--
天皇陛下が順調に快復に向かわれているそうで、まあ、天皇陛下に限らず誰だって、それは喜ばしいことですね。
私は不謹慎な日本人であり、しかも日頃は社会人失格者だから、
あっ!太宰治の『人間失格』ってあるじゃない。あれって、主人公はまさに人間そのもので、どこが人間失格なんだか、私にはサッパリ分からない。
いいとこのお坊ちゃんが、幼くして母を失ったとかでマザーコンプレックスで、自分ひとりじゃ意気地がなくて自殺もできないから、気のいい女を見つけちゃ、一緒に心中するんだけど、なぜか寿命があって自分だけは助かる。
そうすると、心中の責任を死んだ女にかぶせる。
そして自分はちゃっかり、いいとこの娘とお見合いなんかして結婚しちゃう。
メデタシメデタシ。
こんなものを小学校だか中学校だかの教科書に載せる文部省だかなんだかって、どんなヤツらだ!!!
しかも、人間の本質なんてこんなもんですよ、と正しく教えるならともかく、太宰なんていう、本妻やら妾やら愛人やらいてゴチャゴチャの社会人失格者を、褒め称える材料として載せてるワケでしょ?
私には絶対に理解できない世界だ(笑)
で、私はそういった意味の社会人失格者じゃないからね。まあ、ニートの引き籠りみたいなもので、この時間、まだパジャマだから、いつものパン屋さん(これが本物の小麦を使ってて凄くウマイ)が来た時は、慌ててズボンだけ取り替えて、上着を引っかけて外に出たから、いちおう、社会ってのはこういうものだというのは知ってます^^;
なんだっけ?
そうそう、そんなだから、取り立てて天皇を崇拝することもないし、日の丸の旗を飾ることもしないから、天皇が入院しようと手術をしようと、それなりの医者がついてるんだから、庶民がガタガタ騒ぐこともないと受け止めています。
それでもなんでも、天皇のニュースに限らず、何かがウマく行ったというニュースは喜ばしいことです。世の中をナナメに見たり、ひがんだりする性質じゃないですからw
しかし、中にはいるんですよね、ナナメや逆立ちや回転や後ろ向きなんかで見る性質の人たちが。
その不思議な見方を、これまた素直にそのまま鵜呑みにしちゃう人たちというのは、1コの飴に、2kmくらい連なる蟻のごとくいる。
きっと、メデタシメデタシよりは、恐ろしい妖怪物語の方が好きな人が多いってことでしょうね。人間といえどもこの宇宙に棲息する、弱肉強食の『人間失格』が本質なんだからw
つづくへ
↧
(1316) 人間といえども宇宙に棲息する生物(戦後教育とGHQ)その1
↧