MEGADETH ~ Peace Sells (Live at Hellfest 2016)
米国の「聖域都市」とは?
トランプ大統領の移民取り締まりで注目
2017.01.27
(www.afpbb.com/articles/-/3115718 )
米ニューヨークのトランプタワー前で抗議する、
国際移民デーのデモに参加した人たち
(2016年12月18日撮影)。(c)AFP/KENA BETANCUR
ドナルド・トランプ米大統領は (1 月) 25日、
不法移民を保護している
全米各地の 「サンクチュアリシティー (聖域都市)」 に対し、
米政府として断固とした措置を取ると明言した。
聖域都市とは、
不法移民を強制送還させようとする
米連邦政府の入国管理当局への
助力・協力を拒否している自治体のことで、
都市のほか群や州なども含まれる。
ニューヨークやロサンゼルスをはじめ、
全米には約300の聖域都市がある。
聖域都市では一般的に、
警察官が
市民に接触し在留資格の有無を調べることを
許可していない。
また、
入国管理局が連行してきた不法移民の収容や、
不法滞在が疑われる移民を
釈放期日を過ぎた後も拘束下に置くことを
拒否している。
全米には
不法滞在している移民が
推計 1,100万人いるとみられ、
聖域都市の多くは
トランプ氏の当選以降、
こうした不法移民たちを
必ず守ると表明している。
■ 聖域都市が直面している現実
トランプ大統領が (1 月) 25日に署名した大統領令は、
入国管理当局への協力を拒否する都市に対し、
連邦補助金の交付を停止すると脅す内容だ。
米 CNN によれば、
たとえばニューヨーク市は
社会福祉などの事業に充当している補助金
104 億ドル (約 1 兆 2000億円) を
失うことになるという。
こうした中、聖域都市の一つとして知られてきた
フロリダ州マイアミデード郡のカルロス・ゴンザレス郡長は
(1 月) 27日、収容施設を管理する郡矯正局に対し、
トランプ大統領の命令に従い
「米国土安全保障省が要請する
不法移民の拘禁要請は
全て尊重」するよう指示した。
一方、
ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコの各市長は、
大統領令を拒否し、移民を守ると改めて誓っている。
ネバダ大学移民相談室のマイケル・ケーガン室長は、
合衆国憲法では
州や市などの地方自治体に対し、
連邦法の執行を拒否する
あらゆる権利を認めている
と説明している。(c)AFP
↧
◆ アメリカの 「聖域都市」 とは?
↧