METALLICA ~ Dream No More
METALLICA
『HARDWIRED... TO SELF-DESTRUCT』 (2016.11.18)
(Amazon )
パトリック・J・ブキャナン著
宮崎哲弥監訳
病むアメリカ、滅びゆく西洋
2002年12月5日 成甲書房
第十章 分断された国家
(6) 政治 (f)
中絶禁止法
中絶の全面禁止を望む国民は17~ 19% しかいない。
しかし 「中絶反対派」 はここ 5年で33% から 43% に増え、
51% の人は何らかの制限は必要だと考えている。
これだけの支持があれば連邦議会が
部分分娩中絶および出産可能時期以降の中絶全面禁止法を
成立させることは充分可能だ。
この法案は、以前 「生命」 至上主義を唱える教会の力も結集できる。
カトリック司教がカトリック議員
――民主党のドッド、ハーキン、ダシュル、ケネディ上院議員を含む――
の支持を取りつけることも可能だろう。
1930年のピウスXI世の回勅 「聖なる婚姻について」 を再度説いて――
為政者は・・・
生命の保護が・・・
義務だということを忘れてはなりません・・・
なかでもとりわけ大事にされねばならないのが胎児の命です。
医師やその他の者の手で
胎児の命を奪うことを許すような法律を作る為政者には
こう申し上げねばなりません・・・
無垢なる命を踏みにじる者には神の裁きと報復が下ると。
投票前の日曜のミサの説教にこの回勅を選ぶのもよかろう。
最高裁がミズーリの部分分娩中絶禁止法を覆したため
連邦議会は制定に及び腰になっている。
が、そろそろ議会と大統領は
憲法に賦与されたみずからの権限を行使し、
最高裁には同じく憲法に与えられた小仕切りの中に
お引き取りいただく時だ。(←wwwww)
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目 次
(http://hawkmoon269.blog.so-net.ne.jp/2016-08-15 )
日本版まえがき
序として
第一章 西洋の遺言
第二章 子供たちはどこへ消えた?
第三章 改革要項
第四章 セラピー大国はこうして生まれた
第五章 大量移民が西洋屋敷に住む日
第六章 国土回復運動 (レコンキスタ)
第七章 新たな歴史を書き込め
第八章 非キリスト教化されるアメリカ
第九章 怯える多数派
第十章 分断された国家
著者あとがき
監訳者解説
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◆ (69) 第十章 ⑥ 政治 (f) 中絶禁止法
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