インド空軍
フランスのラファール戦闘機選定
サルコジ大統領
「契約には技術移転も含まれる」
2012.01.31
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120131/asi12013123120004-n1.htm>
インド政府は1月31日、空軍の、旧ソ連製ミグ21の機材更新と、戦力増強のため、計画している126機の新規多目的戦闘機の購入にあたり、フランス製のラファールを選定することを決めた。
PTI通信などが伝えた。今後、フランス側との交渉に入り、最終的な価格を決定する。
ロイター通信によると、フランスのサルコジ大統領は、インド政府の決定を歓迎する声明を出した。
また、「契約には技術移転も含まれる」と語った。
フランスのラファール戦闘機
インドは、海外への武器調達依存度を抑え、国産化を目指すとともに、調達先の多角化を進めている。
特に国産化については、技術獲得のために、調達の際には共同開発や技術移転を求めている。
このため、ラファールも大半はインド国内で生産される。
インド政府は2007年に戦闘機の新規調達を発表。
規模は100億ドル~200億ドル(約7600億円~1兆5200億円)とされており、欧米などが参入を目指して激しい争奪戦を展開していた。
最近の米国との関係改善から、一時は米国勢が有力視されたものの、昨年4月、最終候補にラファールと欧州4カ国が共同開発した、ユーロファイターを選定した。
以来、ラファールとユーロファイターによる激しい売り込みが行われたが、低価格のラファールが有力視されていた。ただ、インド通貨ルピーの下落が著しいことから、価格交渉は難航するとの見方も出ている。
↧
(1386)インドも武器国産化を目指す。
↧