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(1504) たかが20%。されど20%

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STEVIE WONDER
Place In The Sun (1963)









「孫に独占させるな!」
メガソーラーへの進出ラッシュで
土地争奪戦の恐れ

2012.07.22
(
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120722/wec12072204000000-n1.htm)




wec12072204000000-p1[1].jpg
日本地図を見せながら
今後の計画を説明する孫社長
=7月1日、京都市伏見区




再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が始まり、発電事業の参入企業が殺到する中、
全国に11カ所の発電所を稼働させる計画を掲げた孫正義社長率いるソフトバンクが同分野では
頭ひとつ抜けた格好だ。


この“孫旋風”に負けてはいられないと、さまざまな企業が熾烈(しれつ)な競争を繰り広げており、
なかでも発電に適した広大な土地を他社に先駆けて取得するための「土地争奪戦」が激しさを増し
つつある。


孫社長が絶対の自信を持つ理由とは


「日本には未活用の土地がたくさんある。(発電所の設置を)可能な範囲で広げていきたい」


7月1日。京都市内でソフトバンクの子会社によるメガソーラー(大規模太陽光発電所)の運転開始
セレモニーが開かれ、孫社長は報道陣の前で、日本列島の地図を見せながら自信たっぷりにこう
述べた。


その地図には同日、メガソーラーの運転が開始した京都や群馬をはじめ、島根や北海道など発電
所の稼働計画がびっしりと書き込まれていた。
孫社長は、これらの計画にとどまらず、冒頭の発言にあるように、さらなる事業の拡大に意欲をみ
せた。


メガソーラー事業は、1社の意欲だけで簡単に進むものではない。
太陽光パネルを敷き詰めるための土地が必要になるからだ。
その点でも
「孫社長は土地探しにおいて、絶対の自信がある」(証券アナリスト)
という指摘がある。


太陽光パネルのメーカー関係者によると、メガソーラーに最適なのは、広大で太陽光を受けやすい
若干の傾斜がある土地。
あわせて電力会社への売電のための送電網が敷きやすい環境なども求められ、必要条件は意外
に多い。


土地は自治体などから借りるケースが多いが、好条件の土地には複数の企業が殺到することも
ある。
このため、事業を優位に進めるには「最適な場所をいち早く見つけ、他社より先立って自治体などと
交渉することが必要」(メーカー関係者)だ。


孫社長が絶対の自信を持つのは、自社の専門分野を最大限生かした情報網にある。
ソフトバンク社員によると、昨年末にはすでに国内で約200の候補地を探し出しており、
「土地探しのスピードで右に出る企業は少ない」(関係者)
という。
ただ、土地争奪戦において「孫さんに負けてはいられない」と、同分野に進出した各社とも独自の
戦略を打ち出す。


大手建設、あのコンビニも


国内の大手建設会社の中で、先陣を切って発電事業に参入した大林組は、地元の活性化や現地
企業の採用を重要視。
自治体から土地を借りて行うメガソーラー事業では、パネルの設置工事を地元の建設会社に発注
したり、小学校に環境学習の場を提供するなど地元貢献に力を注ぐ。
ある自治体関係者も
「土地を貸すのなら現地に経済効果を与えるアイデアを持つ企業を選びたい」
と打ち明ける。


太陽光パネルメーカーとしての“強み”を生かす企業も。
京セラは鹿児島のIHIの所有地を借り、国内有数の規模となる出力7万キロワットのメガソーラーを
来年中に完成させる。
「太陽光のノウハウがある当社が発電事業者をすれば成功するという評判もあり、広大な土地を貸
して一緒に組みたいという要望は多い」
と同社関係者は自信を見せる。


一方、平成26(2014)年2月末までに全国2千店に、太陽光発電の設置を決めたコンビニエンス
ストア大手のローソンは、
「土地探しには労力やコストがかかる。
自社の資産で発電事業を展開する方が効率がよい」(関係者)
という。


ビルの屋上などで大規模な発電は見込めないが、家電量販店最大手のヤマダ電機が25年3月
までに約300店の屋上に太陽光パネル設置する計画を明らかにするなど、近年は自社の設備や
商材を有効活用するケースが目立つ。
商船三井などは、甲板に768枚の太陽光パネルを敷き詰めた自動車運搬船を公開した。


どこが発電ビジネスの勝ち組となるのか。
限られた日本列島の土地で、各社の知恵比べが始まった。








太陽光発電
(Wikipedia)



日本国内で導入可能な規模、導入効果の目安


太陽光発電大きな設置面積を必要とするものの、設置場所を選ばない


日本においても、
潜在的には必要量よりも桁違いに多い設備量(7984GWp = 約8TWp分)
(註:現在の発電量の40%弱)が導入可能と見積もられている。


このため太陽光発電の導入量は、
安定電力供給電源構成上観点から決まるとされる。


そのような観点から
導入可能設備量102GWp-202GWp程度(註:10%~20%)
と言われる。






ソーラーパネル
(Wikipedia)


早急に改善されるとは思いますが、反射光で裁判になって敗訴している例(2012年04月18日)
がありますから、個人の住宅などに設置される際には、十分、お気をつけて。






日本の太陽光発電所
(Wikipedia)



北海道電力
伊達ソーラー発電所 (総出力/ 1,000kw)(運転開始/2011年06月02日)


東北電力
八戸太陽光発電所 (総出力/ 1,500kw)(運転開始/2011年12月20日)
仙台太陽光発電所 (総出力/ 2,000kw)(運転開始/2012年05月25日)
原町太陽光発電所 (総出力/ 1,000kw)(2013年着工予定/2015年開始予定)


東京電力
浮島太陽光発電所   (総出力/ 7,000kw)(運転開始/2011年08月10日)
扇島太陽光発電所   (総出力/13,000kw)(運転開始/2011年12月19日)
米倉山太陽光発電所 (総出力/10,000kw)(運転開始/2012年01月27日)


中部電力
メガソーラーいいだ発電所  (総出力/ 1,000kw)(運転開始/2011年01月28日)
メガソーラーたけとよ発電所 (総出力/ 7,500kw)(運転開始/2011年10月31日)
メガソーラーしみず発電所     (総出力/ 8,000kw)(2012年着工予定/2014年開始予定


北陸電力
志賀太陽光発電所 (総出力/ 1,000kw)(運転開始/2011年03月12日)
富山太陽光発電所 (総出力/ 1,000kw)(運転開始/2011年04月20日)
三国太陽光発電所 (総出力/ 1,000kw)(2012年09月開始予定/建設中)
珠洲太陽光発電所 (総出力/ 1,000kw)(2012年度開始予定/建設中)



関西電力
堺太陽光発電所  (総出力/10,000kw)(運転開始/2010年10月05日)
グリーンフロント堺 (総出力/18,000kw)(シャープとの共同事業で計画中)


中国電力
福山太陽光発電所 (総出力/ 3,000kw)(運転開始/2011年12月01日)
宇部太陽光発電所 (総出力/ 3,000kw)(2014年予定/計画中)


四国電力
松山太陽光発電所 (総出力/ 2,042kw)(運転開始/1996年03月21日)

   松山太陽光発電所は、
   1996年03月21日に、300kWの規模で実証研究がはじめられた後、
   2010年12月30日に1742kWの増設部分が営業運転を開始した。
   さらに2020年度までに約2,300kW分が増設されて、約4,300kWになる予定。



九州電力
メガソーラー大牟田発電所 (総出力/ 3,000kw)(運転開始/2010年11月15日)
メガソーラー大村発電所   (総出力/13,000kw)(2012年度予定/計画中)

   メガソーラー大村発電所は13,000kW分が2012年夏に着工されるが、
   2012年度中に3,000kWが運転開始し、
   2013年度中にさらに10,000kWが運転開始される予定。



沖縄電力
安部メガソーラー実証研究設備   (総出力/ 1,000kw)(運転開始/2012年03月29日)
宮古島メガソーラー実証研究設備 (総出力/ 4,000kw)(運転開始/2010年10月15日)






 その他、自治体など膨大な数なので、是非、URLを開いて見て下さい!!






なにやら東日本大震災の後に、慌てて造った感がある運転開始日がズラッと並んでいますが、
プレハブ住宅なんかとワケが違うので、計画中のものを見ても分かるように、着工から運転開始
まで約2年くらいかかります。


その前に用地の確保や近隣との調整などもあると思うので、それから逆算して計画年を考えると、
そうです、あのCO²排出削減なんてヤツですね。


運命って、しばしば皮肉ですね。もうちょっと、あとちょっと、あの大災害が後だったら、老朽化した
福島第一なんて、廃炉に向かっていたかも知れないのに・・・書き写しながら、そんな思いが込み
上げました。


さて、公共団体が着々と進めていた太陽光発電。なんだかもう、孫さんのも、家庭用のも、必要が
ない気がしてきました(^^;


しかし、原子力発電が占める発電量の割合は、全体の20%。


太陽光発電は、隅から隅まで設置しても20%。でも様々な要因で、おそらく10%程度だろうという
ことで、しかもそれが全部設置される年数は未知数だし、火力発電所も老朽化してきてるし、今後、
電気自動車なども増えていくことを考えると、原発ねぇ・・・






東京電力・米倉山太陽光発電所(山梨県甲府)
(Wikipedia)



甲府米倉山.jpg
完成した米倉山太陽光発電所。
画像の太陽光発電パネルの範囲の出力は700kwで、
発電所全体の出力1万kw中の約7パーセントに過ぎない。(2012年1月26日撮影)






甲府米倉山パネル取り付け前.jpg
パネル取り付け前の状態。南東方向を望む







人口比が全く違いますから一概には言えませんが、ノルウェーは電力のほとんどを水力発電でまか
なっています。あるいはアイスランドのように、地熱発電でまかなっている国もある。


日本も山国で水も豊かですから、水力発電をもっと増やせそうですし、環太平洋火山帯の上にある
のですから、地熱発電も大々的に出来そうです。


でも、必ず、環境団体などが取り囲んで反対して思うように出来ない。


この米倉山発電所の写真を見て、コンクリートから人へ、だとか、自然破壊だとか、そういった活動
団体は何も言ってないのだろうかと、ちょっと気になりました。


この米倉山発電所は、元々がバブル期の開発予定地だったのが、バブルがはじけて放置されて
いた場所だそうで、そうでなければ宅地や工場になっていたでしょうから、似たような光景だったと
は思いますが。


便利で快適な暮らしというものは、その分、何かが代償になっているのでしょうね・・・







photo1[1].jpg


JAXA「イカロス」(IKAROS=小型ソーラー電力セイル実証機)
(http://www.jaxa.jp/projects/sat/ikaros/index_j.html)

   金星探査機「あかつき」と共に打ち上げられ、
   宇宙で大きく翼を広げて世界から絶賛されました。
   その後も着々と任務を遂行しているようです。

(小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」後期運用報告)☚クリック







  
   
  


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