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◆ 日米首脳共同会見・詳報

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日米首脳共同会見・詳報

トランプ大統領
北朝鮮の脅威は看過できない
戦略的忍耐の時代は終わった


安倍晋三首相
全ての選択肢がテーブルの上にある
との立場を支持する


2017.11.06
(http://www.sankei.com/politics/news/171106/plt1711060036-n1.html )

共同記者会見に臨むトランプ米大統領(左)と安倍晋三首相=6日午後3時31分、東京・元赤坂の迎賓館(代表撮影)
共同記者会見に臨むトランプ米大統領と安倍晋三首相
=6日午後3時31分
東京・元赤坂の迎賓館代表撮影



安倍晋三首相は6日午後、トランプ米大統領と東京・元赤坂の迎賓館で首脳会談を開催した。

安倍首相は会談後の共同記者会見で、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への対応について「あらゆる手段を通じて圧力を最大限まで高めていくことでトランプ氏と完全に一致した」と述べた。

トランプ氏も「戦略的忍耐の時代は終わった」と強調した。

共同記者会見の詳報は次の通り。



安倍首相の冒頭発言


「まず、米国テキサス州で発生した事件でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りし、負傷された方々にお見舞いを申し上げます。
この困難なときに米国民の皆さまに、心からの連帯を表明します」


「昨年11月、ニューヨークのトランプタワーで大統領と初めてお目にかかったのは1年前のことです。
あれから大統領とは国際会議の度に、また何度も電話で会談を重ねてきました。
半世紀を超える日米同盟の歴史において、首脳同士がここまで濃密に、そして深い絆で結ばれた1年はなかったと思います。
とりわけ、2月に訪米した際、フロリダの別荘にお招きをいただき、大変なおもてなしをいただきました。
ゴルフを含めて本当に長い時間をかけて、世界のさまざまな課題について率直に語り合ったことは忘れ得ぬ思い出です」


「今回、大切な友人であるトランプ大統領とメラニア夫人を日本にお迎えすることができ、大変うれしく思います。
北朝鮮をはじめ、緊迫する地域情勢にあって、今回のトランプ大統領の初めてのアジア歴訪は歴史的な訪問です。
そして最初の地が日本であることも歴史的な意味をさらに大きなものとしました。
2人で日米同盟の揺るぎない絆を世界に向かって示すことができたと思います」


「この2日間、国際社会の直面するさまざまな課題について、非常に深い議論を行うことができました。
中でも圧倒的な重要性を占めたのは、北朝鮮の問題です。
十分な時間をかけて北朝鮮の最新の情勢を分析し、今後の取るべき方策について完全に見解の一致をみました。
日本は全ての選択肢がテーブルの上にあるとのトランプ大統領の立場を一貫して支持します。
2日間にわたる話し合いを通じ、改めて日米が百パーセントともにあることを力強く確認しました」


「過去20年以上にわたり、国際社会は北朝鮮との対話を試みてきました。
1994年の米朝枠組み合意のときも、2005年の6カ国による合意のときも、北朝鮮は核を放棄することにコミットしました。
しかし、その約束は反故にされ、結果的にわれわれの対話の努力は北朝鮮に核・ミサイル開発を進めるための時間稼ぎに使われました」


「北朝鮮とは対話のための対話では全く意味がありません。
今は対話のときではなく、北朝鮮に最大限の圧力をかけるときです。
北朝鮮の政策を変えさせるため、日米が主導し、国際社会と緊密に連携してあらゆる手段を通じて北朝鮮に対する圧力を最大限まで高めていくことで完全に一致しました」


「トランプ大統領とは、中国が北朝鮮に対し圧力を強化していることを歓迎しました。
そして北朝鮮に核・ミサイル開発を放棄させるため中国がさらに大きな役割を果たしていくことが重要であることも一致しました。
韓国と日本、米国の3カ国の協力をさらに前に進めていく重要性についても改めて確認しました」


「先ほど、トランプ大統領とメラニア夫人に拉致被害者のご家族と面会をしていただきました。
ご家族の皆さまのお話に、熱心に耳を傾けてくださったことに心から感謝申し上げたいと思います」


「全ての拉致被害者のご家族が、ご自身の手で肉親を抱きしめる日まで私の使命は終わりません。
この問題の解決に向けて全力で取り組んでいく決意を新たにしました。
北朝鮮の核・ミサイル、何より重要な拉致問題の解決のため追加的な独自の制裁措置を取ることを決断しました。
北朝鮮の35団体・個人の資産凍結を明日(7日)決定します。
今後も北朝鮮問題の早期解決に向けて日米で緊密に連携してまいります」


「トランプ大統領とは2国間の経済関係についても議論しました。
先月、麻生太郎副総理とペンス副大統領の下で開催された日米経済対話の第2回会合で、2国間の経済・貿易および投資関係強化の重要性を確認したことを歓迎しました。
さらに対話を深化させていく。
2国間の貿易投資をもっと活性化し、法執行やエネルギー、インフラなどで協力を強化していくために引き続き議論を重ねることで一致しました」


「日本と米国は自由公正といった基本的価値を共有する世界経済のリーダーであります。
日米同盟の意義は単に安全保障だけにとどまりません。
経済面でも地域と世界の繁栄に大きく寄与するものです。
トランプ大統領とともに、2国間だけではなく、アジア太平洋地域に広がる貿易投資における高い基準づくりを主導していく。
日米両国でこの地域に公正で実行しあう経済秩序をつくり上げる努力を重ね、地域ひいては世界の経済成長を力強くリードする決意です」


「大統領とは、この後のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)や東アジアサミットへ向けた議論も行いました。
アジア太平洋からインド洋を経て、中東アフリカに至るインド太平洋地域は世界の人口の半分以上を擁する世界の成長先端です。
自由で開かれた海洋秩序の維持、強化はこの地域の平和と繁栄にとって死活的に重要であり、日米で自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた協力を強化することで一致しました。
揺るぎない日米同盟の下、トランプ大統領とともに手を携えて、この地域の平和と繁栄に向けて主導的な役割を果たしてまいります」


「この2日間、トランプ大統領と本当に真剣に議論をしました。
また、日本のトッププロ、松山英樹選手と昨日ゴルフをしました。
まさしくデッドヒートになったと思っていますが、実際どうだったかはトランプ大統領にも評価していただきたいと思います。
メラニア夫人をまじえての夕食は本当にリラックスした雰囲気で、時がたつのも忘れるほどでした。
この後の晩餐会もぜひ、大統領に楽しんでもらいたいと思います。
ありがとうございました」



トランプ大統領の冒頭発言


「シンゾウ。どうもありがとうございます。本当に楽しい旅でした。
そして私たちは多くのことを成し遂げました。
日米両国の関係は異例のもの、特別なものです。
これほど密接な関係が両国の指導者の間にあったことはありません。
私もメラニアもあなたと一緒に過ごすことができ、とても楽しかったと思います。
温かい歓迎を受けて、大変感謝しています。
本当にこの国は素晴らしい国です。
信じられないほどの歴史と文化と伝統と精神をもった国です」


「まず首相の偉大な成功にお祝いを伝えたい。
最近の衆院選で首相は圧倒的な勝利をおさめました。
楽勝だったと思いますが、これは意外なことではありません。
私たちの国民の運命を信じています。
両国の国民と国はともに協力をしています」


「私は少し時間を割いて、心の底から哀悼の気持ちをささげたいと思います。
恐ろしい攻撃が教会で起こりました。
とても美しい一帯で起きた事件です。
とても悲しいことです。
サザーランドスプリングスというテキサス州の素晴らしい地域です。
こんなことが起きるとは誰も思っていなかったはずです。
ですから哀悼の気持ちをささげたいと思います。
大統領夫人も同じように追悼の気持ちをささげています。
悲劇の時、米国人はいつも団結します。
私たちは団結したときほど最も強い力を表すことができます。
全ての米国民が犠牲者の家族のために支援し、ともに悲しんでいます」


「安倍首相、感謝をお伝えしたいと思います。
日本国民の友情に対しても。
本当に素晴らしいことを共に成し遂げることができます。
私たちはそうした目標を達成しつつあります。
娘のイバンカも国際女性会議に参加できて大変喜んでいました。
女性の起業家を促進する会議です。
両国はともに協力し、女性に力を与えるプログラムを進めていきます。
そして私たちの偉大な経済の潜在力、可能性を花開かせていきます」


「あなたは世界の首脳として、選挙の後、はじめに私にお祝いを伝えに来てくれました。
そして、あなたの母国を訪れることで、両国の歴史的な関係強化をすることができました。
このインド太平洋地域に大統領として来ることができ、まず日本を訪れることができました。
素晴らしい友人のもとに来ることができました。
その他の国も偉大なる友情関係を育んでいる諸国です。
多くのことをやっていきます。
貿易、軍の問題、さまざまな仕事をせねばならい問題がありますが、私は大変な栄誉と感じています」


「安倍首相、日本の都市は大変に発展しています。
世界で最も力のある経済を築き上げた日本。
米国と同じくらい立派ですか?
いや、そこまではいっていないと思いますけど、そう言ってよろしいでしょうか。
また、近代的な偉大な経済をつくったが、日本は今までの立派な伝統、過去を守っています。
新たな将来への道を築く、将来に力強く向かっていくのが日本です。
歴史、伝統に対する敬意が本当の基盤です」


「両国は絆を共有しています。
米国と日本はさまざまな課題がありますが、同盟国として一緒に立ち向かっていくのです。
一番大事な点ですが、われわれはこれから非常に危険挑発行為に対して立ち向かっていかなくてはなりません。
それは北朝鮮の体制からの挑発行為です。
違法な兵器の開発をまだ続けています。
禁止されている核実験をし、弾道ミサイルの発射実験も日本の領土の上で行っています。
市民社会、国際社会の平和と安定への脅威になっています。
われわれは看過することはでない。
戦略的な忍耐の時代はもう終わったのです。
一部の人は私の言質は非常に強いと言っていた
しかし何が起きたかみてください

弱い発言ではこの25年間がなんだったか見てください


「安倍首相も私と同じように日本の若者たちの悲劇的な話を聞いてきたはずです。
北朝鮮が拉致をしてきた被害者の方々の話です。
拉致被害者の横田めぐみさんのお母さまに会いました。
1977年に拉致されたのです。
どのような子もあのような残酷な目に会うべきではない。
どんな親も40年にわたって心を痛ませるような目にあうべきではない。
また、若い素晴らしい男性が米国にいます。
オットー・ワームビアさんです。皆さんご存じだと思います。
恐ろしい目にあった方です。とても悲しいことでした。
そんなことを2度と繰り返させてはなりません」


「アメリカ合衆国は日本国民と団結し、北朝鮮の悪意に満ちた脅威に立ち向かっていく。
歴史はこれまでも繰り返し、強く自由な国が独裁政権に勝利を収めてきました。
独裁政権は国民を抑圧しています。
強い米国と日本の同盟関係、5万人以上の米軍兵士が駐留している状況を鑑みて対応していきます。
それだけではなく、3万3000人の米軍兵士が韓国に駐留しています。
米軍と日本の自衛隊はともに訓練し、ともに協力し、安全保障と主権を守っていきます。
私は日本国民全員に感謝を申し上げたい。
米軍兵士たちを温かく歓迎してくださっていることに感謝します」


「米国は日本との経済関係も改善したいと思っています。
アメリカ合衆国の大統領として公平で自由で互恵的な貿易関係を築いていきたい。
そして平等で信頼できるアクセスが米国の輸出品に対して必要です。日本市場において。
そして慢性的な貿易の不均衡を是正していかなくてはなりません。
日本に対する貿易赤字を減らしていかなくてはなりません。
私たちはこれまでも努力をしてきました。
これからも経済的にもっと密接な関係をつくりたい。
新しいエキサイティングなチャンスがあると思います。
より繁栄を両国のために切り開いていくチャンスです。
科学、医学、テクノロジーで切り開いていくのです。
米国は日本の伝統を尊敬しています。
そして皆さんが深い忍耐力を持っていることを大変に評価しています」


「また、米国経済がいい業績をあげています。
200万人近い雇用がありました。
そして株式市場は最高値です。
多くのことが起きています。
大きな規制を排除することも起きています。
そのため市場が今のような反応を示しているのです。
互いに文化、主権に対して敬意の念をもっていることで、日米両国はさらに緊密な関係となっていくでしょう。
そしてさらに多くの成功の道を開いていくものであります」


「安倍首相、今回私を招待してくださいましてありがとうございます。
そして、この素晴らしい日本という国を米国の訪問団に開放してくださり、ありがとうございます。
そして引き続き一緒に、友情のもとでやっていくことを、今までなかったような2国間で成功をおさめていくことを願っています」



質疑応答


--安倍首相とトランプ大統領は北朝鮮の核開発放棄に向けて最大限まで圧力を高めることで一致したが今回の首脳会談の意義をどうお考えか

また北朝鮮との偶発的な軍事衝突を避けるためにどのような対応が必要と考えるか


安倍首相 「日米同盟は地域の平和と繁栄の礎です。
日米が強固に連携してこそ地域の平和は揺るぎないものとなる。
その観点から今回、トランプ大統領の訪日を機に日米の強固な絆を確認できたことは地域の平和と繁栄において極めて有意義だったと思います。
北朝鮮情勢については、トランプ大統領と日米が百パーセントともにあることを確認しました。
日米で連携し、中国、ロシアを含む関係国に働きかけて、国際社会全体で北朝鮮に対する圧力を最大限まで高めていかなければならないと考えています。


誰も紛争などを望んではいない
私もトランプ大統領もそうです。
しかし北朝鮮は国際秩序に挑戦し挑発を繰り返している
この北朝鮮に対し、国際社会が連携しながら、その政策を変えさせるために圧力をかけていく。
北朝鮮側から『政策を変えるから話し合いたい』という状況を作っていくことが極めて重要だと考えています。
そうした考え方についてはトランプ大統領と完全に一致をしたところであり、多くの国々とも一致できているのではないかと思っています。


また、法の支配に基づく自由で開かれた海洋は国際社会の安定と繁栄の礎です。
今回、トランプ大統領のアジア歴訪の冒頭、自由で開かれたインド太平洋を目指し、日米がともに努力していくことを確認できたことは地域の平和にとって大きな意義があります。


APEC首脳会議、そしてEAS(東アジアサミット)においても、日米のこうした考えのもと、議論を主導をしていく考えです。
自由で開かれたインド太平洋戦略に賛同してもらえるのいずれの国とも協同していくことができると考えています。
引き続き日米で連携して、地域の平和と安定に貢献していきたいと思います」


--トランプ大統領はテキサス州の発砲に関しどのような政策をとって暴力的行為を削減しようと思っているのか

また金正恩朝鮮労働党委員長に対してはどのようなメッセージをあす韓国で伝えるか

安倍首相にもうかがうが大統領が今の貿易は平等互恵的ではないと言っていたがどう考えるか


トランプ大統領 「北朝鮮国民は素晴らしい人々だと思う。
しかし、極めて抑圧的な政権で暮らしている。
私は最終的には全てうまくいくことを期待している。
全ての人のためになるような結果を望んでいる。
もちろん北朝鮮のにとっても。
だから、それが実現することを期待している。


また、1つめの質問だが、精神疾患という問題があるのではないか。
非常に長い間、問題を抱えた人物が事件を起こした。
米国では精神疾患の問題がはびこっています。
他の国でも同じだと思います。
しかし、今回は銃が使われ、乱射事件が起こったわけです。
誰かが銃を持っていて、犯人を射殺しなければ事態が悪化していたかもしれない。
これはメンタルヘルスの問題です。
非常に深刻な問題です。
素晴らしい人々が命を落とした非常に悲しい事件でした。
私はそのようにみています」


安倍首相 「トランプ大統領とは、日米両国の貿易、経済についても話をしました。
日米経済のあり方について、麻生副総理とペンス副大統領との間で2回、すでに経済対話が行われています。
トランプ大統領とともに2国間の貿易だけではなくて、アジア太平洋地域に広がる貿易投資の高い基準づくりを主導していきたい。
日米両国で公正で実効性ある経済秩序をつくり上げる努力を重ねていきたいと思っています。


そして、ともに両国の経済が発展していく道を、米国においても既にトランプ政権になって、日本企業の投資によって1万7000人分の雇用が生まれています。
米国に対する雇用の投資としては日本が第1位になっているところですが、両国の経済関係がさらに発展していくことによって雇用が生まれ、経済が成長していく。
そういう両国の経済をつくってい上で、さらに麻生・ペンスの枠組みで成果を出していきたい」


-トランプ大統領は先ほど拉致被害者また被害者家族と面会したが改めて受け止めを

仮に米国が軍事攻撃に踏み切った場合北朝鮮に残された拉致被害者の救出についてどう考えるか


トランプ大統領 「大変悲しい出来事だと思う。
語学を教えるとか、その他の理由のために誘拐されたのです。
日本の多くの人々が、本当に私の国連演説に拉致被害者のことを入れたことをうれしく思ってくれました。
忘れ去られていると思っていたのではないか。
しかし、私ははっきり言いたい。
安倍首相は全く忘れていませんでした。


ですから、これから協力して何ができるかを見ていきたい。
スポットライトが今当たっています。
これからとても良い運が向いてくる可能性もある。
また、この体制自体がこの人たちを返してくれるかもしれません。
もし、金委員長がその人達を返してくれるということになったら、それは多くの特別なことの始まりになると思います。
しかし、どうなるかは様子を見ていきたいと思います。


--トランプ大統領に質問する

この2日間日米同盟を確固たるものとすることを確認した

自由で開かれたインド太平洋というビジョンも掲げた

中国と衝突することなくどうやって開かれて自由な社会をこの地域で開くのか

大統領は日本が北朝鮮のミサイルを撃ち落とさなかったことは残念だと発言したこともある

この問題は話されたのか

日本の防衛のためにどういった役割を果たすべきだと考えるか


トランプ大統領 「首相はさまざまな防衛装備を米国から購入することになるでしょう。
そうすれば上空でミサイルを撃ち落とすことができるようになると思います。
先日サウジアラビアでも同じようなことが起こりました
誰にもダメージを与えることなく、迅速にミサイルを撃ち落とすことができます。
ですから、日本が大量の防衛装備を買うことが好ましいと思っています。
そうすべきです。


米国は世界最高の軍事装備を持っています。
F35戦闘機は世界最高の戦闘機です。
完全にステルス機能を持っています。
また、さまざまなミサイルを米国は製造しています。
多くの雇用が生まれますし、日本がもっと安全になります。
他の国も多くの軍事装備を米国から買っています。


一方、中国に関して、私と習近平国家主席との関係は素晴らしいものです。
私は習主席を友人と考えていますし、彼のことは大好きです。
習主席は中国を代表し、私は米国を代表しています。
習主席の考え方は、私とは違うかもしれませんが、貿易では大変に似通っています。


ただ、中国は何十年にもわたって、不当でした。
前政権の悪口は言いたくないのですが、これまでは非常に不当な貿易状況でした。
非常に大きな貿易赤字が米国に生まれました。
年間3500億ドルから5000億ドルにのぼる貿易赤字がありました。
知的所有権の問題もありました。
中国とはこの問題について話し合いを行っています。
こうした貿易赤字を削減しなければいけないからです。


自由で公平な貿易、互恵的な貿易を行なっていかなければならない。
互恵的な貿易がもっとも重要だと思っています。
中国だけではありません。
ある国は米国に100%の関税をかけているのです。
米国に輸出するときには全く関税がかかっていない。
私は前から反対してきました。
私たちは対策を取っています。
時間がかかることでもあります。


企業や国などが米国の労働者を不当に扱ってきた場合があります。
米国は非常に強い措置をとっています。
法的な土台はほとんどつくられています。
非常に大きな違いが生まれてくるでしょう。
すぐに成果が見えるはずです。
貿易に関しては、米国は多くの国から非常に不当に扱われてきた」


安倍首相 「日本は防衛装備品の多くを米国から購入しています。
北朝鮮情勢が厳しくなる中、アジア太平洋地域の安全保障環境が厳しくなる中、われわれは日本の防衛力を質的に、量的に拡充していかなければならないと考えています。
大統領が言及されたように、F35A戦闘機もそうですし、SM3ブロック2A(弾道ミサイル防衛用迎撃ミサイル)も米国からさらに導入することになっています。
イージス艦の量、質を拡充していく上で、米国からさらに購入していくことになると思っています。


われわれは北朝鮮がミサイルを発射した直後から完全にその動きを把握をしている。
このミサイル防衛システム自体が、日米で協力して対処するシステムと言っても良いのだろうと思う。
われわれは迎撃の必要があるものについては迎撃していくといううことです。
いずれにせよ、迎撃を行なう際、日米は緊密に連携をしているということです」


共同記者会見を終え、米国のトランプ大統領(左)と握手する安倍晋三首相=6日午後、東京都港区の迎賓館(代表撮影)
共同記者会見を終え
米国のトランプ大統領と握手する安倍晋三首相
=6日午後
東京都港区の迎賓館代表撮影


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