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◆ 「近畿財務局のチョンボ」 に付け込んだ 「籠池被告のゆすり」

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森友問題は
財務局のチョンボと籠池被告のゆすり
野党や朝日の追及は的外れ
財務省OB・高橋洋一氏インタビュー

2017.11.30
(www.sankei.com/economy/news/171130/ecn1711300003-n1.html )

インタビューに応じる嘉悦大の高橋洋一教授
インタビューに応じる嘉悦大の高橋洋一教授


財務省OBで嘉悦大の高橋洋一教授が29日、産経新聞のインタビューに応じ、国会で野党が追及している学校法人「森友学園」への国有地売却問題について、財務省近畿財務局のミスを指摘した上で「安倍晋三首相への忖度(そんたく)や関与はあり得ない」と強調した。

インタビューの詳報は次の通り。

     ◇

森友学園問題は、大阪府豊中市の土地について、
財務省の出先機関である近畿財務局
森友学園前理事長の籠池泰典被告詐欺などの罪で起訴)に
地中のごみの撤去費用をきちんと伝えないチョンボをし、
そこに籠池被告がつけ込んでゆすった構図といっていいと思う。


時系列に沿って整理すれば分かる。

まず土地を所管する国土交通省大阪航空局は平成24年の時点で、地下に大量のごみが埋まっていることを全部分かっていた。

一筆の土地の東側半分を豊中市に売り、後に西側半分を籠池被告に売ったのだが、豊中市が公園を作る際に大量のごみが出てきたからだ。


25年6月に近畿財務局が土地取得要望の受け付けを始め、9月に森友学園が申し込んだ。

その後2年ほど交渉するのだが、うまくいかず、籠池被告は自民党の鴻池祥肇参院議員側に相談をしている。

鴻池氏側が作った「鴻池メモ」によると、このころ籠池被告は鴻池氏側にごみの文句ばかり言っている。


28年3月に籠池被告は新たなごみが見つかったと近畿財務局に報告し、その後に籠池被告と近畿財務局が「価格交渉」をしている音声データが存在している。

近畿財務局側は分割払いや「ゼロに近い金額まで努力」と言っている。


こうしたことから普通に考えれば、初めに近畿財務局がごみについてきちんと説明しなかったので、籠池被告が「もっとごみがあるじゃないか」と言い出した。

豊中市は補助金などを踏まえると実質2千万円で同様の土地を手に入れていたから、籠池被告が値引きを要求したことに合理性はある。

近畿財務局は弱みがあるから、籠池被告にやりたい放題やられた。

当初、籠池被告側の要望で売却価格を公表しなかったが、普通は公表するし要望も受け付けない。

落ち度があるから要望を受けたのだろう。


随意契約などにせず、最初からごみが存在することを公表して、入札をかければ、こんなことにはならなかった。

私が上司なら、弱みを握られた時点で入札に切り替えていた。

担当者のミスだ。


安倍晋三首相の関与や、首相への忖度の余地はない。

あればもっとしっかりと手続きをしたはずだし、文書が保管されていないのもあり得ない。

こうした案件は、鴻池氏が対応している際に他の政治家には持っていかないものだ。

仮に安倍事務所に持ち込まれても「鴻池さんがやっているんでしょ」となる。


官邸の関与といわれるのは、昭恵首相夫人付の政府職員が籠池被告に送ったファクスだが、ただの陳情案件だ。

時期としても最後の段階だ。

籠池被告は要望を通すための材料を集めていたのだろう。


野党や朝日新聞、毎日新聞の追及は意味がないし、的外れだ。

近畿財務局のミスだとすれば、そこを責めて局長のクビくらいは取れたかもしれないのに。

ある記者に聞いたら「首相が国会で『私か妻が関与していたら首相も国会議員も辞める』と言っていなければ、こんなに追及しなかった」と言っていた。バカなコメントだ。


朝日新聞は籠池被告に聞いた話として、森友学園の設置趣意書に「安倍晋三記念小学校」と書いてあると報じたけど、違ったでしょ。

籠池被告の発言の確認をとらずに報じていたわけで、これが捏造(ねつぞう)かは言葉の定義によるが、「誤報」ではある。


加計学園問題も同じで、「総理のご意向」などの文部科学省内の文書をマスコミは裏も取らずに報道している。

「安倍たたき」に好都合なのは流すというだけではないか。

(沢田大典)




編集者のおすすめ
徹底検証森友・加計事件
朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪
小川榮太郎著
反響続々、朝日から抗議文も

2017.12.02
(www.sankei.com/life/news/171202/lif1712020041-n1.html )

衆院選に続き、特別国会でも続く野党の「モリカケ」追及。

9カ月騒いでも、首相の不正な関与の証拠は出ませんでしたが、
内閣支持率は急落、政権は何か悪いことをしているとのイメージが
国民に広がりました。


著者はこの事態を
「安倍晋三は、報道犯罪の被害者である。
…森友学園、加計学園問題は、
いずれも安倍とは何ら全く関係ない事案だった」
と断じます。

報道が描き出す「事件」のストーリーと
現実に
ギャップがありすぎる印象操作は、
犯罪的だというのです。


本書前半は森友問題、
「右翼幼稚園」批判が
人民裁判めいた昭恵夫人たたきに転じ、
土地売却や小学校認可をめぐる地元の役所の不明朗処理が
安倍政権の罪とされた
経緯を検証します。


後半は加計問題、
50年以上も新学部設置を阻止してきた獣医師会に
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あつれきを生んだ、
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首相の個人疑惑に変えた手法を
批判します。


著者は朝日新聞などの記事や資料を800点以上集め、
「総理の関与」だけを連呼する報道姿勢に
客観的な疑問を呈しました。

読者の反響は大きく、8万部を突破すると、
安倍たたきを社是としたことは一度もないなど、
朝日新聞社から謝罪と賠償を求める抗議文が届いたのです。

異論を表明した個人の表現を
封じかねない第四の権力のありように、
著者は「言論には言論で答える」よう訴えています。

(飛鳥新社・1389円+税)

(飛鳥新社出版部 工藤博海)




小川榮太郎著
徹底検証森友・加計事件」』

(Amazon )

内容紹介

・150日以上におよぶ「安倍叩き」の異常な扇動

・朝日新聞は
 「安倍政権スキャンダル」をどう仕立て、
 政権はこの不毛な仕掛けにいかにはまり込んでしまったのか?

・ニュースが全く伝えず、むしろ意図的に隠蔽された
 「真の森友・加計問題」がわかる! 

・時系列の客観的検証と数多くの取材に基づく、
 ファクトベースの「報道犯罪」告発


第一章 報道犯罪としての森友学園騒動
蠢動 
発端
火をつけた質疑は何か
籠池劇場第一幕 昭恵夫人叩き
国有地売却 知らぬ総理、答えぬ財務省
塚本幼稚園、虚像と実像 
籠池劇場番外―鴻池浪速劇場
口利きと陳情と贈収賄、どう違うのか
籠池、補助金不正受給疑惑が発覚・忖度の追及

第二章 籠池劇場――喜劇と悲劇 
稲田朋美バッシング
寝返った籠池 
籠池諄子―安倍昭恵の往復メール
籠池泰典、証人喚問さる
辻元疑惑
谷査恵子のファックス騒動――一部始終
破滅 

第三章 森友問題の核心――九億六千万はなぜ一億三千万になったのか
土地売却の経緯 
私学審の認可適当、そして土地契約の成立 
神風
「朝日スキャンダル」 

第四章 加計学園――朝日新聞はいかなる謀略を展開したか
朝日とNHK社会部の共闘 
すべては朝日の隠蔽に始まった
仕掛け、次々と炸裂
政府の対応後手に――ほくそ笑む朝日
前川喜平登場
前川喜平という男
出会い系バー通いという「闇」 
朝日は火をつけ、火は燃え広がる
朝日、見出しだけで勝負し続ける 

第五章 加計問題の真相に迫る 
隠蔽された問題の全体像
新設へ――獣医師会との長い闘い
「文科省文書」はこう読むのが正しい
なぜ三十年開学に決まったのか 
さて、前川は何をしていたのか? 

内容(「BOOK」データベースより)

“スクープ” はこうしてねつ造された。
本当は何が問題だったのか?
―明かされる真相。



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