共産党が国会開会式に出席 なんと69年ぶり
天皇陛下に起立 → 頭垂れる
2016.01.04
(http://www.sankei.com/politics/news/160104/plt1601040019-n1.html )
共産党の志位和夫委員長ら同党幹部が 4日、
天皇陛下をお迎えして開かれた 『通常国会』 の 「開会式」 に出席した。
同党議員の 「開会式」 出席は昭和 22年の 『第 1 回国会』 以来。
これまでは天皇陛下のご臨席などを理由に 「開会式」 に出席していなかった。
志位氏や山下芳生書記局長らは 「開会式」 が開かれた参院本会議場の後方の座席に横並びになって着席。
天皇陛下が議場に入られると起立し、「開会のおことば」 を述べられている間は頭を下げて聞き入り、
他党の議員と同様の対応をとった。
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共産党、国会開会式に出席へ
天皇陛下ご臨席に反対の方針を転換
「アレルギー」 払拭狙う
2015.12.24
(http://www.sankei.com/politics/news/151224/plt1512240016-n1.html )
共産党の志位和夫委員長は 12月 24日、国会内で大島理森衆院議長と面会し、
2016年 1 月 4日召集の 『通常国会』 の 「開会式」 に同党議員が出席すると伝えた。
「開会式」 は天皇陛下をお迎えして開催しており、
天皇制を批判する共産党は 「憲法の天皇の 『国事行為』 から逸脱する」 として
昭和 22年以降は出席していなかったが、方針を転換した。
志位氏は面会後に記者会見し、出席の理由として、
天皇陛下の 「開会式のお言葉」 について 「儀礼的、形式的な発言が慣例として定着した」
と説明した。
「わが党が天皇制に反対する立場で欠席しているとの誤解を招いている」 とも述べ、
今後は 「開会式」 に出席した上で
「主権在民の原則にふさわしい開会式」 への改革を積極的に主張していくという。
共産党は 『安全保障関連法』 の廃止を求める野党連立政権 「国民連合政府」 構想を提案しており、
従来の対応を変えることで他党に根強い 「共産党アレルギー」 を払拭する狙いがあるとみられる。
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【高木桂一の 『ここだけ』 の話】
共産党が皇室に急接近した瞬間を激写!!
「次の狙いは佳子さまだ」
でも国歌斉唱では口を閉ざしたまま…
2015.06.16
(http://www.sankei.com/premium/news/150616/prm1506160004-n1.html )
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さる (2015年) 5月 25日に開かれた 『千鳥ケ淵戦没者墓苑拝礼式』 で、
共産党の小池晃副委員長が秋篠宮ご夫妻と同席した。
皇室への “接近” をはかる革命政党の戦略を示すものだが、
産経新聞は拝礼式での 「歴史的瞬間」 をカメラに収めた。
そこで見えたのは、共産党の隠しきれない “本性” だった。
厚生労働省が主催する 『拝礼式』 は昭和 40年から皇室の方々が臨席されて毎年開かれている。
各政党は欠かさず代表者を出席させてきたが、
共産党は昨年 (2014年) 5月 26日の 『拝礼式』 に初めて参列し、
小池氏が代表として秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さまと同席した。
共産党は皇族の方々が臨席されるため
約50年の長きにわたって 『拝礼式』 への参列を見送ってきたが、
昨年、ついに 「禁」 を破ったのだ。
これまで皇室と距離を置いてきた共産党にとっては史上初めて
能動的に皇室の方々と同じ舞台に立つという歴史的な出来事だった。
厚労省の担当者も事前に共産党から 「出席」 を伝えられ、耳を疑ったほどの “事件” だった。
このところ国政選挙で 「躍進」 を続けて意気上がる共産党だが、
志位和夫委員長ら指導部がさらなる党勢拡大に向け
「共産党イコール天皇制打倒」 のイメージを抱く多数の国民の “共産党アレルギー” を
やわらげることが不可欠だと判断していることは言うまでもない。
「機関紙 『しんぶん赤旗』 の部数は増えていないのに、選挙の得票は増えている」
と共産党関係者はいう。
従来のコアな支持層以外の有権者が共産党になびいてきているという分析だが、
“ゆるい支持層” をさらに引き寄せるには、
「普通の政党」、「大衆政党」、 といったイメージを拡散していくことがこの党の重要な戦略になっている。
皇室との距離を縮める路線はまさにその戦略に沿ったものだ。
ところが昨年 (2014年) 5月の歴史的な出来事に関して
当時は産経新聞を含めて、どのマスコミも報じることがなく、見逃してしまった。
共産党幹部に後日、
「拝礼式に取材に来ていた記者さんたちもみんな気がつかなかったねぇ…」
と皮肉を言われたほどだ。
ならば “ 1 年遅れ” ででも歴史的な現場に立ち会うしかない。
筆者は、2年連続で 『千鳥ケ淵戦没者墓苑拝礼式』 に出席した小池氏の姿を追った。
(2015年) 5月 25日正午すぎ、安倍晋三首相のほか、塩崎恭久厚労相や岸田文雄外相ら閣僚、
自民党の棚橋泰文幹事長代理、公明党の山口那津男代表、民主党の岡田克也代表、
維新の党の松野頼久代表、次世代の党の平沼赳夫党首、社民党の吉田忠智党首ら
各党代表の中に小池氏がいた。
総勢約 600人の参列者が、秋篠宮ご夫妻が到着されるのを待っていた。
やがて秋篠宮ご夫妻をお迎えし、式典が始まる。
ご夫妻と数メートル離れた位置に立った小池氏。
冒頭の 「国歌斉唱」 の際には起立していたものの、口はしっかり閉ざしたままだった。
周囲がみな 「君が代」 を斉唱するなか、ただ一人 「われ関せず」 の模様はやはり異様だった。
小池氏は 『拝礼式』 後、「君が代」 斉唱を拒否した理由について 「内心の自由だから」 と筆者に語った。
むろん 「君が代」 を国歌とすることに強硬に反対し続けている共産党の幹部としては
文字通り “レッド・ライン” なのである。
政府・与党が 「日の丸」 を国旗に、「君が代」 を国歌にそれぞれ法制化する方針を決めた
平成 11 年 3月のことだ。
いずれも容認しない共産党の不破哲三委員長 (当時) は、
「君が代」 反対の理由を党の見解としてこう表明した。
「『君が代』 という歌は、千年以上前の作者の意に反して、
明治以後、天皇の統治をたたえる歌という意味づけを与えられてきた。
『君が代は千代に八千代に』、つまり “天皇統治は永久であれ” という歌だから、
今の憲法の国民主権の原則と全く両立することはできない」
この不破見解は現在も共産党の公式な立場となっているというから、
さすがに党幹部が歌うわけにはいかない。
最近も 『赤旗』 の 「主張」 (一般の新聞の社説に相当) で
「 『君が代』 の強制 いったい誰のための式なのか」 (2015年 3月 1 日付)、
「大学と国旗・国歌 許されぬ学問と自治への介入」 (同 5月 4日付)
と、「君が代」 への拒絶を叫び続けている。
共産党の皇室戦略転換の大きな胎動となったのは、平成 16年 1 月の 「第 23回党大会」 だ。
昭和 36年の 「第 8 回党大会」 で
採択した党の基本的文書である綱領 (いわゆる 「宮本綱領」 ) を全面改定し、
天皇制について 「民主主義及び人間の平等の原則と両立しない」 と反対姿勢を堅持しつつも、
「君主制を廃止」 というそれまでの表現を削除した。
天皇が 「憲法上の制度であり、
その存廃は、将来、情勢が熟したときに、国民の総意によって解決されるべきもの」 と明記し、
天皇制との共存を容認した。
当時、不破氏が議長として主導したソフト・イメージ路線の象徴だった。
ある共産党関係者はこう漏らす。
「佳子さまとの “接点” がもてれば党の大きなイメージアップになる。次の狙いは佳子さまだ」
つまり国民的人気のある秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さまの公務で党幹部が同席する機会がつくれれば、
共産党にとってはメガトン級の得点になると皮算用しているのだ。
しかし計算ずくで皇室にじわじわと近寄りながら、
一方で 「天皇統治体制が永久に続くことはまかりならぬ」 と 「君が代」 をかたくなに拒否する、
この党の二重基準は何なのか。
(2015年) 5月 25日の 『千鳥ケ淵戦没者墓苑拝礼式』 で明確になったのは、
皇室を事実上利用してどれだけ 「普通の政党」 を偽装しようが、
革命政党の本質は変わらないということである。
ちなみに 「赤旗」 は翌 5月 26日付で
「千鳥ケ淵で戦没者拝礼式 小池副委員長が献花」 という見出しで記事を掲載したが、
記事では秋篠宮ご夫妻が臨席されたことには一切触れていない。
「実は 『赤旗』 編集局も
昨年 (2014年) 5月に小池氏が拝礼式に参列したことを後日知ったため記事にならなかった。
今年 (2015年) 初めて取材し記事にした」 (共産党関係者) という。
党内には 「天皇制打破」 を強硬に主張し続けている古参党員も少なくないと聞く。
“皇室への接近” は、
多くの党員が目にする機関紙への掲載をはばかる 「不都合な真実」
なのかもしれない。(政治部編集委員 高木桂一)
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◆ 皇室を政治利用って、小沢一郎が、習近平の次期首席って時に、やったっけねぇ・・・
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