THE LAST EMPEROR
Main Title Theme (作曲;デヴィッド・バーン) (1988)
【坂本龍一 いま、僕が思うこと】
(註:これは2011年02月28日から月1ペースで続いているコラムです)
NYで評価、日本のホスピタリティー
2012.07.21
(http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/120721/ent12072118010014-n1.htm)
どこの国に行っても、空港におりるとその国独特の文化を示すようなにおいってありますよね。
よくいわれるのが、日本はしょうゆやみそ、韓国はキムチ、インドはカレーでしょうか。
多分に先入観というかイメージの問題もあるのでしょうけど。
アメリカはなんだと思いますか?
ぼくはエアコンだと思います。
空港に着くと、轟音とともにはき出すにおいが迎えてくれます。
ニューヨークに来た当時のことをよく覚えています。
もう音にもにおいにもすっかり慣れました。
エアコンはアメリカで20世紀初めごろ発明され、生活とは切っても切れないものとなりました。
アメリカ人のおおらかさからくるのか、この国でエアコンはうるさいのが当たり前、誰も静かさなんて
求めていませんでした。
そんなアメリカの象徴の一つのような製品が、最近変わり始めています。
感じのいいレストランやカフェ、ヘアサロンに行くと、以前より静かになってきたんです。
見ると、日本製を取りつけているところが多いですね。
評価されている背景には、日本のホスピタリティーの高さがあるようです。
狭い住宅事情からくる細やかな心配りを製品化しているためか、静音性に優れていたり部屋ごと
に電源を制御できたりといった日本ならではの発想が支持され始めています。
ニューヨークの街を歩くと、ほかにも日本の行き届いた心配りがビジネスになっているところを目に
します。
日本製トイレの温水洗浄便座が海外で注目されているのは知られていますが、昨秋にはダウンタ
ウンのトレンディースポットで建築家やデザイナーらが多く事務所を構えるエリア近くに、日本の大
手住宅機器メーカーが路面店としてシックなギャラリーを開きました。
ぼくも足を運びましたが、ずらりと便器が並ぶさまは壮観です。
まとめますと、日本のホスピタリティーは、ほかの国ではいくらお金を払っても得られないんです。
デパートで買い物をするときれいにラッピングをしてくれるのもアメリカではありませんし、冷凍もの
を小分けする発想もないです。
日本では当たり前な配慮や心配りが、海外では十分な驚きであり、評価基準になっています。
最近はビジネスのうえで日本に元気がないというニュースをよく聞きますけど、いやまだまだ大丈
夫ですよ。
坂本龍一さんは7月中旬、岐阜県の飛騨地域を訪れ、古民家などを見学した。
森林率92.5%を占める高山市は林業、製材業、木工業が盛んで、森林資源を生かした循環型
社会を目指している。
坂本さんが立ち寄った割りばしメーカー「飛騨製箸」は、杉の間伐材を使って1日当たり10万膳以
上生産。
間伐材を利用することで森林保全とCO2削減に貢献しており、端材はペレットの原料に有効活用
している。
◇
〖さかもとりゅういち〗
1952年東京生まれ。東京芸大大学院修了。
1978年、(註:電子楽器を使ったポピュラー音楽バンド)YMOに参加。
1988年、映画「ラストエンペラー」で米アカデミー賞作曲賞など(註:共同で)受賞。
2006年、エイベックスグループとレーベル「commons」を共同で設立した。
2009年、仏政府から芸術文化勲章「オフィシエ」受勲。
環境・平和問題にも言及。
米ニューヨーク州在住。(註:日本には税金を払っていないw)
雨の中、
脱原発行動に1万人超
官邸前、坂本龍一さんも
2012.07.07
(http://sankei.jp.msn.com/life/news/120707/trd12070700500002-n1.htm)
毎週金曜日に開かれる
脱原発を求める首相官邸前の抗議行動が
6日も行われ、
関西電力大飯原発の再稼働反対などを訴えた。
警視庁によると、参加者は1万人以上。
音楽家の坂本龍一さんも参加、
「ニューヨークからネットで抗議活動を見ており、やっと来られました。
みんなで声を上げていきましょう」
と話した。
国会周辺では雨にもかかわらず、原発再稼働に反対するデモが行われ、
時間を追うごとにデモは激しさを増した。
警察官の壁が決壊し、デモ隊と衝突した=6日午後、東京・国会周辺
ツイッターで拡大
脱原発デモ 警備に四苦八苦
2012.07.14
(http://sankei.jp.msn.com/life/news/120714/trd12071409350001-n1.htm)
毎週金曜日に東京・永田町の首相官邸前で脱原発を訴えている抗議活動が13日も行われ、多く
の一般参加者が集まった。
インターネットの短文投稿サイト「ツイッター」の呼びかけで、予想ができない規模に拡大している抗
議活動。
今回も大きな混乱なく終わったが、中には過激派の活動家も交じっているとみられ、トラブルや事故
防止で警備に当たった警視庁は、神経をとがらせている。
■参加者数にズレ
13日の抗議活動では、参加者らが首相官邸前や周囲の歩道に長い列をつくり、プラカードなどを
掲げ、「原発ノー」と声を上げた。
主催者側から道路使用許可申請や集会・デモ申請はなく、警視庁の警察官らは、歩道に設定した
抗議エリアに参加者を誘導。最寄りの地下鉄駅周辺では出入り口を限定するなどした結果、ほぼ
事前に計画した警備の範囲内で終わった。
ただ、抗議活動は正確な参加者数の把握が難しくなるほどに規模が大きくなっており、交通事故や
トラブル防止の必要性が高まっているのは事実。
一方で、特定の団体の組織的デモとは異なるため、規模の予想は難しく、警察幹部は
「どの程度の警備が適正なのか考えさせられる。
過剰な警備になって、抗議活動の妨げになっていると誤解されてもいけない」
と話す。
今回の参加者数は、警察関係者が参加者の列の幅や長さなどから1万人程度と推計したが、警視
庁からの公式発表はなし。
先週も警察関係者が2万人超と推計したのに対し、主催者側は約15万人と異なる数字を示した。
■過激派が混入
さらに、警察当局が警戒するのが暴力的な行動をとってきた過激派。
公安関係者によると、これまでにも中核派や革マルの活動家が数十人から200人レベルで、参加
者に交じっていたのが確認されている。
抗議活動には子供連れや高齢者の姿もあり、警察幹部は
「警戒が必要」
と話した。
首相官邸前の原発再稼働反対デモに参加、
もみくちゃにされる鳩山由紀夫元首相(左)
=20日午後、東京・永田町
鳩山元首相が
脱原発デモに参加
「思いは同じ」
2012.07.20
(http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120720/stt12072019160008-n1.htm)
民主党の鳩山由紀夫元首相は20日夕、毎週金曜日に東京・永田町の首相官邸前で行われてい
る関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)再稼働に反対する抗議デモに参加した。
「皆さんの新しい民主主義の流れを大事にしなければならない。
思いは同じです。
流れを変える役割を果たしたい!」
鳩山氏はマイクを握り、声を張り上げた。
何を思ったか、
「今から官邸に思いを伝えてきます」
と唐突に宣言。
参加者から拍手で送られ官邸の門をくぐったが、野田佳彦首相は九州視察のため不在で、藤村修
官房長官が応対。
鳩山氏は
「再稼働への反対意見を首相に聞いてもらいたい」
と訴えるのがやっとだった。
政権与党の首相経験者が官邸前でデモに参加する異例の事態に、党内の多くはあぜんとするばか
り。
鳩山氏に近い議員も
「鳩山氏の目立ちたがり屋ぶりは止められない」
と嘆いた。
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(1501) 同類項/役に立つ馬鹿 Part-2
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