【トランプ氏来日】
トランプ大統領、お辞儀なし
右腕2回軽くたたいて別れ惜しむ
「御所は陛下が設計?」の質問も
2017.11.06
(http://www.sankei.com/life/news/171106/lif1711060028-n1.html )
トランプ米大統領夫妻を出迎えられる天皇、皇后両陛下
=6日午前、皇居・御所(川口良介撮影)
宮内庁は6日、
天皇、皇后両陛下と、来日中のトランプ米大統領夫妻との
ご会見の内容を明らかにした。
宮内庁の秋元義孝式部官長によると、
大統領は天皇陛下に敬意を払いつつも、気さくで親しみやすい一面も出し、
和やかに会話をしていたという。
ご会見時間は約20分。
ご会見が行われた御所の小広間では、まず大統領が
「陛下はすべての国民から深く慕われているとうかがっており、
その陛下と今回、お目にかかることができて大変、光栄です」
とあいさつをした。
これに対し、陛下は
「そういうお気持ちをうれしく思います」と応じられた。
続いて陛下が「今回の訪日はいかがですか」とご質問。
大統領が
「すべてうまくいっています。
安倍(晋三)総理とは北朝鮮問題、日米の防衛協力、通商問題など、
さまざまな問題について充実した意見交換を行っています。
現在、日米関係はかつてなく良好です」
と話すと、
陛下は「それを聞いて喜ばしく思います」と話された。
さらに陛下は
「両国はかつて、戦争をした歴史がありますが、
その後の日米の友好関係、米国からの支援により
今日の日本の姿があるのだと思います」
との考えを示し、
江戸末期のペリー来航による開国の歴史に触れられると、
大統領は熱心に耳を傾けていたという。
陛下は、
米南部テキサス州サザーランドスプリングズにある教会で
5日午前(日本時間6日未明)、男が銃を乱射し、
26人が死亡した事件についてもご言及。
「大統領は心を痛めておられるものと察します」と哀悼の意を伝えられた。
これに対し、大統領は「悲惨な事件でした」と概要を説明した後
「こういう事件は大変残念なことに、どこでも起こりうる」と述べたという。
大統領は建築に関して高い関心があるといい、御所について
「とても美しく、大変居心地が良い所ですね」とした上で
「陛下が設計されたのですか」と質問する場面も。
陛下は御所を設計した建築家、内井昭蔵氏の説明をされたという。
両陛下は
平成21年11月に初めて来日したオバマ米大統領(当時)と、
御所で昼食をともにしながら懇談された。
両陛下と面会した際、オバマ氏は深々とお辞儀したことが、
米保守派から「低姿勢過ぎる」と批判を受けた。
一方、この日のトランプ大統領は
御所の車寄せで両陛下と握手を交わしたが、
お辞儀はなかった。
御所を後にする際も同様だったが、大統領は皇后さまに
「(夫人の)メラニアは皇后陛下を大変尊敬しています」とあいさつをし、
陛下は大統領に「また日本にいらしてください」と応じられた。
大統領は、見送りに出られた両陛下と再び握手を交わした後、
左手でそれぞれ両陛下の右腕を2回、軽くたたくようなしぐさを見せ、
別れを惜しんだ。
専用車に乗り込む前には、大統領夫妻が記者団に手を振る場面もあった。
トランプ米大統領夫妻を出迎えられる天皇、皇后両陛下
=6日午前、皇居・御所(代表撮影)
トランプ米大統領と会見される天皇陛下=6日午前、皇居・御所(代表撮影)
トランプ米大統領のメラニア夫人と会見される皇后さま
=6日午前、皇居・御所(代表撮影)
トランプ大統領、お辞儀なし
右腕2回軽くたたいて別れ惜しむ
「御所は陛下が設計?」の質問も
2017.11.06
(http://www.sankei.com/life/news/171106/lif1711060028-n1.html )
トランプ米大統領夫妻を出迎えられる天皇、皇后両陛下
=6日午前、皇居・御所(川口良介撮影)
宮内庁は6日、
天皇、皇后両陛下と、来日中のトランプ米大統領夫妻との
ご会見の内容を明らかにした。
宮内庁の秋元義孝式部官長によると、
大統領は天皇陛下に敬意を払いつつも、気さくで親しみやすい一面も出し、
和やかに会話をしていたという。
ご会見時間は約20分。
ご会見が行われた御所の小広間では、まず大統領が
「陛下はすべての国民から深く慕われているとうかがっており、
その陛下と今回、お目にかかることができて大変、光栄です」
とあいさつをした。
これに対し、陛下は
「そういうお気持ちをうれしく思います」と応じられた。
続いて陛下が「今回の訪日はいかがですか」とご質問。
大統領が
「すべてうまくいっています。
安倍(晋三)総理とは北朝鮮問題、日米の防衛協力、通商問題など、
さまざまな問題について充実した意見交換を行っています。
現在、日米関係はかつてなく良好です」
と話すと、
陛下は「それを聞いて喜ばしく思います」と話された。
さらに陛下は
「両国はかつて、戦争をした歴史がありますが、
その後の日米の友好関係、米国からの支援により
今日の日本の姿があるのだと思います」
との考えを示し、
江戸末期のペリー来航による開国の歴史に触れられると、
大統領は熱心に耳を傾けていたという。
陛下は、
米南部テキサス州サザーランドスプリングズにある教会で
5日午前(日本時間6日未明)、男が銃を乱射し、
26人が死亡した事件についてもご言及。
「大統領は心を痛めておられるものと察します」と哀悼の意を伝えられた。
これに対し、大統領は「悲惨な事件でした」と概要を説明した後
「こういう事件は大変残念なことに、どこでも起こりうる」と述べたという。
大統領は建築に関して高い関心があるといい、御所について
「とても美しく、大変居心地が良い所ですね」とした上で
「陛下が設計されたのですか」と質問する場面も。
陛下は御所を設計した建築家、内井昭蔵氏の説明をされたという。
両陛下は
平成21年11月に初めて来日したオバマ米大統領(当時)と、
御所で昼食をともにしながら懇談された。
両陛下と面会した際、オバマ氏は深々とお辞儀したことが、
米保守派から「低姿勢過ぎる」と批判を受けた。
一方、この日のトランプ大統領は
御所の車寄せで両陛下と握手を交わしたが、
お辞儀はなかった。
御所を後にする際も同様だったが、大統領は皇后さまに
「(夫人の)メラニアは皇后陛下を大変尊敬しています」とあいさつをし、
陛下は大統領に「また日本にいらしてください」と応じられた。
大統領は、見送りに出られた両陛下と再び握手を交わした後、
左手でそれぞれ両陛下の右腕を2回、軽くたたくようなしぐさを見せ、
別れを惜しんだ。
専用車に乗り込む前には、大統領夫妻が記者団に手を振る場面もあった。
トランプ米大統領夫妻を出迎えられる天皇、皇后両陛下
=6日午前、皇居・御所(代表撮影)
トランプ米大統領と会見される天皇陛下=6日午前、皇居・御所(代表撮影)
トランプ米大統領のメラニア夫人と会見される皇后さま
=6日午前、皇居・御所(代表撮影)
北朝鮮に最大限の圧力確認
南シナ海情勢協議も
安倍首相とトランプ大統領が会談
2017.11.06
(http://www.sankei.com/politics/news/171106/plt1711060020-n1.html )
安倍晋三首相(右)との会談を前に
栄誉礼を受けるトランプ米大統領
=6日午前、東京・元赤坂の迎賓館(松本健吾撮影)
安倍晋三首相は6日午後、
トランプ米大統領と東京・元赤坂の迎賓館で会談した。
両首脳は核・弾道ミサイル開発を進める北朝鮮に対して、
緊密に連携して最大限の圧力をかける方針を確認したとみられる。
また、中国が海洋進出を強める東・南シナ海情勢についても協議したとみられる。
国際社会が抱える課題に対し日米で連携して対応する姿勢を示し、
強固な日米同盟を国際社会に向けてアピールする。
両首脳は首脳会談に先立って、ワーキングランチに臨んだ。
ワーキングランチの冒頭、安倍首相は
「北朝鮮の問題をはじめ世界のさまざまな課題について率直な議論をしたい。
日米同盟はアジア太平洋地域、そして世界の平和と安定の礎だ。
大統領の訪日を機会に
日米同盟をさらに確固たるものに、揺るぎないものにしていきたい」
と述べた。
これに対し、トランプ氏は
「北朝鮮や貿易問題、軍事的な課題について話すことがある。
日米関係がさらに良い関係になると期待する」
と応じた。
会談後、トランプ氏は
拉致被害者の家族や拉致被害者の曽我ひとみさんと面会し、直接話を聞く。
会談後、両首脳は共同記者会見を開く。
安倍首相は6日午前、
日米首脳会談などの会場となる迎賓館に向けて首相官邸を出発する際、
記者団に対し「
トランプ大統領と北朝鮮問題をはじめ、
世界のさまざまな課題についてしっかりと議論していきたい。
日米同盟が強固なものであるということを世界に発信していきたい」
と述べた。
菅義偉官房長官は6日午前の記者会見で
首脳会談について
「最新の北朝鮮情勢を踏まえ、
北の政策を変えさせるためにどのようにすべきか
率直に首脳間で議論したい」と述べた。
また、5日の両首脳間の交流については
「首脳間の友情と信頼関係を深め、内外に示すことができた」
と語った。
安倍首相とトランプ氏の首脳会談は
今年1月のトランプ氏の大統領就任以来、
5回目となる。
両首脳は5日も、埼玉県内のゴルフ場で2人で昼食を取りながら
北朝鮮情勢などについて協議したほか、ゴルフのプレー中も意見交換した。
安倍晋三首相(手前)との会談を前に
栄誉礼を受けるトランプ米大統領
=6日午前、東京・元赤坂の迎賓館(松本健吾撮影)
安倍首相(左)との会談を前に
栄誉礼を受けるトランプ米大統領
=6日午前、東京・元赤坂の迎賓館
南シナ海情勢協議も
安倍首相とトランプ大統領が会談
2017.11.06
(http://www.sankei.com/politics/news/171106/plt1711060020-n1.html )
安倍晋三首相(右)との会談を前に
栄誉礼を受けるトランプ米大統領
=6日午前、東京・元赤坂の迎賓館(松本健吾撮影)
安倍晋三首相は6日午後、
トランプ米大統領と東京・元赤坂の迎賓館で会談した。
両首脳は核・弾道ミサイル開発を進める北朝鮮に対して、
緊密に連携して最大限の圧力をかける方針を確認したとみられる。
また、中国が海洋進出を強める東・南シナ海情勢についても協議したとみられる。
国際社会が抱える課題に対し日米で連携して対応する姿勢を示し、
強固な日米同盟を国際社会に向けてアピールする。
両首脳は首脳会談に先立って、ワーキングランチに臨んだ。
ワーキングランチの冒頭、安倍首相は
「北朝鮮の問題をはじめ世界のさまざまな課題について率直な議論をしたい。
日米同盟はアジア太平洋地域、そして世界の平和と安定の礎だ。
大統領の訪日を機会に
日米同盟をさらに確固たるものに、揺るぎないものにしていきたい」
と述べた。
これに対し、トランプ氏は
「北朝鮮や貿易問題、軍事的な課題について話すことがある。
日米関係がさらに良い関係になると期待する」
と応じた。
会談後、トランプ氏は
拉致被害者の家族や拉致被害者の曽我ひとみさんと面会し、直接話を聞く。
会談後、両首脳は共同記者会見を開く。
安倍首相は6日午前、
日米首脳会談などの会場となる迎賓館に向けて首相官邸を出発する際、
記者団に対し「
トランプ大統領と北朝鮮問題をはじめ、
世界のさまざまな課題についてしっかりと議論していきたい。
日米同盟が強固なものであるということを世界に発信していきたい」
と述べた。
菅義偉官房長官は6日午前の記者会見で
首脳会談について
「最新の北朝鮮情勢を踏まえ、
北の政策を変えさせるためにどのようにすべきか
率直に首脳間で議論したい」と述べた。
また、5日の両首脳間の交流については
「首脳間の友情と信頼関係を深め、内外に示すことができた」
と語った。
安倍首相とトランプ氏の首脳会談は
今年1月のトランプ氏の大統領就任以来、
5回目となる。
両首脳は5日も、埼玉県内のゴルフ場で2人で昼食を取りながら
北朝鮮情勢などについて協議したほか、ゴルフのプレー中も意見交換した。
安倍晋三首相(手前)との会談を前に
栄誉礼を受けるトランプ米大統領
=6日午前、東京・元赤坂の迎賓館(松本健吾撮影)
安倍首相(左)との会談を前に
栄誉礼を受けるトランプ米大統領
=6日午前、東京・元赤坂の迎賓館