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★金正日が死んだら北朝鮮はどうなるか
★北朝鮮が崩壊したらどうなるか
というのがありました。
そんなニュース記事を貼ったかどうか忘れましたが、金正日が、2008年に脳卒中で倒れた時、糖尿病と心臓病を併発しているので、あと2、3年の命といった診断をされましたから、残された時間を精力的に後継者に引き継ぐ活動をしていましたね。
その精力的な活動が、死期を早めた感はありますが、それでも、一応、中国、ロシアといった最大協力国には、金正雲(=正恩)をヨロシクという挨拶が出来たし、核実験も順調だし、ミサイルもアメリカまで届くのが造れたしで、まあ、いいんじゃないですかって、何がいいんだか!!
心配されるのは、クモがまだ若いし、後継者として紹介されてから日が浅いという問題ですね。正日のスタッフの中には、当然、椅子を狙っていた者もいるだろうし、クモに教えるスタッフにしても、自分たちの都合のいいように操るということも考えられます。
そしてそういったゴタゴタが生じた場合は、難民が大挙して、地続きの中国やロシア、そして韓国、あるいは海を渡って日本に流失するでしょう。
しかしそういった問題は何処の世界でも同じことですから、私たちが心配しなくてはいけないことは、北朝鮮がどうなるか、ではなく、自分たちはどうするか、なのです。
中国もロシアも、とっくにその態勢は整えていて、なんとか難民の流出は食い止めたいと、色々な策を練っていますが、日本の場合はどうでしょうか?
その昔・・・60年くらい前ですか、朝鮮半島でゴタゴタがあった時、朝鮮難民がゴソッと日本に流出してきて住み着いちゃいましたけど、それが今現在、どれほど日本にとって重大問題を引き起こしているか。中国やロシアはちゃんと計算してます。
次のニュース記事は、今年の2月のものなので、まだ、イカン・ドンカン・スッカラカン首相の時ですが、残念がら10カ月を経て総理大臣や閣僚が総入れ替えしたといっても、そっくりこのまま使えます^^;
『北朝鮮崩壊』に
備えているか
2011.02.19
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110219/plc11021907000005-n1.htm.
南西諸島防衛に加えて、「北朝鮮崩壊」を含む、朝鮮半島危機にも備えなければならない段階にきている。
万一の場合に、菅直人首相(64)が率いる民主党政権や各政党に、きちんと対応する能力があるのかどうか。不安は募るばかりだ。
ゲーツ発言の真意は
米国のゲーツ国防長官(67)は、2月16日、米下院軍事委員会の公聴会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設について、「今春終わりごろまでの解決を望んでいる」と述べた。
これに対し菅首相は、2月17日、首相官邸で記者団に、「期限を切るということではありませんが、昨年5月28日の日米合意を踏まえて、沖縄の皆さんに誠心誠意理解を求めていくことは変わりません」と述べ、今春を期限とはしない考えを改めて示した。
民主党政権内には、春の大型連休中の、日米外務・防衛首脳会談(2プラス2)や、6月の首相の米国訪問と、普天間問題の決着の切り離しを米国は容認しているとの見方が広がっている。
今回の発言にしても、ゲーツ氏が、「沖縄(との協議)がどうなるか明確にならないと海兵隊のグアム移転を前に進められない」と議会に説明した方に、重点があるとみているようだ。
これにはゲーツ氏が、1月13日、防衛省で行った北沢俊美防衛相(72)との会談後の共同記者会見で、普天間移設について、「日本の国内事情が非常に複雑だと、米国は理解している。日本側の指導に従って、それに関しての行動をとる」と繰り返したことが、背景にある。
民主党外交安全保障調査会事務局長の長島昭久衆院議員(49)は、ツイッターで次のようにつぶやいた。
「(ゲーツ氏発言の)背景には、朝鮮半島情勢の緊迫化と、中国の動向があることは、間違いない」(1月14日)
「ようやく、普天間移設と、同盟深化の、プロセスを切り離した菅政権の努力も認めてやってはいかかでしょうか?」
「我々にとって貴重な『時間』を手に入れたということです。もちろん無限ではありませんが」(いずれも1月15日)
米韓演習のシナリオ
米統合参謀本部が、2月8日に公表した「国家軍事戦略」は、北朝鮮について、「核能力や、潜在的に不安定な権力継承は、地域の安定や、国際社会の核不拡散努力に、悪影響を与える危険性がある」と指摘した。
米軍制服組トップのマレン統合参謀本部議長(64)は、2010年12月8日、韓国軍の韓民求(ハン・ミング)合同参謀本部議長とソウルで会談し、「日米韓3国合同軍事演習」の必要性を訴えた。
異例の要請であり、日韓とも及び腰だが、両国の難しい歴史的関係を知る米軍部が、あえて持ち出したのは、よほど危機感を持っているからだろう。
2月18日から、米韓合同軍事演習が始まった。
(註: この時、日本の自衛隊からも数人、初めて、視察だけでしたが、参加しましたね)
米空母や、両軍の20万人以上の兵員が参加する大規模なものだ。
北朝鮮に、核、生物、化学兵器といった大量破壊兵器を使用させないよう、米韓両軍が対処するシナリオが新たに入った。
北朝鮮は、韓国正面の38度線に大量の兵力を貼り付けているが、中朝国境はがら空きも同然だ。
ある自衛隊幹部は、
「金正日(キムジョンイル)総書記(69)でさえ、権力掌握に長期間かかった。
後継者の三男、正恩(ジョンウン)氏(29)は若すぎるし、父親の体調からみても時間が足りず、権力継承はうまくいかない。
このままでは北に中国の傀儡(かいらい)政権が生まれ、中国軍が38度線までを支配下におくのではないか。
安全保障環境が激変する」
と懸念する。
南西方面での対応すらおぼつかない日本は、
中国の一層大きな軍事的圧力に
さらされかねない。
北朝鮮の混乱や崩壊があれば、北による大量破壊兵器の使用や拡散を防ぐため、もう一つは、北が中国の完全な影響下に入ることを防ぐため、米韓軍は38度線以北に進攻するだろう。
米海兵隊も重要な役割を果たすことになる。
起きてほしくはないこととはいえ、
★邦人救出や、
★弾道ミサイルからの国民の防護、
★難民対策、
★工作員の制圧、
★核攻撃の恫喝(どうかつ)への腹構え
など、備えるべき課題は多いが、日本の危機感は薄い。
かろうじて防衛省で、自衛隊の米軍への洋上補給が可能な範囲を、領海だけでなく、公海へ拡大する、周辺事態法の改正論が出てきた。
朝鮮有事や中台有事の際、日米同盟を維持する上でも、現周辺事態法は役立たずだからだが、崩壊間際の菅民主党政権では、何もできそうにない。
参考
(231) 永住朝鮮人。245人が49年間で42万人以上に・・・げっ!!
http://hawkmoon269.blog.so-net.ne.jp/2010-03-15-1.
(232)故郷への渇望(済州島事件)なぜ在日朝鮮人の数が多いのか
http://hawkmoon269.blog.so-net.ne.jp/2010-03-15-2.
(236) 夢とか幸せとか・・・。それを利用する存在。
http://hawkmoon269.blog.so-net.ne.jp/2010-03-17-1.
移民・難民受け入れにオープンだったアイルランドや、ニュージーランなどが、近年、相次いでシャットアウトを打ち出しています。
それらの国々は、最初は開拓地だったり、気候が悪くて国民の流出が多かったりして、人口が少ないために、移民や難民を歓迎して迎え入れていました。
ところが、それが人口過多による失業問題や、悪質な事件などが多発するようになったのです。オーストラリアやニュージーランドのような国は、地域的に、中国の影響が物凄くなってきてしまったり。
日本が済州島難民を見過ごしたのも、戦争によって人口が極端に減っていた時だからでしょうね。しかしそれが60年もすると、様々な問題へと発展し、それをまた利用して金儲けしようとするヤカラが湧いてくる・・・
そういったゴタゴタが国家間の問題に発展した時、日本には軍隊がありません。
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(1275) 日本は軍隊を持っていません。
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