2011年05月29日
「朝鮮は清の属国」が教科書に復活
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110529/kor11052919410002-n1.htm
ロシアが不法占拠する北方領土・国後島を、
韓国の国会議員が訪問したのは、
2012年春から使用される中学校教科書に
韓国が不法占拠する竹島(島根県隠岐の島町)に関する記述が
増えたことへの対抗措置だそうだ。
報道されていないが、
実は中学校の教科書には、
竹島以外にも大きな記述の変化があった。
日清戦争前の朝鮮が、
「清の属国」だったという表記が、
歴史教科書に
6年ぶりに復活したのだ。
朝鮮が中国歴代王朝の属国だったというのは常識で、多くの中学校歴史教科書もそう書いてきた。
「従軍慰安婦」記述が全社に登場し、
「自虐的」と批判された平成9年(1997年)~13年(2001年)度版でも、
教育出版が、「朝鮮を属国とみなす清」と記述している。
だが、韓国に配慮して、
「属国」表記は、14年(2002年)~17年(2005年)度版を最後に
全社から姿を消していた。
18年(2006年)~23年(2011年)度版の教育出版は、
「朝鮮への支配を強めようとする清」と、「属国」を避けている。
今回検定に合格した24年(2012年)度版では、
扶桑社版を継承して
教科書改善の会(屋山太郎代表世話人)のメンバーが執筆した育鵬社版が、
「わが国が日朝修好条規で朝鮮を独立国とみなす一方、
清は、朝鮮を自らの属国とみなしていました」
「清は朝鮮の求めに応じて、
『属国を保護する』という理由で出兵しましたが」
と記述している。
(「新しい歴史教科書をつくる会」の自由社版にも
コラムに「朝鮮を属国とみている清国は」の表記がある)。
育鵬社版はさらに、
「わが国は清と下関条約を結びました。
条約には
清が朝鮮の属国ではなく、独立国であることが記されました」
「こうして、朝鮮は初めて中国から独立国と認められました」
と記述。
側注で、
「朝鮮は1897年(明治30年)、国名を大韓帝国(韓国)と改め、
朝鮮国王は大韓帝国皇帝となった」
と説明している。
日清戦争で、朝鮮が初めて独立国と認められたというのは、かなり画期的な記述だ。
日清戦争は、朝鮮の独立を助ける日本と、朝鮮を属国だと主張する清との戦いだった。
そして日本が勝った結果、朝鮮は初めて中華帝国との宗属関係を脱し、皇帝を誕生させた。
その歴史的意義を分かっているからこそ、
韓国政府は今回の教科書記述に抗議してこないのだろう。
↧
(1355)教科書採択:汚染された日本、少しづつ修正。朝鮮半島の歴史
↧