さて、いよいよ、本題の、〔なぜ、今、日の丸・君が代なのか〕というものに進みましょうと言っても、もう、解りますよね。
国会議員だの官庁だの大企業だの、学校の先生だの、日本を動かしている大半の人たちが、ロクでもない教育を受けていて、それがすっかり浸透してしまったのが、この20年くらいなのです。
その前は、高校進学率も低かったですし、大学進学率なんていったら、それこそわずかでしたし、二千数百年の歴史を誇る“日本”という形を、しっかりと持っていた、明治生まれくらいまでの人たちが元気でしたから、それほどの影響もなく、抑えられてもいたものが、この20年くらいの間に、ドス黒く日本を覆ってしまったのです。
◇
1988年だったかのソウル・オリンピックの際に、アメリカの選手が1位を獲って表彰台に上がり、星条旗が掲げられてアメリカ国歌が流れた時、会場の人々は、皆、立ち上がって祝福したそうです。
ところがその中の一団だけは、座ったままで、お互いにお喋りしたりしたりしていたそうで、その様子が、TV映像によって全世界に流れてしまいました。
当然、世界中からヒンシュクをかったという、その一団こそが、修学旅行としてオリンピックを見に行った、日本の学生たちでした。
今でもそうですが、当時としては尚更、就学旅行で外国に行ったというのは、比較的余裕のある家庭の子女が行く、私立校だったと思います。
その私立学校にも、私たちの税金が投与されていました。そして、今でも、投与されているのです。私が節約して納付した税金が!!w
入学した時に、「お世話になります」。そして卒業した時には「有難う御座いました」と、一言くらいは言って欲しいところですが、納税者の一人一人に言ってるワケにもいかないので、その気持ちの代弁として、国旗を掲げて君が代くらいは歌って欲しいです。
それがイヤなら、助成金を断って、今まで貰った分は返納して下さい。☚キッパリ!!
◇
例えばイギリス。
私立校はほとんどなく、大半は公立校ですが、学校で国旗掲揚や国歌斉唱はありません。
歴史上、あの狭いイギリスが、イングランドとウェールズとスコットランドと、そして北アイルランドの4つの国に分かれていました。それが統一されたとはいっても、今でも、様々なシステムがバラバラです。
イギリスのユニオンジャックと呼ばれる国旗は、それらの国々の色を合わせたものであり、国歌に至っては、♪ 神よ、女王陛下を守りたまえ!!ですからねwww
その地域の学校の生徒が、その地域の納税者に対して、お礼や感謝を述べる対象の、代理とは成りえないのですwww
例えばアメリカ。
国土も広大ですが、世界中から一旗揚げようと集まって来た人たちで形成された国ですから、民族のルツボであり、それこそ、50州のシステムが、てんでんバラバラです。
それを1つの国家として意識する & させるためには、常に、そこいら中に星条旗を掲げて、折りあらば国歌を歌ったりしていなければなりません。当然、学校でも、校舎や教室に星条旗を飾って、時には国歌を歌ったりしています。
が、しかし、流石は自由の国ですから、国旗・国歌に敬意を払わなくても、最悪、国旗を燃やしちゃったりしても、個人の自由意思を尊重して、お咎めなし、だそうです。
が、しかし、(笑)、もし、アメリカで、自由意思でお咎めがないからと言って、実際に、人々の前で星条旗を足蹴にしたりしたら、その人の命も無いものと思ったほうがいいそうです。
つまりは、この2つの国だけでなく、
国旗・国歌に対する決めごとなどは世界各国でそれぞれにありますけれど、
どの国でも、
国旗・国歌に敬意を払う、あるいは愛するというのは、
“当り前のこと”
という前提というか、基本理念というか、常識というかが、根底にあるのだそうです。
今の日本では、どうでしょうね?
◇
太古の昔、人間は決められた土地にしか住めないなんてことはなく、より快適な場所を求めて移動していたと思いますが、限られた地球上の大地に、70億人もの人間が、ひしめく時代に向かって進んで行くうちに、個人個人の範囲が決められて来ました。
国家は家です。国旗は表札のようなものです。国歌は「こんにちわ♪」みたいなものですかね。
日本よりフランスの方がいいわ、と、フランスに住み替えたりする人にまで、日の丸を掲げて、君が代を歌えとは言いません。フランスという家に住んだら、どうぞ、三色旗という表札を掲げて、革命バンザイだかなんだかの、フランス国歌を歌って下さい。
しかし、日本という家に住んでいる間は、日の丸という表札を掲げて、君が代を歌って下さい。
ホームレス(国を持たない、さすらい人)にまで、そうしろとは言いません。
ほとんどの国で、学校では特別に教えなくても、国という家があることの安らぎ、国旗という表札を掲げることが出来る誇り、国歌という共通の言葉で話せる喜びを、親が子に、教えているそうです。
そして自分の国(=国旗・国歌)を大切に思っている人は、他人の国(=国旗・国歌)に対しても、自然と敬意を払う気持ちが持てるようになるそうです。
日本ではどうでしょうか?
反日教育としての考えでは、大東亜戦争の折りに、日の丸を日本のノボリとして掲げ、天皇を称える歌として君が代を高らかに歌いながら、外国に攻めて行った歴史があるから、そんなものはドブに捨てて、新しい国旗と国歌に変えるべきだ、ドイツだってそうしている、というものだそうです。
じゃあ、あの第二次世界大戦に限らず、太古の昔から世界中で繰り広げれつつ世界史が形成されて来た、大なり小なりの戦争の時に、自分のところの旗印も立てず、気勢も上げずに戦ったなんて歴史の国って、ありましたっけ?
ああいう人たちの理論って、バカバカしいったらありゃしないwww
ちなみにドイツは、一時期、ナチスの党旗が国旗になったことがありました。それを戦後に廃止して、再び、元の国旗に戻したのであって、新たに、ではありません。
ドイツ国旗の、あの黒・赤・金(オレンジ)の3色は、1813年のナポレオン戦争の時の、義勇軍の軍服、黒地に赤の襟、金のボタンをシンボルカラーにしたか、あるいは、神聖ローマ帝国の紋章(金地に、赤のクチバシと爪をもった、黒い鷲)に由来すると言われているそうです。
ヨーロッパの歴史の中でも、それぞれの部隊が、それぞれの紋章の旗をなびかせて戦っていたのですね。日本でも戦国時代に代表されるように、徳川の旗だの、豊臣の旗だのを掲げて、戦っています。
太古の昔から地球上の人間もまた、自然界に棲息する生物の自然の摂理として、他人や他民族などを殺し、あるいは王様を殺し、そして生き残った者たちが、現代人なのです。太平洋戦争での日本軍だけが、特別なのではありません。
外国の学校における国旗・国歌の取扱い
http://www.union-net.or.jp/cu-cap/fkokkikokka.htm
↧
(1427) なぜ、今、日の丸・君が代なのか ◇ こんにちわ!でさえ、教わらなければ言えない国、日本。
↧