RHAPSODY OF FIRE ~ Into The Legend (2015.11.20)
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RHAPSODY OF FIRE 『INTO THE LEGEND』 (2016.01.13)
(Amazon )
パトリック・J・ブキャナン著/河内隆弥訳
超大国の自殺
―アメリカは2025年まで生き延びるか?―
2012年11月5日発行 幻冬舎
【パトリック・J・ブキャナン】
アメリカの政治評論家、作家、コラムニスト、TV コメンテーター、政治家。
1938年ワシントン DC 生まれ。
ニクソン、フォード、レーガンそれぞれの大統領のシニア・アドバイザーをつとめる。
自身も 1992年、1996年の大統領選に共和党候補として予備選挙に立候補。
日本語版への序文
『超大国の自殺 ―アメリカは、2025年まで生き延びるか?―』 が、日本で出版されると聞いてうれしく思っている。
なぜなら、この本の各章で明らかにした、わたしの国、アメリカ合衆国に起きている宗教的、文化的、経済的な変化の数々は、日本に直接の衝撃をおよぼすだろうからである。
そして日本は、合衆国と西洋諸国の本来の住民を悩ます不吉な人口減退― 国々の基本的特質に革命的な変貌をもたらす危機 ― に、より切迫したかたちで直面している。
この本に詳述された趨勢が逆転されないかぎり、またその徴候もないのだが、その趨勢は、この新しい 21世紀が終わる前に、世界の偉大な文明が死んでしまうことの前触れにほかならないのである。
わたしの本の翻訳・出版に謝意を表明する。
『超大国の自殺』 著者 パトリック・J・ブキャナン
序文 からの抜粋
信義が死ぬと、文化が、文明が、国民が死ぬ。それが進路というものである。
そして、西洋を生み出した信義が西洋において死に直面すると、ロシアの草原からカリフォルニアの海岸にいたるヨーロッパ人の末裔は途絶えはじめる。
そして第三世界が、居場所を求めて北方へ行進をはじめる。
直近の 10年間は、決定的とはいえないまでも、確実に、われらの文明が小春日和におかれていたことを証明している。
アーノルド・トインビーが書いている。
「文明は自殺によって死ぬ。殺されるわけではない」
そのとおりである。
われわれは遺産を食いつぶした放蕩息子である。
しかし、放蕩息子と違って、われわれには帰るべき家がないのである。
まえがき 分裂してゆく国家 より抜粋
国家とは何ぞや?
国民とは、共通の祖先、文化、言語をいただき、同じ神をうやまい、同じヒーローをあがめ、同じ歴史を大事にし、同じ祝日を祝い、同じ音楽、詩、美術、文学、そして同時に、リンカーンの言葉でいう、「情愛の絆・・・すべての戦場と愛国者の墓場からすべてのひとびとの心と家庭に拡がる神秘的な記憶の同調」 を共有するものではなかったか?
それが国家というものならば、われわれは、アメリカが依然として国家である、と本当に言えるだろうか?
(中略)
いまは何かが違っている。われわれが育ったアメリカはなくなった。
「神のもとに、分断されることのない一つの国家」 を顕わす一つの旗に、ともに忠誠を誓った、統合と普遍の目的は消え去った。
今日のアメリカで、人々をたがいに隔てるものは、心である。
「e pluribus unum」 (イー・プルリバス・ユーナム) ―OUT OF MANY, ONE― (多数でできた一つ) は、1776年の人々が築いた国家の標語 (モットー) である。
今日、多数はいるが、一つはどこにいるのか?
(中略)
「この国には、もはやハイフンでつなぐアメリカニズム (訳注; 〇〇系アメリカ人、という言い方) の生じる余地はない」 とセオドア・ルーズベルトは 1915年、ナイツ・オブ・アメリカ (訳注; コロンブス騎士会 = 米国の保守的なカソリックの組織) に警告した。
「この国を崩壊させ、一つの国としての統合を妨害する絶対確実な方法は、国民をたがいに、それぞれの民族性をあげつらわせ、紛糾にまかせておくことである」。
ルーズベルトが警告したことは、そのとおりになってしまった。
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◆ 意外なところから 「フランクフルト学派」 を理解する (^^;
(http://hawkmoon269.blog.so-net.ne.jp/2015-12-16 )
☆ 片岡義男著 『音楽風景』 より
☆ ワッツの暴動
☆ ブラックパンサー党
◆ 超大国の自殺
★ 国家とは何ぞや?
( )
★ 超大国の自殺 ☆ 概要 (上)
(http://hawkmoon269.blog.so-net.ne.jp/2015-12-20-1 )
★ 超大国の自殺 ☆ 概要 (下)
(http://hawkmoon269.blog.so-net.ne.jp/2015-12-21 )
◆ ここでもう一度、フランクフルト学派 (トロイの木馬革命)
(http://hawkmoon269.blog.so-net.ne.jp/2015-12-21-1 )
第6章 平等か、自由か?
( 1) 建国の父たちの信じていたもの
( 2) アメリカは平等に関心を持っていたか?
( 3) マディソン氏の沈黙
( 4) 「われわれは・・・かれらを平等にはあつかえない」
( 5) 平等について――昔と今
1963年 ― 「自由の鐘をならせ」
1965年 ― 「自由だけでは充分ではない」
( 6) 「不平等こそ自然である」
( 7) ドードー
( 8) 試験の点数を平等に
( 9) 試験成績における世界のギャップ
(10) 異端者の火刑
(11) 政治的兵器としての平等
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◆ 超大国の自殺 ☆ 国家とは何ぞや?
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