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(1366)太陽を恐れるか、活用するか。 (宇宙3連発)

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2012年3月7日午前9時2分(日本時間)に発生した
X5.4太陽フレアの静止画像。
NASAのソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリー(SDO)が撮影した。






2012.03.09
太陽嵐、予想外に穏やか
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20120309002&expand#title



日本時間3月7日に発生した2つの太陽フレアに関して、
NASAは地球で最大規模の磁気嵐が発生し、
送電網、GPS、通信などに障害が出る恐れがあると警告を発した。


しかし、8日地球へ到達した太陽嵐影響予想外に穏やかだった


NASAゴダード宇宙飛行センターの
太陽宇宙物理学者アレックス・ヤング氏は、
磁場の向き原因だと指摘する。


磁気嵐は9日にかけて活発化する可能性も残っているが、
8日現在では
NOAA宇宙天気スケールの5段階のうち最も弱いG1(弱)に留まった。


「このレベルなら影響は最小限で済むだろう。
実質上何の問題も起きないはずだ」
とヤング氏は言う。
同氏は太陽観測衛星SOHOプロジェクトチームに参加している。


「太陽嵐の影響が予想外に小さかったのは、
地球の磁場衝突したときの移動方向が大きな原因だ。
地球の磁場の北から到達している」。


一方、太陽嵐、
すなわち太陽フレアに伴うコロナ質量放出(CME)が
南から飛来した場合は影響が大きくなる


CME
太陽磁場の変化に伴い
大量のプラズマ粒子が噴出する現象である。


CMEが北からやって来ると、地球の磁場との相互作用は弱まる。
「どちらの磁場も同じ向きになるからだ。
逆に太陽嵐が南から到達すれば、相互作用ははるかに大きくなる。
巨大なエネルギーが地球の磁気圏に注ぎ込まれていただろう」。





◆さらに強力な太陽嵐が到来?


今回、太陽嵐の影響は予想を下回ったが、
まだ危険を脱していないとヤング氏は警告する。


CMEを起こす爆発は通常、太陽黒点で発生する。


磁場の乱流領域である黒点は
周囲の温度(摂氏5500度)よりも低く、
摂氏3300度の領域が暗く見える。


7日に太陽フレアが発生した黒点は
太陽表面に沿って移動し、
複雑な成長を続けている。


地球方向への噴出が新たに発生する可能性が高まっているという。


「黒点はホクロと似ている。
ホクロの形が左右対称で整っていれば、まず大丈夫だ。
やっかいな問題にはならない」
とヤング氏は語る。


「黒点も複雑な形になり歪曲すれば、
内部の磁場がさらに乱れていることを意味する。
輪ゴムをぐるぐる巻いたような状態で、
いずれ小さな結び目が飛び出す。
現在私たちは黒点を監視しているが、
次第に入り組んできている。
Xクラスの太陽フレアが発生する可能性は依然として高い」。


Xクラスは最大級の太陽フレアであり、CMEの発生を伴う。
3月7日に発生した2つの太陽フレアは、大規模な方がX5.4だった。
Xクラスの中間の強度に相当する。


太陽11年周期活動を変化させており、
現在の周期中では
2011年8月9日のX6.9に次ぐ大きさだった。


もう1つのフレアの規模はX1.3で、X5.4の5分の1ほどである。


太陽活動が最も活発になる2013年の極大期前後には、
はるかに大きな太陽嵐が発生する恐れがある。


「これも正常な周期の一環だ。太陽嵐は大きくなるだろう。
深刻な影響を及ぼすかどうかは不明だが、
NASAや米国海洋大気庁(NOAA)をはじめ、
あらゆる機関が動向を監視している。
これまでよりも的確に把握できるはずだ」。






(1193) ウソを信じてマコトを否定する(2)太陽活動と彗星・小惑星
http://hawkmoon269.blog.so-net.ne.jp/2011-09-25-1









2012年03月09日
横浜で開発、日本の太陽光発電

http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2012030802&expand#title


2-solar-techno-park-japan2_46149_big[1].jpg



横浜でオープンした
太陽エネルギー発電の技術開発拠点
「ソーラーテクノパーク」。
JFEエンジニアリング社が2011年10月に公開した。


写真は
タワー集光型太陽光発電システム(CPV)の
実証プラント「ハイパーヘリオス」で、
87基のヘリオスタット(太陽追尾式ミラー)が
反射した太陽光を高さ20メートルのタワー上部に集めている。


タワー上部のレシーバーには、
2次集光レンズの後方にソーラーセルが配置されており、
直接発電を行う方式である。


セル発電効率は
従来型シリコン系太陽光パネルの2倍
約800枚の円形ミラーを搭載したヘリオスタットを
独自の形状に配置することで実現したという。


非常に高温になるレシーバーは、
鉄鋼業用の技術を応用した水循環システムで冷却している。

冷却水は循環使用するので、水量は最低限で済むという。





天文技術を活用、日本の太陽光発電
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2012030803&expand#title



3-solar-techno-park-japan2_46150_big[1].jpg



横浜でオープンした
ソーラーテクノパークのタワー集光型太陽光発電システム「ハイパーヘリオス」には、
87基ヘリオスタット(太陽追尾式ミラー)が設置されている。


80基
太陽をセンサーで感知して向きを変える円形ミラーを搭載、
7基
プログラム制御の角型平面鏡を使用する。


円形ミラー開発は、
NASAや日本の宇宙科学研究所などの納入先を持つ精密機器メーカー、
三鷹光器が担当。
ヘリオスタットには太陽望遠鏡と同じ追尾センサー技術活用されている。


JFEエンジニアリング社によると、
ミラーには保護コーティングを施しているが、
自動クリーニング装置の開発も今後必要だという。
ミラーの汚れは集光性能に大きく影響するからだ。





脱原発への期待、日本の太陽光発電
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2012030801&expand#title




1-solar-techno-park-japan2_46148_big[1].jpg



2011年3月11日に発生した東日本大震災以降、
日本では深刻な電力不足が懸念されており、
対応策として太陽エネルギー発電に再び注目が集まっている。


写真は横浜にオープンした
日本初の
太陽エネルギー技術開発拠点「ソーラーテクノパーク」。


最先端の発電システム研究が実施される。


震災で発生した福島第一原子力発電所の
甚大な原子力事故は、
世界中で原子力の安全性をめぐる議論を再燃させた。


日本でもエネルギー戦略の再検討が課題となっている。


震災前に日本で稼働していた54基の原発のうち、
定期点検を含めて現在52基が運転停止中で、
残りの2基も今春には停止する予定である。


政府や地方自治体によって再開が決まるまでは、
全て停止したままの状態が続く可能性が高い。


震災前に原子力発電が総発電量に占めていた割合は
約30%で、
日本はこの不足分を何らかの方策で賄う必要に迫られている。


しかし、
電力料金の値上げと
電力供給制限での対応は、
製造業の復旧を阻害する恐れがある。


世界第5位の鉄鋼メーカー、JFEスチール(本社東京)の
グループ企業JFEエンジニアリングは、
この状況をビジネスチャンスと捉え
「ソーラーテクノパーク」の建設を急いだ。


多量のエネルギーを消費する鉄鋼生産は、
今後も信頼性の高い電力が欠かせない。


完成は2011年10月。
太陽光発電および太陽熱発電の先端技術を開発し、
国内・海外に向けて応用することを目的としている。


横浜の臨海工業地域に沿って広がるテクノパークは
今春、総計40~60キロワットの発電量達成を目標とする。


最も目を引く設備は「ハイパーヘリオス」だ(写真)。


ヘリオスタット(太陽追尾式ミラー)を並べて
タワー(レシーバー)に集光する
タワー集光型太陽光発電システム(CPV)である。


このほかに2種類の太陽熱発電システムも開発されている。





太陽熱も研究、日本の太陽光発電
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2012030804&expand#title



4-solar-techno-park-japan2_46151_big[1].jpg



「ソーラーテクノパーク」の
タワー集光型太陽光発電(CPV)システム「ハイパーヘリオス」。


数十基の太陽追尾式ミラー「ヘリオスタット」が、
高所のレシーバーに向けて一斉に光を反射している。


この研究開発拠点では、
タワー集光型太陽熱発電(CSP)システムも開発が進んでいる。


ヘリオスタットで太陽エネルギーを集め、
高さ20メートルの
中央タワー上部に設置されたレシーバーに送る仕組みだ。


太陽光を直接電力に変換するCPVも
外見はそれほど変わらないが、
CSPのレシーバーは
集めた太陽熱で高温蒸気を発生させる。

生まれた蒸気は発電所のタービンを動かし電気を作り出す。

つまり、火力発電所や原子力発電所と同じ方式だ。


このCSPシステムは試験運用の施設で、
高価なタービンは設置されておらず、発電は行われていない。


完全稼働した場合のCSPシステムは大規模発電に適しており、
蓄熱装置を導入すれば曇天時や夜間も発電が可能になる。


ただし、ミラーで反射する太陽光を利用するので、
家庭での電力供給源として販売するより、
日差しの強い地域への技術輸出で収益をもたらす可能性が高い。


JFEエンジニアリング社では、
CPVシステムとCSPシステムの利点を組み合わせる研究にも取り組んでいる。


費用対効果と効率性に優れ、
24時間利用できる
革新的なタワー式発電システムを目指すという。






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