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◆ トランプ大統領アジア歴訪・その6

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トランプ氏来日
河野外相とティラーソン米国務長官が会談し
対北圧力効果出ているとの認識で一致
河野外相
ライトハイザーUSTR代表とはFTA協議

2017.11.05
(http://www.sankei.com/world/news/171105/wor1711050054-n1.html )

会談を前に握手するティラーソン米国務長官(左)と河野外相=5日夜、東京都港区の飯倉公館
会談を前に握手するティラーソン米国務長官と河野外相
=5日夜
東京都港区の飯倉公館



河野太郎外相は5日、
トランプ米大統領の予定に合わせて来日したティラーソン米国務長官と
都内の飯倉公館で会談し、
核・ミサイル開発を進める北朝鮮への制裁措置などについて
「圧力が少しずつ効果を出している」との認識で一致し、
引き続き圧力を強化する方針を確認した。

これに先立ち、
米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表とも会談し、
米側が意欲を示す日米2国間の自由貿易協定(FTA)などについて意見交換した。


河野、ティラーソン両氏の2国間会談は3回目で、
8月17日のワシントンでの会談以来。

両氏は北朝鮮情勢について意見交換し、
「今は圧力をかけていく時期だ」との立場を確認した。

また、安倍晋三首相が
海洋進出を強める中国の動きをにらんで打ち出した外交方針
「自由で開かれたインド太平洋戦略」
の重要性でも一致した。


一方、河野氏はライトハイザー氏との会談で、
トランプ政権の関心テーマである対日貿易赤字解消をめぐって
「諸外国と比較しても日本の対米投資が最も雇用創出効果が大きい」
と強調した。

貿易協定に関しては
麻生太郎副総理兼財務相とペンス副大統領の間の日米経済対話で
引き続き協議することを確認した。


河野氏は会談後、
「FTAについて触れた。
日米の経済秩序の中でさまざまな選択肢がある」
と記者団に語った。


また、河野氏は
大統領の娘婿、クシュナー米大統領上級顧問とも会談し、
中東情勢などについて意見交換した。

クシュナー氏は、
4日まで来日していたトランプ氏の長女、イバンカ大統領補佐官の夫。

河野氏は3日にイバンカ氏と会談しており、
相次いで夫婦と別個に会談したことになる。



6日に日米首脳会談 
トランプ大統領日本は重要な同盟国だ
北朝鮮のテロ支援国家再指定も視野

2017.11.05
(www.sankei.com/politics/news/171105/plt1711050027-n1.html )

来日したトランプ米大統領(左)と安倍晋三首相=5日、埼玉県川越市の霞ケ関カンツリー倶楽部(ロイター)
来日したトランプ米大統領と安倍晋三首相
=5日
埼玉県川越市の霞ケ関カンツリー倶楽部ロイター



トランプ米大統領が5日、公式実務訪問賓客として来日した。

米空軍と航空自衛隊の施設がある横田基地(東京都福生市など)に
大統領専用機で着陸後、米兵らを前に演説し
「日本は極めて重要な同盟国だ」と述べた。

安倍晋三首相は6日午後、トランプ氏と5回目となる首脳会談に臨み、
核・ミサイル開発を続ける北朝鮮への圧力強化を改めて確認。

安倍政権が掲げる外交方針「自由で開かれたインド太平洋戦略」も議題とする。


トランプ氏の来日は大統領就任後初めて。

安倍首相は5日、官邸で
「歴史的な訪問を歓迎する。
日米同盟の絆をさらに確固たるものにしていきたい」
と記者団に語った。

「北朝鮮情勢をはじめ、国際的なさまざまな課題について、
じっくりと時間をかけて話し合いたい」とも強調した。


安倍首相はその後、霞ケ関カンツリー倶楽部(埼玉県川越市)で
トランプ氏を出迎えた。

2人で昼食をとり、男子ゴルフの松山英樹プロとともにゴルフをプレーした。

安倍首相は
「難しい話題も織り交ぜながら、ゆっくりと突っ込んだ話ができた」
と述べた。

夜は両首脳夫人を交え、都内で夕食会を開いた。


一方、トランプ氏は到着後の演説で、緊迫する北朝鮮情勢を踏まえ、
「いかなる独裁者や体制、国家も
米国の決意を侮るべきではない」
と警告した。

「われわれの自由を守るに際し、決して譲歩せず、動揺せず、ためらわない」
とも語り、
米国や同盟国を脅かす行為に対し断固たる措置をとる姿勢を強調した。


日米同盟に関しては
「米軍と自衛隊による取り組みが安全をもたらし、われわれを強くし自由にする」
と述べた。


また、トランプ氏は専用機内で記者団に対し、
北朝鮮を「テロ支援国家」に再指定するかどうかについて
「非常に近いうちに決断する」と述べた。

今回のアジア5カ国歴訪中に発表し、
北朝鮮の核放棄に向けた米国の決意を
改めて鮮明に打ち出す可能性がある。


6日の首脳会談は東京・元赤坂の迎賓館で行う。

北朝鮮情勢では、
引き続き国連安全保障理事会の制裁決議の
厳格履行に向けて取り組むことを確認する。

中国による東・南シナ海進出など地域情勢についても協議する。

両首脳はその後、北朝鮮による拉致被害者家族らと面会する。

同日午前は天皇、皇后両陛下がトランプ氏と会見される。



ゴルフで親密さを世界にアピール 
シンゾーと私は類い希な関係だ!
アジア戦略も軌を一にするか?

2017.11.06
(http://www.sankei.com/politics/news/171106/plt1711060004-n1.html )

ゴルフ場を歩く(前列左から)松山英樹選手、安倍晋三首相と、トランプ米大統領(右)=5日、埼玉県川越市の霞ケ関カンツリー倶楽部(内閣広報室提供)
ゴルフ場を歩く
前列左から松山英樹選手安倍晋三首相とトランプ米大統領
=5日埼玉県川越市の霞ケ関カンツリー倶楽部内閣広報室提供



「イッツ・ア・ビューティフルデー!」。

ようやく日本の地を踏んだトランプ米大統領は抜けるような秋空を見上げ、
安倍晋三首相にこう語りかけた。

5日午後、「霞ケ関カンツリー倶楽部」(埼玉県川越市)で行われた
日米両首脳のゴルフ会談は、
2月の米フロリダ州の「マールアラーゴ」以来2回目。

両首脳は6日の会談を控え、昼食、ゴルフ、夕食と長い時間を共にした。

北朝鮮情勢が緊迫化する中、2人は一体何を話したのか-。


米牛バーガーに舌鼓


5日正午、
大統領専用ヘリ「マリーンワン」でゴルフ場に到着したトランプ氏は
首相と握手を交わすとクラブハウスに入り、
2人で米国産牛の特製ハンバーガーに舌鼓をうった。


2月のゴルフでは、プロゴルファー、アーニー・エルス氏とともに27ホールを回った。

今回はトランプ氏の希望により、プロゴルファーの松山英樹氏が参戦したが、
長旅の直後とあって9ホールだけとなった。


トランプ氏は
「ゴルフの方が昼食よりも相手と親しくなれる。
ゴルフがなければ私のビジネスは成功しなかった」
が口癖。

2月のゴルフ会談は両首脳の親密さを世界に印象づけたが、
今回もプレー中に
2人だけで国際情勢などについて意見交換を続けたという。


両首脳の関係を決定づけたのは、
大統領就任前の昨年11月に
米ニューヨークのトランプタワーで行われた非公式会談だった。

ここで首相が国際情勢を熱心に説明したところ、
トランプ氏は首相に好感と尊敬の念を抱いたとされる。


その後、両首脳の会談は計4回、電話会談は16回に上る。

会談ではトランプ氏が首相に国際情勢に関する見解を聞くのが常となり、
最近も北朝鮮情勢についても
「シンゾーの言った通りになってきたな」と感心したように語ったという。


ワンダフルな2人


「天気もよく、トランプ大統領も私も本当に楽しい一時を過ごすことができた。
いろんな難しい話題も織り交ぜながら突っ込んだ話ができた」

ゴルフ後、首相は記者団にこう語った。


トランプ氏はツイッターに自らのショット映像を上げ、
「安倍首相と松山英樹、ワンダフルな2人と一緒にゴルフ中」
と書き込んだ。


夜はメラニア、昭恵両夫人を伴い、東京・銀座の鉄板焼き店へ。

トランプ氏は夕食の直前、記者団にこう語った。

「北朝鮮や貿易などの主要な課題で議論の真っ最中だ。
私たちは類い希な関係だ。
私たちも日米両国民も相思相愛。
これほど日米が親密だったことはない」


首相は周囲に
「詳しくは言えないが、北朝鮮などで本音の話ができた」
と明かしたという。


首相の戦略そのもの


トランプ氏が横田飛行場で行った演説も、首相との親密さを印象づけた。


「われわれは同盟諸国とともに
自由で開かれたインド太平洋地域の発展を目指す」


この発言は、首相が昨年打ち出した
「自由で開かれたインド太平洋戦略」と全く同じ。

「アジア戦略の欠如」を指摘されるトランプ氏だが、
その戦略が
日本と軌を一にする可能性が高まっている。(田北真樹子)



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