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◆ 【イラン制裁解除】 核阻止に不断の検証必要 査察に危うさ、抜け道も

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ROYAL REPUBLIC ~ This Means War (2015)



イラン制裁解除

核阻止に不断の検証必要 査察に危うさ、抜け道も
北朝鮮の
二の舞 懸念残る

2016.01.17
(http://www.sankei.com/world/news/160117/wor1601170029-n1.html )


16日、ウィーンで、対イラン制裁の解除を宣言し、笑顔を見せる
イランのザリフ外相

欧州連合
EU のモゲリーニ外交安全保障上級代表 共同



イラン核問題の包括的解決に向けた合意の履行に基づき、欧米制裁解除に踏み切った。
合意イランが核保有国になる危険性を抑えたが、その完全に摘んだわけではない
核開発疑惑の発覚から約 13年を経てたどり着いた合意が今後、後戻りしないよう不断の検証が必要だ。


米欧側は今回の合意で、秘密裏に核関連活動を進めないよう 「全ての道をふさぐ」 (オバマ米大統領)
査察体制の確立にこだわった。
米国は 1994年に米朝枠組み合意を結んだが、検証体制の不備から北朝鮮の核保有を阻止できな
かった苦い経験がある。


しかし、イランが異議申し立て規定を駆使すれば、国際原子力機関 (IAEA) の査察着手を 3週間以上
引き延ばせるなどの抜け道も残った。
核兵器の原料製造につながるインフラも温存されている。
イランは核を平和利用しているとの自らの主張に疑念を生じさせない努力が要求される。(共同)



米イラン、収監者 11人を相互釈放
ワシントン・ポスト紙支局長も
関係融和を鮮明に

2016.01.17
(http://www.sankei.com/world/news/160117/wor1601170034-n1.html )


米イラン両政府は 16日、収監者らの相互釈放に踏み切った。
イラン側は米紙支局長ら米国籍を持つ 4人を釈放米側はイラン国籍を持つ 7人を対象に釈放や
訴追の取り下げを決めた。
米イラン両国のメディアが伝えた。


核問題をめぐる対イラン制裁の解除に合わせて両国は歴史的な交換措置に合意。
米イラン関係が融和局面にあることをあらためて示した。


イラン側が釈放を決めたのは、イランで拘束されスパイ罪などに問われた米紙ワシントン・ポストの
テヘラン支局長ジェーソン・レザイアン氏ら 4人。
米側が釈放などを決めた 7人は、対イラン制裁法違反に問われていた。


相互釈放の枠組みとは別にイランは米国人学生 1 人の釈放も決めた。


イランのホシル国連大使は 16日、米イラン両国はスイスの仲介で、約 1 年間にわたり相互釈放に向け
た調整を続けてきたことを明らかにした。(共同)



米共和党、一斉に批判 トランプ氏 不公平な取引
民主・クリントン氏も 「信用しない

2016.01.17
(http://www.sankei.com/world/news/160117/wor1601170036-n1.html )


共和党のトランプ氏 AP


米欧による対イラン制裁の解除と米イラン間の収監者相互釈放について、米大統領選の共和党候補ら
は 16日、一斉に批判の声を上げた。
民主党最有力候補のクリントン前国務長官もイランへの不信感を強調してみせた。


米メディアによると、共和党指名争いで支持率首位の実業家トランプ氏は 「米側は 4人が釈放されるが、
イラン側は 7人だ」 と指摘。
制裁解除によってイランが得る経済的な恩恵にも触れ、不公平な取引だとの見方を強調した。
ルビオ上院議員は、外国人を捕らえて取引の道具とする前例になってしまう懸念に言及。
「他の国々がイランと同じことをするのを後押ししてしまう」 と批判した。


クリントン氏は声明で、イランとの核合意の履行を歓迎する一方、昨年イランが弾道ミサイルの発射実験
を行ったことを踏まえ、追加制裁が必要だとの認識を示した。
さらに 「大統領になったときは、イランを信用しない。(疑いがあれば) 検証する」 とくぎを刺した。(共同)



オバマ政権、成果を強調 世界はより安全になった
消えぬ不信論、議会は逆に制裁強化検討
サウジなども反発

2016.01.17
(http://www.sankei.com/world/news/160117/wor1601170043-n1.html )


16日、ウィーンで言葉を交わす
イランのザリフ外相
とケリー米国務長官 AP=共同



イラン核問題をめぐる最終合意に基づき同国が核開発活動の制限措置を履行したのを受け、米国が
対イラン制裁の一部解除に踏み切った。
米政府は履行で 「核兵器の脅威が減じ、世界はより安全になった」 (ケリー米国務長官) とするが、
イランが米国の思惑通りに動く保証はない


「核なき世界」 を掲げるオバマ氏にとり履行は外交成果。
イランと核開発で協力関係にある北朝鮮が 4回目の核実験に及んだ直後だけに、ケリー氏は 16日の
記者会見で 「戦争は最終手段で、常に外交を第一の選択肢にすべきということを証明した」 と胸を張った。


イランが昨年 10、11 両月に弾道ミサイル実験を行ったことで米議会では逆に制裁強化が検討されている。
米メディアによると、オバマ政権は実験を受けて制裁強化を準備したが昨年末に見送った。
これに加え、イランが米海軍小型船 2隻を拿捕 (だほ) し、米兵が謝罪する様子を公表したことで脅威論
は再燃している。


共和党のライアン下院議長は 16日、「イランは (制裁解除で) 流入する資金をテロリストに提供するだろう」
との声明を発表した。


オバマ政権にとりイスラム教スンニ派過激組織 「イスラム国」 (IS) 掃討が最優先課題。
それにはシリアのアサド政権の退陣による和平実現が不可欠と考えており、同政権を支えるイランの
協力に期待する。


ただ、最終合意がイランに一定のウラン濃縮を認めたことに米国と同盟関係にあるイスラエル、サウジ
アラビアは強く反発している。
イランがアサド政権支援を続けたり、国際原子力機関 (IAEA) の検証を欺く行為に出たりした場合、
オバマ政権が誇る 「外交」 の手に負えない正念場を迎える危険性がある。(ワシントン=加納宏幸)



中東問題



イラン、宿敵 米との合意で外交的勝利
中東情勢は一段と複雑化

2016.01.17
(http://www.sankei.com/world/news/160117/wor1601170050-n1.html )

欧米が対イラン制裁の解除に着手したことで、イランは 「宿敵」 である米国との関係改善に大きな一歩
を踏み出した。
イランにとっては外交的勝利といってよく、中東域内で存在感を強める好機となる。
一方で、イランを脅威ととらえるサウジアラビアイスラエル反発を強めるのも必至で、中東情勢
いっそう複雑さを増すことになりそうだ


「(欧米など 6カ国との) 核合意を、国の発展や福祉増進の好機としなくてはならない」。
イランのロウハニ大統領は 17日の演説でこう述べ、2013年夏の政権発足時から取り組んできた制裁
解除に向けた外交努力の成果を強調した。


豊富な天然資源を有するイスラム教シーア派大国イランは、これまでの経済制裁下でもシリアの
アサド政権
など各地のシーア派系勢力支援を続け、影響力を保持してきた。
こうした工作は、指導部の親衛隊的性格を持つ革命防衛隊が主に担ってきたとされる。


制裁解除に伴う欧米との関係改善や経済回復で、大国としての自信も深め、今後は域内外交での発言
力も強まるとみられる。


こうした事態に危機感を抱くのが、スンニ派の 盟主 を自認するサウジだ。
サウジが今月、イランとの断交に踏み切ったのは、同盟国の米国とイランが接近しつつあることへの
焦りの裏返しともいえる。
サウジは影響下にあるスンニ派勢力を糾合しイラン封じ込めを図るものとみられるが、その過程では、
シリアイエメンでのイランとの覇権争い激化も予想される。


核合意に反対し、イラン攻撃も辞さない態度を示してきたイスラエルも、イランが核兵器開発を断念して
いないとの疑念を抱く。
緊張の種は残されたままで、核合意が中東安定に寄与するかはなおも不透明だ。(カイロ=大内清)



米財務省、イランに新たな制裁
ミサイル開発に関与、11 の個人・団体に

2016.01.18
(http://www.sankei.com/world/news/160118/wor1601180004-n1.html )


米財務省は 17日、イランの弾道ミサイル開発に関与している 11 の個人と団体に新たに制裁を科すと
発表した。
ロイター通信によると、イランで拘束されていた米国人の釈放に向けた交渉を考慮し、制裁発動を 2週間
以上遅らせたという。(共同)




ROYAL REPUBLIC ロイヤル・リパブリック
(http://wmg.jp/artist/royal_republic/profile.html )

2010年に世界デビューしたスウェーデンのロックン・ロール・バンド。
ロックン・ロール男の美学 (?!) を果てしなく追及し続けるスタイル & サウンド

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