METALLICA ~ Halo On Fire
METALLICA
『HARDWIRED... TO SELF-DESTRUCT』 (2016.11.18)
(Amazon )
パトリック・J・ブキャナン著
宮崎哲弥監訳
病むアメリカ、滅びゆく西洋
2002年12月5日 成甲書房
第十章 分断された国家
(6) 政治 (g)
市民のボイコット運動
モントゴメリーのバス・ボイコット運動は公民権運動の始まりだった。
NAACP のボイコットにより
企業幹部はサウスカロライナ州議会の南軍旗撤去を嘆願した。
ボイコット運動は
伝統的価値破壊者の懲らしめや、
伝統主義者の元気回復集団としても
利用できる。
バプテスト派によるディズニー・ボイコットは失敗に終わった。
ESPN、ABC、ディズニー・ワールド、
ヒストリー・チャンネル、アナハイム・エンジェルス等
何ら共通点のない各種巨大メディアに対する経済戦争は
焦点がぼやけてしまった。
とはいえこの消費者ボイコットという合法的かつ民主的武器は、
賢明な市民が対象製品を一つに絞り込んで行えば
大きな効果が期待できる。
ロナルド・レーガンはソ連への反撃開始にあたり、
NATO 軍に中央ヨーロッパを撃破させる代わりに
ちっぽけなグレナダを侵攻した。
このグレナダ戦略は使える。
どうやって?
セザール・チャベスが葡萄ボイコットを指揮して
カリフォルニア農民の権利を確立したように。
伝統主義者と共和党は一致団結して
低視聴率の敵対的テレビ番組のスポンサー製品を一つ選び
ボイコット運動を展開すること。
そのスポンサーが降りたらターゲットを別製品に変え、
同番組のスポンサーがゼロになるまで続ける。
チャベスや NAACP がうまく使えた武器だ。
われわれに使えぬはずがない。(←wwwww)
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目 次
(http://hawkmoon269.blog.so-net.ne.jp/2016-08-15 )
日本版まえがき
序として
第一章 西洋の遺言
第二章 子供たちはどこへ消えた?
第三章 改革要項
第四章 セラピー大国はこうして生まれた
第五章 大量移民が西洋屋敷に住む日
第六章 国土回復運動 (レコンキスタ)
第七章 新たな歴史を書き込め
第八章 非キリスト教化されるアメリカ
第九章 怯える多数派
第十章 分断された国家
著者あとがき
監訳者解説
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◆ (70) 第十章 ⑥ 政治 (g) 市民のボイコット運動
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