロ離れた平沢に移すのはロケット砲による奇襲攻撃に備える狙いもあったが、北朝鮮がこうした戦略に対応した形だ。(共同)
日本単独のEEZ