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(1318) 自然崇拝の日本(戦後教育とGHQ)その3

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皇室典範


皇室典範改正への有識者からの聴衆が29日から始まるそうですが、時代に合わせたものにして欲しいものです。


エリザベス女王だったか、昔は(戦争が日常茶飯事だったから)腕力が必要だったけど、今はもう時代が違うから、女でも務まるでしょうといった発言をされたというのを、どっかで読みました。


私もそう思う。


その後継者問題を、あたかも自分個人の家のことかと思うくらい強烈に議論している人たちの多くに見られるのが、「皇室典範では」という一文。


だから私は、それって代々天皇家に伝わる家訓みたいなものかと思ってたら、そうじゃなくて、明治政府になってから作ったのが、旧皇室典範。


そして(2)で書いたように、GHQの中の左向きの民政局が作ったのが、今現在の皇室典範。


そんなもの、ドブに捨てちまえよ!!


えっ、環境問題になるからダメ?


そもそも、あんたんちの跡継ぎ問題を、隣りの家だのなんだのがガタガタ言ったらイヤでしょ?


ましてや王様一家のことなんて、王様一家に任しときましょう。誰が跡継ぎになろうと、大きなお世話!!


と、家の跡継ぎのことだけなら、これで済むのですが、なぜ、天皇は、ローマ法王やエリザベス女王よりも位が上なのか、知ってますか?


エリザベス女王と、ローマ王法を、足したのが、天皇だからです。


日本という国家の王様というだけではなく、日本は本来、「神道」という神様があって、その祭礼を行う、つまり、神主さんの一番上が、天皇なんです。


多くの国が「国教」というのを持っていますね。日本も神道を国教と定めてもいいと思うけど、日本民族って、大昔からアバウトなのよね。なんでもかんでも、よさげなものは取り入れちゃうから、神棚があって、仏壇があって、十字架のネックレスとかしちゃって・・・えとせとら。


なぜそれでヘーキなのかというと、神道そのものが、八百万(やおよろず)の神々を称えるものだからです。


ほら、家の中にも神様がいる家が多いでしょう、山の神なんてのが!! www


太陽、月、星、山、土、木、海、湖、沼、川などなど、なんでもかんでも神様なんです。 その最高位ともいうべき「太陽」が、日本の国旗です。


御神木なんてので〆縄を巻いた木とかもあるでしょ?


どこだったか、山そのものが神様だから、特に神殿なんてのは造らないで、その山の登り口に鳥居が建ってるだけの神社もあります。


いかに日本人は自然とともに生き、自然を大切にしてきたか・・・


これとソックリなのが古代ケルトで、やはり八百万の神々を奉っていたのですが、最後のケルトの国アイルランドも、キリスト教になってしまいました。


キリスト教というのは、個人崇拝ですからね。自然を大切に、なんてのはチャンチャラ可笑しいwww


仏教もそう。イスラム教なんて尚更そう。儒教も道教もそう。多くの宗教個人を称えたり、あるいは自分の欲から生まれたものであるに対して、日本の神道は、世界中の古代宗教のまま、自然を称えるものです。


そして人間も、死んだらみんな神様になります。屍も自然に帰ることからでしょうか。


で、八百万なので、なんでもかんでも受け入れるあまり、仏教だろうと道教だろうとキリストだろうとお構いなし\(^o^)/


ここに、日本が2672年の歴史を続けてきた理由の大きなものがあるかも知れません。


その大らかな日本で、王様の後継者問題があるというのは、諸外国の思想に汚染された疑いがあるwww


その時々に臨機応変でいいじゃないですかね?


ただ、万が一、愛子さまが他家に嫁いで、その嫁ぎ先が王様になるなんてのは勘弁して貰いたい(笑)


イギリスのエリザベス女王の夫君、エディンバラ公は、いわゆるお婿さんですが、ギリシア&デンマークの王子様でした。


しかし、お婿さんに徹してますよね?


アホな庶民が、もし、ホリエモンが婿になったら、ホリエモンが天皇になるのかなんてことをホザいたことがありましたが、余りにも庶民レベルで情けなくなりました。


そりゃあね、絶対に無いとは言い切れませんが、二人が出会う場所、それぞれの価値観、そして宮内庁の調査などなどが、まるで頭にない、自分の価値観だけの発言です。


おっ、話がそっちに行きそうなので戻すと、後継者問題だけなら、皇室典範でいいかも知れませんが、公務、そしてもっと重要な祭祀という問題がありますから、庶民レベルの感覚で、男系だ、女系だ、女性だと騒ぐのは止めてもらいたいですね。


古代、祭祀を司っていたのは女性でした。 有名どころに(笑)卑弥呼なんて女性がいます。


しかし、多忙な公務を女性が行うのは容易いことではありません。


王様ということだけなら、女性の王様は珍しくありません。


その女性天皇は過去にもありましたが、女系というのは何を意味するのか。旧皇室典範では、天皇の4世(玄孫=やしゃご)までを王子・王女としています。


過去に跡継ぎがいなくて、先の天皇のひまごあたりを天皇にした歴史がありますが、先の天皇と、そのひまごは分かっていても、その間の2代については記述がありません。ひょっとして内親王が嫁いで、その子供の子供、ということだってあり得ます。


そのひまごをもらってきて養子にすることはあっても、そのひまごの家が天皇になるのは可笑しい。


それは女系とは言わず、やはり男系なのではないでしょうか。つまり、血筋というのではなく、家、そのもの。


女系というのは、皇后の家系を指し、今なら美智子妃殿下のご実家の正田家が次期天皇になることをいうのではないでしょうか?


あるいは愛子さまに婿をとって、その子供の中の女の子を跡取りにして、男の子は他家に婿に出す。


それは私の近所にあります。婿をもらった人の二人の子供の、女の子の方を跡継ぎにして、男の子は婿に出すのではなく、新宅させましたけどね。


田舎ですから、近所ではヘンな家だねえと言われたりしますが、同時に、歳とって嫁に面倒みてもらうよりは、娘の方がいいべ、なんてことも言ってます。


それはみんな思っているらしく、私は親不幸でスネをかじるだけだったというと、親類や近所の人たちが、それでもなんでも実の娘と暮らせたんだから、爺ちゃんは幸せだったと言ってくれます。たしかに嫁舅だと遠慮する所を、実の親子ならケンカしても一晩寝れば忘れてますからねw


女系のいいところはそのへんですが(笑)その女系を言うのかどうか、そのへん曖昧で、いずれにしても、これは天皇家が決めるべき問題です。


祭祀に関していえば、庶民がああだこうだと言える分野でもなし。


近年は本家・分家の区別どころか、親類縁者とのつきあいもロクにしない家庭が増えたので、その感覚で男系・女系を語られちゃうと、昔ものの私は、しばしば、うっ!と立ち止まってしまうのですw



つづくへ





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