米朝首脳会談は
6月12日にシンガポールで開催
トランプ氏がツイッターで表明
2018.05.10
(http://www.sankei.com/world/news/180510/wor1805100065-n1.html )
米朝首脳会談の開催地と日程を知らせるトランプ米大統領のツイッター
トランプ米大統領は10日、自身のツイッターで、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との首脳会談が6月12日にシンガポールで開かれると明らかにした。
トランプ氏は「世界平和にとって非常に特別な機会にしたい」と表明した。
米CNNテレビは9日、米朝首脳会談について、トランプ氏がシンガポールでの開催に向け準備を進めるよう関係当局に指示したと報じていた。
トランプ氏は同日、首脳会談の日程と開催地を「3日以内に発表する」と表明。
また、自身が有力候補として挙げていた、韓国と北朝鮮の軍事境界線にある板門店での開催はなくなったと語ったことから、過去にトランプ氏が候補の一つとして言及したシンガポールが有力視されていた。
米政権内では、米朝双方と国交があり、比較的中立な第三国での開催を提唱する声が出ていた。
ポンペオ米国務長官が北朝鮮から米国に戻る機中で記者団に語ったところでは、会談は原則として1日、状況によっては2日間を予定しているという。【ワシントン=黒瀬悦成】
6月12日にシンガポールで開催
トランプ氏がツイッターで表明
2018.05.10
(http://www.sankei.com/world/news/180510/wor1805100065-n1.html )
米朝首脳会談の開催地と日程を知らせるトランプ米大統領のツイッター
トランプ米大統領は10日、自身のツイッターで、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との首脳会談が6月12日にシンガポールで開かれると明らかにした。
トランプ氏は「世界平和にとって非常に特別な機会にしたい」と表明した。
米CNNテレビは9日、米朝首脳会談について、トランプ氏がシンガポールでの開催に向け準備を進めるよう関係当局に指示したと報じていた。
トランプ氏は同日、首脳会談の日程と開催地を「3日以内に発表する」と表明。
また、自身が有力候補として挙げていた、韓国と北朝鮮の軍事境界線にある板門店での開催はなくなったと語ったことから、過去にトランプ氏が候補の一つとして言及したシンガポールが有力視されていた。
米政権内では、米朝双方と国交があり、比較的中立な第三国での開催を提唱する声が出ていた。
ポンペオ米国務長官が北朝鮮から米国に戻る機中で記者団に語ったところでは、会談は原則として1日、状況によっては2日間を予定しているという。【ワシントン=黒瀬悦成】
右の☐は「グアム」
92歳!!マハティール氏が
マレーシア首相に就任
1957年の独立後初の政権交代
2018.05.10
(http://www.sankei.com/world/news/180510/wor1805100058-n1.html )
10日、マレーシアの首都クアラルンプールで行った記者会見で、
笑顔で質問に答えるマハティール氏(AP)
9日に投開票されたマレーシア下院選(定数222、任期5年)で、
野党連合「希望連盟」を率いたマハティール元首相(92)は
10日、議席の過半数の獲得を決め、新首相に就任した。
1957年に英国から独立後、マレーシア初の政権交代を実現。
かつて22年間にわたり政権を担ったマハティール氏が、首相に返り咲いた。
中国への過度な依存からの脱却を図ることになりそうだ。
選挙管理委員会によると、
・与党連合「国民戦線」の79議席に対し、
・希望連盟は113議席を獲得。
共闘する東部サバ州の野党議席を含めると計121議席の安定多数を押さえた。
マハティール氏はかつての長期政権で、
日本の勤勉さに学ぶ「ルックイースト政策」を掲げ、
東南アジアでいち早く経済発展を成し遂げる一方、
米国と距離を置く政策を取った。
ロイター通信によると、同氏は選挙で選ばれた指導者で世界最高齢になる。
マハティール氏は10日会見し、「憲法や法の支配を尊重していく」と強調。
かつて強権をふるい敵対してきた野党と、ともに政権を担っていく姿勢を示した。
国民戦線を現職首相として率いて敗北したナジブ氏(64)も会見し、
「国民の審判を受け入れる」と敗北を認めた。
マハティール氏は 2016年、
かつて「師弟関係」にあったナジブ氏の資金流用疑惑を批判し、
最大与党の統一マレー国民組織(UMNO)を離党、
首相候補として野党連合を率いた。【クアラルンプール=吉村英輝】
マレーシア首相に就任
1957年の独立後初の政権交代
2018.05.10
(http://www.sankei.com/world/news/180510/wor1805100058-n1.html )
10日、マレーシアの首都クアラルンプールで行った記者会見で、
笑顔で質問に答えるマハティール氏(AP)
9日に投開票されたマレーシア下院選(定数222、任期5年)で、
野党連合「希望連盟」を率いたマハティール元首相(92)は
10日、議席の過半数の獲得を決め、新首相に就任した。
1957年に英国から独立後、マレーシア初の政権交代を実現。
かつて22年間にわたり政権を担ったマハティール氏が、首相に返り咲いた。
中国への過度な依存からの脱却を図ることになりそうだ。
選挙管理委員会によると、
・与党連合「国民戦線」の79議席に対し、
・希望連盟は113議席を獲得。
共闘する東部サバ州の野党議席を含めると計121議席の安定多数を押さえた。
マハティール氏はかつての長期政権で、
日本の勤勉さに学ぶ「ルックイースト政策」を掲げ、
東南アジアでいち早く経済発展を成し遂げる一方、
米国と距離を置く政策を取った。
ロイター通信によると、同氏は選挙で選ばれた指導者で世界最高齢になる。
マハティール氏は10日会見し、「憲法や法の支配を尊重していく」と強調。
かつて強権をふるい敵対してきた野党と、ともに政権を担っていく姿勢を示した。
国民戦線を現職首相として率いて敗北したナジブ氏(64)も会見し、
「国民の審判を受け入れる」と敗北を認めた。
マハティール氏は 2016年、
かつて「師弟関係」にあったナジブ氏の資金流用疑惑を批判し、
最大与党の統一マレー国民組織(UMNO)を離党、
首相候補として野党連合を率いた。【クアラルンプール=吉村英輝】
【プロフィール】
マハティール・モハマド
世界最高齢の首相誕生へ
2018.05.10
(http://www.afpbb.com/articles/-/3174113?cx_part=top_block&cx_position=5 )
マレーシアの首都クアラルンプールで記者会見を行う、
マハティール・モハマド元首相(中央)、
アンワル・イブラヒム元副首相の妻ワン・アジサ氏(左)、
民主行動党のリム・グアンエン党首(右、
2018年5月10日撮影)。(c)AFP PHOTO / ROSLAN RAHMAN
マレーシアのマハティール・モハマド元首相(92)は10日、汚職スキャンダルに苦しんだナジブ・ラザク首相に総選挙で勝ち、世界最高齢の首相になる見通しだ。
何十年にもわたり政権を担ってきた与党連合を下し、マハティール氏の政治家としてのキャリアは、誰もが想像しなかった第2幕を開けることとなった。
同氏は 1964年に医者から政治家へ転向し、1981年から22年間マレーシアの首相の座にあった。
権力乱用など批判を浴びながらも、在任期間中は東南アジアの静かな国だったマレーシアを比較的豊かな国へと変貌させた。
マハティール氏の政治の最前線への復帰は、ナジブ氏の政府系投資会社「ワン・マレーシア・デベロップメント(1MDB)」をめぐる不正資金疑惑がきっかけとなった。
ナジブ氏はマハティール氏の愛弟子だったが、汚職疑惑により不仲になっていた。
マハティール氏が、かつて自らが率いた政党を政権の座から引き下ろすため方向転換をし、首相在任中は抑えつけていた政党と協力するなど数年前は想像もできなかったことだ。
また、野党連合「希望連盟」にとっても、対立していたマハティール氏と手を組むのは賭けだった。
マハティール氏を懐かしく思う人もいる。
国民の大多数を占めるマレー系ムスリムのトップ、近代マレーシア建国の父と見なされ、経済発展に寄与したとして政策的にも信頼されていた。
一方で、人権を無視し、司法制度を弱体化させ、政敵を刑務所に送り込み、多民族国家において民族分断を悪化させたとして批判されてもいる。
敵を容赦なく攻撃することでも悪名高い。
かつては、彼が西洋による「新植民地主義」と見なした動きを批判し、欧州の人々は欲深く、戦争を挑発する性的倒錯者だと、怒りを爆発させた。
■奥の手
だが、賭けは成功した。
マハティール氏は与党連合「国民戦線」の主要なマレー系支持基盤に食い込み、都市部とマイノリティー、特に人口の 4分の1 を占める中華系の野党連合支持者に働きかけた。
選挙期間中は各地を精力的に回り、ナジブ氏の経済政策と同氏が設立した 1MDB をめぐる不正資金疑惑を批判した。
マハティール氏は、「人生で犯した最大の過ちはナジブを選んだことだ。過ちを正したい」と訴えた。
マハティール氏の政界復帰に関連し最も注目に値するのは、確執があったアンワル・イブラヒム元副首相と和解したことだ。
アンワル氏はマハティール氏の確実な後継者だとみられていたが、1998年に政治的争いにより罷免された。
その後、同性愛と権力乱用の罪で逮捕された。
人権保護団体や国際社会は、アンワル氏の有罪判決は政治的動機に基づく判断だと非難した。
アンワル氏は釈放後の 2013年、自身の率いる政党がこれまでで最高の議席を獲得した。
だがナジブ政権により、2015年再び逮捕された。
マハティール氏は、アンワル氏が釈放されたら、権力の座を譲ると明言している。(c)AFP
マハティール・モハマド
世界最高齢の首相誕生へ
2018.05.10
(http://www.afpbb.com/articles/-/3174113?cx_part=top_block&cx_position=5 )
マレーシアの首都クアラルンプールで記者会見を行う、
マハティール・モハマド元首相(中央)、
アンワル・イブラヒム元副首相の妻ワン・アジサ氏(左)、
民主行動党のリム・グアンエン党首(右、
2018年5月10日撮影)。(c)AFP PHOTO / ROSLAN RAHMAN
マレーシアのマハティール・モハマド元首相(92)は10日、汚職スキャンダルに苦しんだナジブ・ラザク首相に総選挙で勝ち、世界最高齢の首相になる見通しだ。
何十年にもわたり政権を担ってきた与党連合を下し、マハティール氏の政治家としてのキャリアは、誰もが想像しなかった第2幕を開けることとなった。
同氏は 1964年に医者から政治家へ転向し、1981年から22年間マレーシアの首相の座にあった。
権力乱用など批判を浴びながらも、在任期間中は東南アジアの静かな国だったマレーシアを比較的豊かな国へと変貌させた。
マハティール氏の政治の最前線への復帰は、ナジブ氏の政府系投資会社「ワン・マレーシア・デベロップメント(1MDB)」をめぐる不正資金疑惑がきっかけとなった。
ナジブ氏はマハティール氏の愛弟子だったが、汚職疑惑により不仲になっていた。
マハティール氏が、かつて自らが率いた政党を政権の座から引き下ろすため方向転換をし、首相在任中は抑えつけていた政党と協力するなど数年前は想像もできなかったことだ。
また、野党連合「希望連盟」にとっても、対立していたマハティール氏と手を組むのは賭けだった。
マハティール氏を懐かしく思う人もいる。
国民の大多数を占めるマレー系ムスリムのトップ、近代マレーシア建国の父と見なされ、経済発展に寄与したとして政策的にも信頼されていた。
一方で、人権を無視し、司法制度を弱体化させ、政敵を刑務所に送り込み、多民族国家において民族分断を悪化させたとして批判されてもいる。
敵を容赦なく攻撃することでも悪名高い。
かつては、彼が西洋による「新植民地主義」と見なした動きを批判し、欧州の人々は欲深く、戦争を挑発する性的倒錯者だと、怒りを爆発させた。
■奥の手
だが、賭けは成功した。
マハティール氏は与党連合「国民戦線」の主要なマレー系支持基盤に食い込み、都市部とマイノリティー、特に人口の 4分の1 を占める中華系の野党連合支持者に働きかけた。
選挙期間中は各地を精力的に回り、ナジブ氏の経済政策と同氏が設立した 1MDB をめぐる不正資金疑惑を批判した。
マハティール氏は、「人生で犯した最大の過ちはナジブを選んだことだ。過ちを正したい」と訴えた。
マハティール氏の政界復帰に関連し最も注目に値するのは、確執があったアンワル・イブラヒム元副首相と和解したことだ。
アンワル氏はマハティール氏の確実な後継者だとみられていたが、1998年に政治的争いにより罷免された。
その後、同性愛と権力乱用の罪で逮捕された。
人権保護団体や国際社会は、アンワル氏の有罪判決は政治的動機に基づく判断だと非難した。
アンワル氏は釈放後の 2013年、自身の率いる政党がこれまでで最高の議席を獲得した。
だがナジブ政権により、2015年再び逮捕された。
マハティール氏は、アンワル氏が釈放されたら、権力の座を譲ると明言している。(c)AFP